いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<パリパラリンピック2024> 馬術

2024-09-09 08:39:11 | パリパラリンピック2024

 「馬術」

 パラリンピックで行われる馬術は、人馬一体となった演技の正確性と芸術性を男女混合で競い合う馬場馬術競技。障がいに応じたスタイルによる、人馬一体となった演技で観客を魅了する。パラリンピックの中では唯一、採点で順位が決まる競技で、選手は馬と上手くコミュニケーションを取り、自分の障がいに応じた方法で馬を正確に操ることが求められる。
 選手は障がいの種類や程度により、5つのクラス(グレード)に分かれて競技を行い、順位を決める。競技中に選手が馬に指示を出す際は、主に手綱、鞭、鞍(腰の体重移動)、脚を駆使する。種目には、規定演技種目の個人課目(パラグランプリテストA)と団体課目(パラグランプリテストB)、自由演技課目(パラグランプリテストフリースタイル)がある。障がいによっては手綱など用具を改良し、事前に申請して許可を得ることで試合において使用することができる。

 対象障がい:肢体不自由、視覚障がい

*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/equestrian.html より

 【パリ2024パラリンピック実施種目】
 ・Mixed Individual – Grade I
 ・Mixed Individual – Grade II
 ・Mixed Individual – Grade III
 ・Mixed Individual – Grade IV
 ・Mixed Individual – Grade V
 ・Mixed Team – Open
 ・Mixed Individual Freestyle – Grade I
 ・Mixed Individual Freestyle – Grade II
 ・Mixed Individual Freestyle – Grade III
 ・Mixed Individual Freestyle – Grade IV
 ・Mixed Individual Freestyle – Grade V

*https://www.parasapo.tokyo/sports/equestrian より

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<珍しい野菜> ロッサビアンコ

2024-09-09 08:34:18 | 珍しい野菜

 「ロッサビアンコ」

*https://www.9syoku.net/view/item/000000000711 より

美味しいイタリアの伝統的品種のナスです。
肉厚でアクが少なく、クリーミーな味わいです。オイルとの相性が良く、ステーキ・揚げ物・肉詰め・グラタンなどがお薦めです。

*https://www.fujitaseed.co.jp/SHOP/K-23.html より

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< 郷土料理 > 埼玉 すみつかれ

2024-09-09 08:29:40 | 郷土料理

 「すみつかれ」

 主な伝承地域 北埼玉地域、幸手市など

 主な使用食材 ダイコン、乾燥大豆

 歴史・由来・関連行事
 「すみつかれ」は、北埼玉地域を中心としたエリアの郷土料理で、初午の行事食、冬の保存食として親しまれてきた。鬼おろしという木製のおろし器でダイコンを粗くおろしたものに、節分で余った乾燥大豆のほか、野菜や油揚げを入れて煮た料理である。新巻鮭の頭を細かく刻んで入れる地域や家庭もある。浦和や上尾などの北足立台地では「しみづかり」、加須など東部低地では「しみつかり」と呼ばれている。これらの地域に隣接する栃木県、茨城県、千葉県でも名称こそ若干異なるものの、同様の料理が作られている。

 食習の機会や時季
 2月に稲荷神社で行われるお祭り・初午の日に作る料理で、節分で使った豆を残しておき、それを使うのが特徴。赤飯やきんぴらとともにお稲荷様にお供えされる。保存食としての側面もある。

 飲食方法
 乾燥大豆をフライパンで炒り、薄皮をきれいにはずす。ダイコンは鬼おろしでおろし、油揚げは千切り、ニンジンはいちょう切りにする。鍋に具材を入れ、醤油や砂糖、だしとともに中火で1時間ほど煮込む。火を止め、そのまま味を染み込ませる。鬼おろしがなければ、角切りにしたダイコンをポリ袋に入れ、麺棒などで叩いて粗くつぶすとよい。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 家庭で一般的に作られるほか、給食などでも提供されている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/33_19_saitama.html より

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<B級ご当地グルメ> 静岡 いかメン君

2024-09-09 08:26:14 | B級ご当地グルメ

 「いかメン君」

味里のイカメンチボール(イカメン君)

イカメンチを「たこ焼き」風にアレンジした1口サイズのイカメンチ。通称「イカメン君」

 株式会社フジノネ 熱海市下多賀777

*http://ajiro-ikamenchi.jp/item.php?id=11 より

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うまいッ! NHK 「やわらか!甘〜い! ニラ〜栃木・鹿沼市〜」

2024-09-09 08:12:33 | うまいッ!NHK

 「やわらか!甘〜い! ニラ〜栃木・鹿沼市〜」 2021年2月1日

 いまだから味わえる!1番ニラ▽やわらか!甘いを生み出す驚きの技!▽ご当地グルメ!「ニラそば」▽8秒でOK!「おひたし」▽「お好み焼き」「かき揚げ」絶品!ニラ料理

 寒い時期にしか味わえないのが「1番ニラ」!やわらかくて甘いのが特徴です。タレントの野呂佳代さんが栃木県鹿沼市を取材!1番ニラを育てるためだけの0番ニラの存在を発見!そして、やわらか甘いを生む5℃~8℃に徹底管理する驚きの方法が明らかに!さらに、鹿沼市民が愛する「ニラそば」や、8秒でOK!「おひたし」。ニラが主役の「お好み焼き」や、実は甘い軸を使った「かき揚げ」まで!絶品!ニラ料理が続々登場!

