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トンガの海底火山噴火がもたらす日本への影響

2022-01-18 17:05:32 | 米屋の親父のつぶやき

 1月15日に発生した「トンガの海底火山大規模噴火」。

 噴煙が最大2万メートル(20キロ)近く、半径260キロにも広がっている。

 ただ、まだ収束したかどうか不明。

 

 現状で「日本への影響」が出ている。

 まず当日、気象庁は「津波の影響はない」と発表したが、翌日未明に潮位変化がみられたため「津波注意報・警報」を発令。こんなドタバタはかつてなかったのでは?

 太平洋地域において「津波研究の第一人者」を自負していたはずの「日本」。

 気象庁の宮岡一樹・地震情報企画官は、「今回の潮位変化は、地震にともない発生する通常の津波とは異なる。津波と言っていいのか分からない」として、「津波」という表現を避けた。ただ、「防災上の観点から津波警報の仕組みを使って、防災対応を呼びかけている」と述べた。

 「津波ではない」「予想外の津波」「原因は不明」などと意味不明な見解が述べられ、混乱した。

 

 結局、「空振」が潮位上昇の原因だったと。

 「空振」とは、、火山の噴火や、核実験などに伴って発生する空気中を伝わる空気振動である。圧力波の1種とされる。*Wikipedia より

 今後の「津波研究」などに生かしてもらいたい。

 

 日本への影響としては、「噴出物」が気象変化をもたらすのでは?というもの。

 1991年フィリピン・ピナトゥボ火山の噴火と似ていると。1993年の日本の「冷害」 をもたらした原因がフィリピン・ピナトゥボ火山の噴火だと結論づけられている。

 規模は同等か少し小さいかとみられているが、まだまだ不明な部分がある。

なにせピナトゥボ火山の噴火は、1年近くも続き、火山性ガスが大気中に放出され太陽光を遮った。北半球の平均気温が0.5度ほど下がったとされる。

 日本では「冷夏」となり、コメ作況指数は「著しく不良-74」、農作物の被害は過去最大規模となった。これを危惧するメディアが不安を掻き立てる。

 ただピナトゥボ火山との違いは、「南半球」で起こったということ。

 ピナトゥボ火山は、北緯15度あまり。今回のフンガ・トンガは南緯20.5度あまり。

 ピナトゥボ火山の時は、北緯25度~南緯15度に大きな影響を与えた。といっても、日本が冷害になるくらいだから世界的に影響を与えたといえる。

 今回の場合、南半球を中心として大きな影響があるとみられるが、やはり北半球・日本も警戒すべきだろう。「偏東風」の影響をうければ、豪州・NZなどに大きな影響か?

 

 米屋の親父としては、やはり93年の「冷害」のような被害は恐ろしい。

私は当時サラリーマンだったから、直接的影響を受けなかったのが幸い。もう忘れた方も多いだろうが、93年産の米不足により、タイ米の緊急輸入で大混乱した。あの時の「不適切なタイ米」を流通させた政府の責任は大きい。*この話はまたの機会で

 まずは、フンガ・トンガの噴火が収まることを祈るだけだ。


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