はがきのおくりもの

 思い出したくなったら、ここに帰っておいで!!!
 元気を補給したら、顔を上げて、歩いて行くんだよ!

教わるのではなく、自ら学ぶもの……

2008年09月07日 | 数学授業研究 1983

春キャベ 数学通信1983 <1>

 予習をせずに授業を受けるな!
 復習をせずに試験に臨むな!

<高校生として自覚してほしいこと>
 夏の暑い日、馬を水辺に連れて行くことはできても、馬が水を飲もうとしなければ水を飲ませることはできない。同じように、学ぼうとしない者を数学ができるようにするなんてことは無理だ。高校生なら、人にしてもらうことを望むより、自分からする道を選ぶものだ。
 学習とは人類が過去から現在まで積み上げてきた有形、無形の知恵を引きつぎ、それを発展させ、さらに一段と高いものにして後進の世代へ送り渡す行為と言えるだろう。個人としては、人類の知恵の財産を受け取り、それを消化して養分を吸収し、自分を高めていく、ということになろうか。私が自ら学ぶ態度を望むのは、自分の人生は自分で創り上げていってほしいからだ。高校時代はそうした態度を育てていく時期なのだ。

<数学の学習の上で実行すること>
1.予習
 (1) 数学ノート…公式、例題の書き写し
 (2) 計算ノート…教科書の問い、練習の予習
2.復習
 (1) 数学ノート…まちがえた問題の写し
 (2) 計算ノート…発展問題の学習

<自ら学ぶこと>
 ノートの作り方、学習の仕方を最初だけは強制する。それ以後は各自、自分のやり方を工夫してほしい。自ら学ぶためには自分自身で工夫した方法で学ばなくてはならない。

<伝言板>
 最初の数学の時間にノート(40枚以上)を2冊用意すること!!



 初めての数学の授業で配布した通信です。ちょっと堅苦しくはありませんか?

 始まりは、お互いを知ることが大事でしょう。初めからガンガンと求められては心を閉じてしまいます。20歳代の奥井は、やはり若いですねぇ。
 50歳代の奥井だったら、どんな始まりにしたでしょうねぇ。

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