*https://www.nhk.jp/p/umai/ts/P7R4N8K39M/episode/te/5RG33LYWR8/ より

 詳細不明につき、勝手に調べてみました。

*https://kanuma-nira.com/ より

 にら栽培に適した豊かな自然

 にらの栽培面積全国1位を誇る栃木県。
 その中でも鹿沼市は1960年代よりにらを栽培してきた県内有数のにらの産地です。日光連山を源流とする豊富な水資源、そして排水性と保水性を兼ね備えた「鹿沼土」がにら栽培に適しており、さらに、冬期の日照時間の長さが品質の良いおいしいにらを育んでいます。

 30日以上の栽培期間で、美味しさも瑞々しさもアップ。

 通常にらは栽培期間20日から25日に収穫しますが、かぬまにら合同会社のにらは栽培期間を30日以上かけて収穫します。日照時間が長い鹿沼の土地と日光のおいしい雪解け水でじっくり育てることで、葉がやせることなく、肉厚で、水分量の多い、一定の品質を保ったにらを提供することができます。

*https://kanuma-nira.com/ より

 今が旬!甘くて柔らかい「1番ニラ」 2021-02-02 12:21:42
 2月1日(月)のうまいッ!では栃木県鹿沼市を訪れて、この時期しか食べられない「1番ニラ」を紹介していました。

 実はニラは1つの株から、1年で6~8回収穫でき、年中食べられる食材ですが、その中でも1番最初に収穫されるのが1番ニラです。

 1番ニラは、この時期しか食べられず、甘くて柔らかいのが特徴です。

 1番ニラの甘さのヒミツは、その育て方にあります。

 まず、1番ニラを育てる前に、収穫されない0番ニラを育てるそうです。

 6月から半年かけて育てたあと、0番ニラは枯らしてしまいます。

 6月から日光を浴びて育ったニラは葉の部分に栄養を蓄えますが、寒くなり、5℃以下の寒さにあたると、葉に蓄積された糖を地中の根に戻し、蓄えます。

 そして次にできる1番ニラは、根に蓄えられた糖も養分として育つため、甘いニラになるそうです。

 番組では、農家の方が料理した1番ニラのおひたしやニラしゃぶをいただき、香りと甘みや食感のやわらかさに驚いたといったコメントをしていました。

 1番ニラでおひたしを作る場合は、茹で時間もとても短くてよく、ニラを束ねてもって、根本の方だけを沸騰して火を止めたお湯につけ5秒。その後に全体を3秒程度茹でて、引き上げて氷水で冷やして完成です。

 ニラは栄養成分も豊富です。

 アリシンという成分が豊富に含まれています。血行を良くして動脈硬化予防に良いとされ、疲労回復、滋養強壮によいビタミンB1の吸収を助ける効果もあります。

 また、生活習慣病予防、アンチエイジング効果が期待できるβカロテンも含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変わり目や皮膚の粘膜の健康を保つため感染症予防にもつながるそうです。

 さらに番組では、産地の鹿沼市のニラ料理を紹介。

 「にらそば」は、鹿沼市のご当地グルメとして、鹿沼市で複数の店舗がみられるそうです。鹿沼産のそばとニラを合わせることで、そばの風味とニラの甘みがマッチして美味しいとのこと。

 「ニラのお好み焼き」は、キャベツではなく、ニラを使ったもの。ニラの香りが楽しめます。

 「ニラの軸のかき揚げ」はニラの根元(軸)を使います。実は軸の方が葉の方よりも甘みが多く美味しいそうです。油との相性もよく、口の中に甘みが広がるとのこと。

 年中食べられるニラですが、鹿沼の1番ニラはこの季節しか食べられないので、スーパーなどで見かけたら、是非、お試しください。

*https://guutele.jp/ichioshi/index.html?t=Wk32e15#gsc.tab=0 より

 「ニラ」

 ニラ(韮・韭、学名: Allium tuberosum)は、ネギ属に属する多年草。中国原産で欧米では栽培されておらず東洋を代表する野菜である。

 名称
 『古事記』では「加美良」(かみら)、『万葉集』では「久々美良」(くくみら)、『正倉院文書』には「彌良」(みら)とそれぞれ記載されている。このように、古代においては「みら」と呼ばれていたが、院政期頃から不規則な転訛形「にら」が出現し、「みら」を駆逐して現在に至っている。近世の女房言葉に二文字(ふたもじ)がある。

