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「高大接続」を考える <5>

2009年07月25日 | 卯の花高校物語 2009

 高大接続テストって、本当に導入されるんでしょうか。
 どのレベルの生徒たちを対象にして、どのレベルの達成度を求めるのでしょうか。
 奥井メモによると、高大接続テストは「資格選抜制」をもたらすみたいに書いてありますが、本当にそうなるんでしょうか。私にはよくわかりません。


高大接続テスト導入がもたらすもの

(1) 高大接続テストは「資格選抜制」をもたらすのか
○ 目標準拠型の高大接続テストを導入することは、日本の大学に「資格選抜制」を取り入れようとするものなのか。大学は、「開放入学制」(2割程度)、「資格選抜制」(6割程度)、「競争選抜制」(2割程度)に種別化されていくのだろうか。
○ 「資格選抜制」とは、各大学が設定した入学要件をクリアした全員に入学を許可するもの。入学要件とは、高大接続テストの点数、高校での成績など、各大学ごとに細かく決められる。 (「大学入試の戦後史」中公新書ラクレ、中井浩一著)

(2) 8割程度の生徒たちにとって競争試験がなくなるとしたら
○ 受験対策の必要がなくなり、生徒にあった教科指導をより工夫できるようになる。
○ 各高校は、自校の教育を大学にアピールし、大学の入学要件に入れてもらうなど、大学との連携を強めるのではないか。

(3) 「競争選抜」に参加する生徒たちが少数(2割程度)になるとしたら
○ 批判的思考力や分析的論理づけ能力、問題解決能力等の育成に力点をおいた選抜が可能になるだろうか。そうすれば、高校でも、そうした能力を高める教育が進められると思う。
○ 各高校は、「競争選抜制」を行う大学の求める生徒像に合った教育が展開しやすくなる。

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