姥捨て山と介護問題

2013-09-26 09:43:36 | 日記
姥捨て民話は多くあるが、史実として確認されたものはない。

老人大国に向かって突き進んでいる日本に実例が出てくるのではないか・・・。

社会保障費の増大を抑えるため、在宅介護を進めようとしているが認知を患った老人は目を離せない。
眼を離さないようにするためには、介護者は在宅で出来る仕事しかできない。
必然的にケアセンター等に預けることになる。

特養老人ホームは圧倒的に不足している。
また、高額だということで杉並区の試み伊豆に建設し経費を下げようとしているが地方のこの手の施設は圧倒的に介護士が不足している。
不足している理由は、3Kの仕事の割に賃金が低いことだ。
地方の問題は、もっと深刻である。
介護士の資格を取ると、賃金の高い都会の施設へ転職する。
そのため一層の人手不足だ。

この地方の介護施設に、フィリピン等から介護士を送り込むビジネスも芽生えつつある。

品質の差こそあれ、どうやらこうやら施設の数は賄えてくるものと思う。

しかしながら低品質の施設は、現代の姥捨て山であろう。
史実に残る姥捨て山である。

姥捨て山から救うには、家族愛しかない。
社会保障費ではない。
昔も今も同じである。

健康寿命

2013-09-19 17:45:09 | 日記
健康寿命=寿命ー介護年数 (厚労省とWHOは多少定義が違うようだが・・・)

健康寿命 男:71歳、女:73歳
寿命   男:80歳、女:86歳

私が平均であれば、東京オリンピックは介護なしで観ることができ、リニア新幹線は介護付きで乗車できると言える。
2020年騒動で、先行きの自分を重ね合わせる人は多いだろう。
具体的で解り易くもあり、「目標」を掲げ易い。

この中で問題は、介護年数である。
男9年、女13年。

この期間を短縮することが重要であろう。
周囲に負担をかけるのは勿論のこと、本人も心苦しい。
介護の仕方によっては、人間の尊厳を損なう。

介護施設の現状はどうか ?

認知症の人は、どんな処遇を受けようと訴えられない。
トイレに行く(おむつを替える)のは決まった時間しか許されない施設があるとも聞いた。
人ではなく物として扱われている。
内部告発を是非して欲しい。

個々人が努力しなければならないのは、自分で自分のことが出来なくなる期間を年単位から月単位まで減らすことだ。
そうすれば、どんなに手厚い介護を受けたとしても社会保障の仕組み(おカネ)は成り立つ。


半沢直樹

2013-09-15 16:38:06 | 仕事
会社人であれば、だれもが経験する不条理と自らの意思による対処を実行出来なかった不満の解消が高視聴率の源だろう。
30年ほど前、源氏鶏太の殆どの作品を読んだが源氏鶏太の世界とダブル。

良い意味での反骨精神は、サラリーマンとして不利益に働くことが多い。

個人的には、2つの事象を思い出す。

一つは、社内 もう一つはお客様である。

【社内】
ある重要なビジネスを失った際、翌年度の計画作成時 Head Count を 増やす案を提示したところ財務担当の専務(外国人)から却下された。
一言「日本のマーケットのことは、あなたより私の方がよく解っている!」と中学生英語で反論した。
これで、事業部長の地位を追われた。

【社外】
新しい製品を開発する前提で、お客様と契約したが予定した納期で製品が出来上がらない。
能力(性能)不足を、数で補う対応でしのぎながら製品開発を継続していたが約束したスケジュールは都度遅延する始末である。
開発はUSAで進めているが、迷惑のかけっぱなしである。
お客様の担当者から、どう頑張っても出来ない(悪いのは私の会社だが)ことを要求されるとともに対応を迫られた。
勿論、回答は出来ない。(威張る話ではないが。)
「私は、あなたよりあなたの会社を愛しています。」と回答した。
不毛の議論をするより、実質的な解を相談したい との思いからである。
勿論、この言葉に反論はなく怒からお客様の眼が真っ赤になった。
話は、これで終わりである。
東大を主席で卒業された方だが、それ以上は偉くならなかった。
偉くなっていたら、私は担当を外され 社内の地位も追われていたであろう。