 別名はフタモジ。日本の地方による方言では、フタモジ(二文字:千葉県上総地方)、ジャマ(新潟県中越地方)、ニラネギ(韮葱:静岡県、鳥取県などの一部)、コジキネブカ(乞食根深:愛知県、岐阜県の一部)、トチ(奈良県山辺郡、磯城郡)、ヘンドネブカ(遍路根深:徳島県の一部)、キリビラ(沖縄県島尻郡)、チリビラ(沖縄県那覇市)、キンピラ(沖縄県那覇市)、ンーダー(沖縄県与那国島)などがある。

 英名はチャイニーズ・チャイヴ(Chinese chive)、仏名はアイユオドラン(ail odorant)中国植物名は韮菜(きゅうさい)という。

 特徴
 多年生草本。中国原産で、広く畑に栽培されている。また、野生として空き地や道路脇や畦道や河川敷などに広く分布する。地下には横に連なった小さな鱗茎がある。株の大きさはふつう高さ30センチメートル (cm) 内外、幅20 - 30 cmに広がる。食用とする葉は線形で偏平、濃緑色。

 花期は夏(8 - 9月ころ)で、葉の間から30 - 40センチメートル (cm) ほどの1本の花茎を伸ばす。花茎の先端に、半球形の散形花序をつけ、径6 - 7ミリメートル (mm) の白い小さな花を20 - 40個も咲かせる。花弁は3枚だが、苞が3枚あり、花弁が6枚あるように見える。雄蕊(おしべ)は6本、子房は3室になっている。花後に果実を結び、熟すと割れて中から6個の黒色の小さな種を散布する。冬になると地上部のみ枯れ、春になると地上からふたたび葉を伸ばす。

 本種の原種は、中国北部からモンゴル・シベリアに自生する Allium ramosum で、3,000年以上前に栽培化されたと考えられる。この種とニラを同一種とみなす場合もある。株分けまたは種によって増やす。

 全草に独特の匂いがある。このため、禅宗などの精進料理では五葷の一つとして忌避される。匂いの原因物質は、ニンニクにも含まれている硫化アリル類の一種アリシンである。

 品種
 葉の幅が広い大葉ニラ、葉の幅が細い在来ニラに大別される。日本で栽培されるニラは、大葉のグリーンベルト系が主流となっている[13]。周年花芽ができて、薹(とう)立ちするニラの一種を「花ニラ」と称して市販されている。なお、園芸で栽培されるネギ科ハナニラ属のハナニラ(別名:イフェイオン)はニラとは別の植物である。

 大葉ニラ - 固定種で、葉の幅が広くて濃緑色。休眠が浅く、繰り返し収穫できる。
 ニューベルト - トキタ種苗が育成した品種で、葉は広幅で分蘖力が強く、連続収穫できる。丈夫に育つことから、家庭での栽培にも向いている。
 ミラクルグリーンベルト - 武蔵野種苗園が育成し、葉は広幅で肉厚、茎元が太く仕上がる高品質な品種。秋冬の葉は特に美味といわれている。
 広巾にら - タキイ種苗育成品種で、葉の幅が広く、再生力が強くて育てやすい。耐暑性・耐寒性ともに優れ、周年栽培が可能。
 テンダーポール - 花ニラ用の品種。香味野菜として、初夏から晩秋にかけて薹立ちする若い蕾のついた花茎を収穫する。
 ニラむすめ - 武蔵野種苗園が育成した花ニラ用の品種で、太くて長い花茎が次々と収穫できる。空洞が少ないうえ、甘みが強く歯触りがよい。
 栽培

 ニラは一度植えたら繰り返し収穫でき、数年栽培できる野菜である。強健で育てやすく、刈り取った後からすぐに新葉は伸び、春から夏の生育がよい4 - 9月ごろが葉の収穫期とされ、冬は休眠させるようにする。栽培に適した土壌酸度は pH 6.0 - 6.5で、栽培適温は15 - 23度、発芽適温は15 - 25度とされている。冷涼な気候を好み、休眠状態で越冬するので、耐寒性は極めて強い。栽培期間は長いので、栽培場所は条件のよい場所を選ぶことと、元肥として良質な堆肥を十分施してから苗を植える。種から育てることはできるが、初期の生育は遅く、初収穫までには半年以上かかる。種まきから1年目は収穫せずに、2年目、3年目に収穫するとよい。4 - 5年ほど繰り返し収穫も可能で、葉は1年間で4 - 5回ほど収穫することができる。一般家庭ならば、プランターを使ってニラ栽培も可能であるが、根が混み合って生育が悪くなりやすい。2年目から収穫量が増えるが、3 - 4年育てると根が混み合って葉は細くなって品質が劣ってくる。そのため、2月下旬 - 3月上旬の休眠期に掘り上げて、茎が3 - 4本つくように株元を分割して植え直すと、さらにまた収穫できるようになる。輪作年限は2年とされる。

