穏やかな昼下がり。
こんな陽気は、どうせ、つかぬ間のことだろ。
白くなったら目に付くようになったあの山は・・・最上川峡あたりだろうか。
目にする山の名を知らないということが情けないと思うようになったのは、この頃のこと。
どこか狡猾そうで、サギは好きじゃない。
鳴き声も不気味だし、愛嬌ないよ。
出会いはブサイクだと思ったけど、見慣れたらそうでもないか。
おたがいさまかあ。
「キャー かわいいー!」
「ネコみたーい!」
調子乗ってんじゃねーよ。
羨ましいけど・・・