サラリーマンの世界では、自己満足を得られても挫折を味わうことになる。
しかしながら、挫折は人を鍛えてくれる。
勿論、再チャレンジの機会を与えてくれる会社とそうでない会社はあるが。

東京オリンピック

2013-09-10 13:18:42 | 日記
なにはともあれ、2020年という目標が出来たことは喜ばしい事だ。

多くの日本人は、「7年後の自分」を思い浮かべたことだろう。

妻の一言に「どきっ!」とした。
「二人で、オリンピックが見れたらいいね。」

7年後は、71歳である。
70歳台は、長生きと短命の岐路だ。
短絡的に、嬉しい・楽しみだ というわけにはいかない。
健康で2020年を迎える努力が必要だ。

70歳台になった東洋の魔女は、未だに回転レシーブが出来るようだ。
回転しないまでも、転ばないよう気をつけねば。

さて、日本は・・・と言えば「7年後という縛り」は日本人には良い事だ。
もともと、長期的な計画を立てて実行していくのは苦手な民族である。

原発問題・復興問題・・・オリンピックが決まったからと言って解決したわけではない。
「縛り」の中で着々と進めざるを得ないということだ。

1964年に高校生だった団塊の世代も、もう一度7年後を見据えて生きていくことになる。

放射能汚染地下水

2013-09-06 07:33:28 | 日記
地上の汚染水はいずれ地下水まで汚染する。
自明の理である。

貯水タンクと建屋の間に井戸を掘れば汚染地下水であることも自明の理である。
山側(海と反対側)と貯水タンクの間に井戸を掘れば地下水は汚染されていない。
これも自明の理である。

但し、距離が遠くなる分範囲が拡がるだろう。
おカネと工数の問題だ。「国が対応する」で解決する。(税金ではあるが。)

マスコミも含め話・頭が単純すぎないか。

消費税 定率減税

2013-09-06 06:57:17 | 政治・マスメディア
新聞を定率減税の対象とすべき という意見書が提出された との新聞記事が載っている。
新聞だけを取り上げて定率減税を議論するのは愚の骨頂と思うが定率減税の議論はもっと盛り上がるべきだ。

ITに関わるものとして定率減税を述べさせてもらえば、「定率減税の導入は容易」である。
気の利いたシステムではすでに対応が出来ているものと思う。

理由は、すでに単品管理が定着しているので商品毎に消費税率は変わっても問題ない。
また、税率が変わることを前提にシステム化すれば税率は変数で扱われている筈である。

勿論、我田引水の攻防・不正は起こると思う。
生肉は、5%だが手が加わった(調理した)肉は10%等が決められるがその対象か否かの狭間である。
だとしても、導入すべきだろう。
TPPも同様、まず導入し運用しながら良くしていけば良い。

目先の損得の議論ではなく将来を見据えた議論だ。

生活必需品の消費税減税(3%?)も定率減税のテーマの一つだ。
増税を弱者いじめ言い張る人たちから何故減税議論が出てこない!
事の本質を解って意見を述べているのか?

健康のためなら死んでもいい

2013-09-04 15:44:35 | 日記
「健康のためなら死んでもいい」と世の中健康ブームである。
勿論、私も健康には気をつけている。

中高年のためのサプリメントが花盛りだ。
TVのコマーシャルの半分は、中高年向けである。
マーケティング戦略としては正しい。
人口が多い、お金を持っている これ以上のマーケットはない。

病は気から、健康も気から・・・と思う。
健康に良いと思うえば、どんなものでも効くだろう。
勿論、多少の効能はあるだろうが信じる者は救われる。
鼻くそ丸めてアンポンタンの世界である。

現在は、「腹八分目」を健康法と心得ている。

醒めたことを言っているが、先のことは解らない。
何年か先にはサプリメントを山のように飲んでいるかもしれない。