 苗をつくる場合、畝をつくった畑に堆肥や肥料を入れて耕し、溝をつくって種を筋まきして薄く覆土する。途中、2 - 3回間引きしながら、草丈が20 - 25センチメートル (cm) になるまで育て、定植直前に根を切らないように苗を掘りとる。無病で2本に分蘖した勢いのある良苗を選んで定植する。ネギ類の連作を避け、ニラは多湿を嫌うため、石灰と堆肥、肥料などをすき込んだ水はけのよい土地に植えられる。

 苗の植え付けは春(5 - 6月)に行い、畑に植え溝を掘って株間を15 cmほどあけて、1箇所に苗2 - 4本ずつまとめて深めに定植する。植え付けした年は、収穫も追肥も行わずに、土寄せだけを行って株を大きく育てる。2年目以降、春から夏の生長期間は肥料切れを起こさないように、2週間から1か月に1回ほど追肥も行うこともある。追肥によって一度葉を勢いよく伸ばしたあと捨て刈りし、再び出てきた葉を収穫すると品質のよいものが得られる。春から初夏は、草丈25 - 30 cmになったところで葉を収穫できるようになる。収穫の目安は、地際から5 cmほど残して鎌などで刈り取るようにすると、収穫2 - 3週間後には、再び葉は伸びてくる。初秋までのあいだは繰り返し収穫できるが、夏に花茎を伸ばして蕾が出てくると葉が固くなるため、花茎を蕾のうちに早めに摘み取って株の疲れを防止するようにし、夏場の収穫は控えられる。折り取った花茎は花ニラとして食べることができる。株の勢いが弱まってきたら、古い葉や薹立ちした花茎を地上4 - 5 cmのところで刈り捨て、揃いのよい新芽を出させる。刈り取って収穫したあと、少量追肥して中耕し、勢いのよい芽を萌芽させると、2 - 3年繰り返し栽培できる。冬になると寒さで地上部が枯れたら枯れ葉を切り取り、翌春の葉の収穫を控えて、株の周辺に堆肥をまいて地下部を充実させるようにする。

 分蘖により株が大きくなって根元が混み合って、株自体が疲れてきたら株分けの時期で、株の更新を行う。3年目の4月、または9月が株分け時期の目安になる。できるだけ根を切らないように、株を根ごと掘り上げて、株元を割るように茎を2 - 3芽ずつに分けて、新しい場所に植え直して1年目の苗の植え付けと同要領にて育てていく。

 花ニラを収穫する場合は、1年目は薹立ち部分を刈り捨てて、株に勢いをつけてから翌年に収穫する。2年目からは、花茎が伸びてつぼみが膨らみかけたころに、花茎のやわかい部分から手で折り取って収穫する。取り遅れると、花茎がかたくなって、著しく品質が低下する。花茎を1年間で5 - 6回取り続けると、株が疲れてくるので、新しい株を育てておいて更新するのがよい。

 病虫害として、アブラムシやアザミウマがついたり、さび病にかかる場合がある。

 第二次世界大戦中、東京都は各家庭でカボチャをはじめとした野菜の栽培を奨励した。この際、ニラは日陰で栽培できる作物として、今まで使っていない土地でも栽培するするよう奨励した。

 生産
 日本国内の生産量は約6万トンで、全生産量の4割超を1位の高知県と2位の栃木県が占め、次いで茨城県、群馬県、宮崎県、福島県、北海道が続く。

 ニラの生育に適した温暖な気候で知られる高知県香南市や、餃子の街である栃木県宇都宮市の周辺などが主な産地として知られる。

 利用
 他のネギ属の植物と同じく古くは薬効を期待して利用された植物で、野菜としての消費が増えたのは第二次世界大戦後といわれている。中国では薬膳に、日本でも薬用に使われるなど古くから親しまれてきた緑黄色野菜で、β-カロテンの含有量が高く疲労回復や健康増進にも効果があるとされ、炒め物や卵とじなど、様々なスタミナ料理に利用されている。

 食材
 緑黄色野菜に分類される。野菜としての旬は4 - 8月とされ、茎はしっかり弾力があり、葉は鮮やかな緑色でつやがあり、葉先がしっかりして、肉厚で幅が広いものが良品とされる。 主に食材にする緑色の葉ニラのほか、花ニラ、黄ニラがある。生であると、ニラ特有の臭みがあるが、加熱すると刺激臭は和らぐ。

 葉ニラ
 一般的にニラとよばれるもの。緑の葉をそのまま食用とするものを葉ニラという。同じ株から何度も収穫できるが、最初に収穫されたものが最も味が良く、成長しすぎたものは繊維がかたい。
 黄ニラ
 遮光して栽培したものを黄ニラという。ニラの芽が出る前の根株に覆いを被せて光を制限することで軟白化したもので中華料理の食材となる。ニラモヤシともよばれている。ニラ特有の臭みが抑えられており、より柔らかく甘みがある。日本では岡山県が主産地である。
 花ニラ
 ニラの若い花茎で花ニラという。シャキッとした食感で、香りは葉ニラよりも穏やか。花ニラ専用の品種が栽培されている。日本で主に栽培されているのは、台湾から伝わったテンダーポールという栽培品種である。ハナニラ属 (Ipheion) のハナニラは別種である。
 調理

 細長くまっすぐに伸びた葉は加熱すると柔らかく、和食で汁の実や薬味、おひたし、炒め物などにするほか、中華料理や朝鮮料理によく用いられる。若い花芽も、おひたしや炒め物として食べられる。

 中華料理では、単独や他の野菜や肉と合わせた炒め物、レバーと炒め合わせた物(レバニラ炒め、またはニラレバ炒め)、焼きそば(「韭菜炒麺」)、餃子の具、ニラ饅頭(点心)、春巻き(黄ニラ)、ニラの卵とじなどがポピュラーな用途である。春節(旧正月)には、黄ニラと豚肉を使った春餅の料理を食べる。北京料理では、羊肉しゃぶしゃぶの薬味のひとつとして、ニラの花の塩漬けが用いられる。

 郷土料理では、岡山県で、黄ニラが寿司の具としても用いられる。栃木県鹿沼市などでは、蕎麦の具として茹でたニラを添えた、ニラ蕎麦がある。大分市周辺には、ニラを豚肉やキャベツとともに炒めたにら豚や、ニラを主な具とするニラチャン(ニラちゃんぽん)という麺料理がある。

 栄養
 栄養価が高く、ニンニクと並びスタミナが付く食材として利用されている。特にβ-カロテンが可食部100グラム (g) 当たり3500マイクログラム (μg) とかなり豊富で、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、リン、鉄、葉酸などの栄養素に富む。野菜にはあまり含まれることがないビタミンEも富んでいる。カロテン、ビタミンEは葉の緑が濃い部分に多く含まれる。ただし、日に当てないで育てた黄ニラの場合では、すべての栄養素で葉ニラに劣り、食物繊維だけは豊富である。

 匂い成分の硫化アリル類の一種アリシンが豚肉やレバーに多く含まれるビタミンB1と結合してその吸収を良くし、糖質の分解を促進する効果があり、代謝機能、免疫機能を高め、疲労回復に役立といわれている。アリシンはニラの根元の白い部分に多く含まれており、殺菌作用があり、血液循環を促して、新陳代謝を活発にする働きがあるとされる。

 保存
 野菜としてのニラは、すぐに傷みやすく長期保存ができない。保存するときは、根元を濡らしたペーパータオルなどで巻いて、ポリ袋に入れるかラップで包んで、冷蔵庫に入れておく。

 生薬
 全体に、ニンニクの成分であるアリインに似たアリルスルフィドという含硫化合物の精油成分を多く含む。この成分は、炎症を鎮め、汗を出して熱を下げる作用があるといわれている。ニラに含まれるアリシンは、血液を固まりにくくする働きもあり、血栓ができにくくし、脳や心臓の血管が詰まるという致命的な病気のリスクを下げる効果が期待できる。

 身体を温める薬草で、茎葉を採取して陰干しにしておいたものが韮白(きゅうはく)といって、健胃、下痢止め、滋養強壮に役立つとされる。生葉は韮菜(きゅうさい)ともよんでいる。また、9月ころ花が終わって自然落下する前の種子を採取して日干しにしたものが生薬となり、韮子(きゅうし)と呼んで、腰痛、遺精、頻尿に用い、賛育丹などに配合される。

 民間療法では、韮白を1日量10グラム、水600 ccで半量になるまで煎じて、食間に3回に分けて服用する用法が知られる。生の茎葉を汁物や味噌和え、粥や雑炊などに入れてふつうに食べても同様の効果が期待できる。風邪の初期には、茎葉を細かく刻んでそばやうどんの薬味にして食べてすぐ就寝すると、汗を出して熱を下げる発汗解熱の効果がある。下痢や頻尿のときは、乾燥した韮子(種子)を1日量3 - 10グラム、水400 - 600 ccで煎じて食間3回に分けて服用すると良いといわれている。足や腰を温めるため、頻尿や夜間尿に効果があり、尿漏れやインポテンツにもよく、しゃっくりを治すといわれている。ただし、手足がほてる人や、顔がのぼせやすい人へは、服用禁忌とされる。

 切り傷や擦り傷には、生葉や鱗茎を細かくちぎって手でもみ潰して患部につけると、止血の効果がある。

 注意点(類似の有毒植物、動物への毒性)
 類似の有毒植物
 形状や色がよく似たスイセンの葉をニラと間違えて食べ、中毒になった例がある。
 そのほか、スノーフレーク(スズランスイセン)、キツネノカミソリ、ゼフィランサス(タマスダレ)などの有毒植物とも間違われる。
 動物への毒性
 タマネギと同様にイヌやネコなどの動物が食べた場合には、アリルプロピルジスルファイドによって血液中の赤血球が破壊され、血尿、下痢、嘔吐、発熱を引き起こすことがある。
 文化
 「韮」は春の季語である。ただし、「韮の花」は夏の季語である。

 中国語では、株式で失敗した個人投資家が引退しても新たな挑戦者が出てくることを収穫しても即生えるニラに例え「割韭菜」と呼び、その他の領域でも使われるようになった。

 和名に「ニラ」を含む種
 ネギ亜科の別属にも、和名に「ニラ」を含むものがあるが、本種とは近縁ではない。

 ニラモドキ Nothoscordum bivalve
 ハタケニラ Nothoscordum fragrans
 ハナニラ Ipheion uniflorum - 先述の花ニラ(花茎とその先につく蕾の部分を食用とする野菜のニラの一種)とは区別される別種の園芸植物で食用にはできない。

*Wikipedia より

 

 「鹿沼のニラ」

 

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<料理用語-和食> 三度豆

2024-09-09 07:44:13 | 料理用語

 「三度豆」

 さやいんげんの事。三度笠ともいう。

 収穫が何度もあるためこう呼ぶ。

*https://temaeita.net/top/t2/kj/91_H/038.html より

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<異名-スポーツ選手> 危険な遊具

2024-09-09 07:41:37 | 異名

 「危険な遊具 トニ・ブランコ」

 トニ・ヘミフェア・ブランコ・カブレラ(Tony Hemiphere Blanco Cabrera, 1980年11月10日 - )は、ドミニカ共和国サンフアン州サン・フアン・デ・ラ・マグアナ出身の元プロ野球選手(内野手)。右投右打。息子のトニ・ブランコ・ジュニアもプロ野球選手。

*Wikipedia より

 危険な遊具とは、トニ・ブランコの別称である。

 ブランコが遊具であり、特大HRを打つことからこう名づけられた。

*https://dic.nicovideo.jp/a/%E5%8D%B1%E9%99%BA%E3%81%AA%E9%81%8A%E5%85%B7 より

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<慣用句・諺> 何処の馬の骨 など

2024-09-09 07:38:44 | 慣用句・諺

 「何処の馬の骨」

 身元の確かでない者をののしっていう言葉。

 

 「何処吹く風」

 自分には全く関係・関心がないというように、知らん顔をすること。

 

 「何処を押せばそんな音が出る」

 《勝手な言い分をとがめる時の言葉》何を根拠にそんな常識外れのことが言えるのか。

 

 「土砂をかけたよう」

 《土砂加持を行った砂をかけると、硬直した死体も柔らかになるというところから》態度が急に軟化するさま。ぐにゃぐにゃになるさま。

 

 「どじを踏む」

 間の抜けた失敗をする。へまをやる。

 「どじ」-《歴史的仮名遣いは、通常「どぢ」とするが、語源不明》間の抜けた失敗をすること。また、そのさま。へま。

 

*goo辞書 より

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<日本酒メーカー> 栃木 外池酒造店

2024-09-09 07:33:54 | 日本酒

 「外池酒造店」

 外池酒造店は1937年(昭和12年)創業。

 外池家の歴史を辿ると、江戸時代の1829年(文政12年)に近江商人が栃木に来て造り酒屋を創業したことに始まります。

 近江商人は、今をさかのぼること数百年前、豊臣秀吉が活躍したころ、近江の国の殿様蒲生氏郷が福島に国替えになったときに、殿様が多くの職人、商人を商工業の振興のために連れて行ったことから、関西の近江の国と関東・東北の国との間を行き来する商人が生まれたことが起源と聞いております。

 酒造りを始めた近江商人が生まれたいきさつを聞いたところによると、行商をしていた商人が米を買って、付加価値の高い酒に加工したことから始まったようです。

 1829年(文政12年)に栃木県宇都宮市で始まった造り酒屋外池荘五郎商店。

 その5男として1904年(明治37年)に生まれた外池逸五郎は、学校卒業後、家業の造り酒屋を兄と一緒に営んでいました。

 そして外池逸五郎は、1937年(昭和12年)に益子の地に分家という形で「外池酒造店」を創業。

 当初の銘柄は「八千代鶴」。しばらくして「燦爛」に変わりました。

 現在の蔵元は3代目の外池茂樹。
 日本酒以外にも米を原料とした焼酎、リキュール、どぶろくなど様々な商品を開発し、製造販売しております。

 日本酒コスメも開発し、オリジナルのブランド「蔵元美人」も全国展開しております。

 2012年からは、明日の日本酒への挑戦として新ブランド「望bo:」の製造を始めました。

 2015年からは、伝統的な酒造りの技術を学び、下野杜氏と南部杜氏の資格を持つ杜氏小野誠が先頭に立って全力で酒造りを行っております。

 2019年には日本酒の価値観・未来を見据えて本物を追求した新ブランド「外池 AUTHENTIC」の製造及び販売を始めました。

 2019年は全国新酒鑑評会6年連続金賞をはじめ、IWC、KuraMaster(フランス)等、国内外のコンテストにおいて40タイトル以上受賞しており、全米日本酒歓評会では1社だけに授与されるエメラルド賞も受賞することができました。

 また、国内外のコンテストで最も評価された酒蔵を選ぶ「2019年 世界酒蔵ランキング」では第4位をいただくことができました。

 海外輸出にも力を入れており、2023年現在17ヵ国(台湾、香港、韓国、シンガポール、ベトナム、マレーシア、イギリス、オーストリア、フランス、イタリア、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、スペイン、ブラジル)へ出荷しております。

 また、酒蔵には年間数万人が訪れ、観光酒蔵として観光地である益子町を盛り上げています。心温まるおもてなしを心がけ、お客様に日本酒の楽しさ、益子町の魅力を発信していける蔵でありたいと思っております。

 外池酒造店 栃木県芳賀郡益子町大字塙333番地1

 代表銘柄

燦爛 純米大吟醸
香りは華やかで青リンゴやカリンを思わせます。
口に含むと柔らかい甘味を感じ、嫌味のない渋みと苦みが、ほどよい酸味とバランス良く口の中に広がり、ふくよかな味わいの余韻が続きます。

山田錦の上質な旨味と、エレガントな香りのハーモニーをお楽しみください。

これだけで主役になりますが、白身魚の刺身、フルーツサラダ、アヴォカドのサラダ、冷たいクリームスープ、パルマハムなどとペアリングして飲むのもおすすめです。

10度程度でスッキリとした清涼感があり、15~20度くらいの常温では甘味が広がります。

アルコール分 16 度
使用米 栃木県産「山田錦」・精米歩合38%
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
おいしいお召し上がり方 少し冷やして
保存方法 冷暗所

外池AUTHENTIC 大吟醸 袋吊り雫酒
日本酒の新しい価値観・未来を見据えて本物(AUTHENTIC)を追求して醸した逸品。

果物を思わせる華やかな香り。とろみのある旨さが口の中に広がります。
甘味のある芳醇さとキレのある後味に仕上げました。酒米は兵庫県産山田錦。

深みのある味わいで、淡泊な料理とともに是非お飲みください。白身魚の刺身や、カマンベールチーズなどもおすすめです。

5℃~10℃くらいに冷やしてお飲みください。

☆令和2年 第101回南部杜氏自醸清酒鑑評会 吟醸の部 優等賞☆

原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
精米歩合:38%
アルコール分:18度
保存方法:冷暗所


望(bo:)は、未来の日本酒への挑戦。
「望」は、爪先立って遠くに目をやることで、嗜好品としての日本酒、文化としての日本酒など明日の日本酒への挑戦として立ち上げた新コンセプトの日本酒ブランド。
遥か遠くを見渡せるような、すがすがしい透明感と、淡麗かつ芳醇なまあるい甘みがクセになる美味しさは、きっと誰もが気に入ってくれるはず。
また、ルビの「bo:」(ぼう)は「buono(美味しい)」という意味にも。
望シリーズはすべて無濾過でアルコール16度の原酒。そしてアルコール添加をしない純米酒。どれも食中酒にふさわしく、酸のキレがある味わいが特徴的。
そして、ラベルの書は、墨の魔術師と呼ばれ、東洋の伝統的書法である“墨”芸術の書を基盤として、最もそれを現代的に表現する日本でも唯一の作家である金田石城さんに書いていただきました。

望(bo:)は、流通限定商品です。

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<パリ五輪2024> メダリスト 開心那

2024-09-09 07:27:19 | パリ五輪2024

 「開心那」 銀-スケートボード・女子パーク

南国好きの母が「ココナツ」から名付けた。

*https://www.sankei.com/paris2024/medalist/?qrkydog_paris2024_page=PROFILE-1902075-------------------- より

 開 心那(ひらき ここな、2008年8月26日 - )は、日本のスケートボーダー。

 WHYDAH GROUP所属。

*Wikipedia より

 

 東京五輪12歳で銀の開心那 身長22cm伸びスーパーモデル級スタイルに 急成長にフジアナも驚く 6/13(木) 19:47配信 デイリースポーツ

 フジテレビ・今湊敬樹アナウンサーが13日までにSNSを更新。東京五輪スケートボード女子パークで銀メダルを獲得した開心那(ひらき・ここな)(15)の成長ぶりに驚いた。

 開の取材で北海道に行ってきたという今湊アナ。「東京五輪では12歳で銀メダルを獲得、去年の世界選手権で優勝し、現在世界ランク1位! 得意技は前輪の金具部分で滑る大技、ノーズグラインドです!パリ五輪の頂点を見据えて、6月まで続く大事な五輪予選への意気込みを聞いて来ました!」と2ショットを投稿。「#15歳#金メダル候補 #東京五輪から身長22cmアップし168cm」と12歳だった東京五輪時から22センチも身長が伸び、168センチになったことも伝えた。

 開は14歳だった22年末、ブルガリのイベントに深いスリットの入った黄色いドレスで登場し、スーパーモデル顔負けのスタイルと雰囲気で会場を魅了。SNSでも急成長した姿を披露している。

*https://news.yahoo.co.jp/articles/981ff2dc98f54cf79d9885e1ec49eb51e2cb662c より

 

 開心那 追い求めた“唯一無二”の滑りで2つ目の銀【解説】 2024年8月7日 13時12分 NHK NEWS 

 「東京オリンピックは奇跡の銀メダル。今回は全部を出し切っての銀メダルだった」。

 開心那選手が、日本選手史上最年少の12歳で銀メダルをつかんでから3年。15歳になった開選手は、誰にもまねできない滑りで2つ目のオリンピックの銀メダルを手にしました。

 (スポーツニュース部 記者 松山翔平)

 “誰にもまねできない”独創性で 2回目の五輪へ 
 “唯一無二”ということばが好きだという開選手の滑りは、コースの縁で繰り出す玄人好みのテクニックと、ほかの選手が使わない設置物を使ったトリックで、そのことばどおり、誰とも似ていない独創性を持っています。

 東京大会で銀メダルを獲得したあとも、そのスタイルをひたすら磨き、去年の世界選手権を制するなど確かな実力を身につけて臨んだ2回目のオリンピックでした。

 予選では「すごい緊張」もトップ通過 
 予選の滑り
 6日の予選では大観衆を前に、「東京のときとはまた違う雰囲気ですごい緊張した」とプレッシャーを感じながらのスタートとなりました。

 それでもこれまで積み上げてきた自分の滑りを信じて臨んだ1回目、ボードの先端の車軸部分を滑らせる代名詞の「ノーズグラインド」などを確実に決めて、すべての技を決める「フルメイク」に成功します。

 これで「安心した」と緊張感から開放され、2回目にはさらに得点を伸ばして予選を全体トップで通過しました。

 決勝は“すべて出し切る”と覚悟決め 
 決勝 1回目のラン
 決勝では「最初から攻める」と臨んだ1回目のラン、開選手は多彩な技を繰り出し、最後はコース脇にある高さのある縁石にボードの裏側を当てるオリジナリティーあふれる技も見せました。

 最初のランで91.98の高得点をマークしトップに立ったのです。

 アリサ・トルー選手 3回目のラン
 しかし、このあとライバルたちが立ちはだかりました。

 最後の3回目のランではオーストラリアの14歳、アリサ・トルー選手が2種類の「540」を決める(ファイブ・フォーティー)会心のランを見せ、開選手は逆転を許します。

 さらに高さのあるエアと多彩なトリックを見せた東京大会の銅メダリストでイギリスのスカイ・ブラウン選手にもかわされ、開選手は3位まで順位を落としました。

 最後のラン
 開選手は最後のランで「自分の出したいと思う技をすべて出し切る」と覚悟を決めていました。

 冒頭にこだわって磨いてきた長い距離をかける「ノーズグラインド」を決めるとシンプルでスタイリッシュに見せるエア、さらに、空中でボードを1回転させてつかむ大技「キックフリップインディー」を完璧に決め、“唯一無二”の滑りで締めくくりました。

 得点は92.63の高得点で、順位を1つ上げ、2大会連続の銀メダルを手にしました。

 開選手は「東京大会のときは本当に“奇跡”、驚きでしかなかったが、今回はメダルを取りたいとねらって取った銀メダル。すべてを出しきれたので悔いの残らない大会だった」とすがすがしい表情で語りました。

 スケートボード女子パーク 開心那が銀 2大会連続のメダル 五輪
 順位を超えて “いいラン”追い求め 
 アリサ・トルー選手と開選手
 勝ち負けだけでなく、みずから表現したい滑りを貫き、選手それぞれがチャレンジをたたえ合うことがスケートボードという競技の魅力の一つで、前回の東京大会でも大きな印象を残しました。

 今大会でも決勝ではミスが続いた選手に別の選手が駆け寄ったり、自分の得点を上回った選手と抱き合ったりする姿があちこちで見られ、選手たちの笑顔が印象的でした。

 草木ひなの選手とスカイ・ブラウン選手
 決勝の3回のランで難しい技に挑んだもののフルメイクすることができず8位だった草木ひなの選手は「スケートボードは男女も年齢も関係なく、楽しいスポーツなので、本当に知ってもらいたい。これからも頑張れそう」と笑顔で振り返りました。

 開選手も「大会中に仲間が応援しあうのは緊張がほぐれるし、いいランができる。東京大会と同じように、スケートボード仲間に支えられていると感じた」とライバルたちに感謝していました。

 順位を超えて選手たちがそれぞれの滑りを追い求めるスケートボード。

 パリオリンピックの舞台に立った選手たちはそれぞれが“唯一無二”の滑りで会場を沸かせました。

*https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240807/k10014539921000.html より

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