一ヶ月、いや、もっと前から、一階の天井から、コトコト、音がするのに気付いた。
奥サンが、外を一回り。「排気口が壊れてる。」と言った瞬間、中から、鳥が飛び出した!!
そんなところに、排気口? 知らなかった。雪崩で壊れたのか?
奥サンは、「ウソじゃない?」そんなに綺麗な鳥じゃない。「たぶん、ムクドリだ。」
それから何日か経ち、天井裏が、ピー・ピー、バタ・バタ、賑やかになってきた。
怖がらせちゃいけない。そーっと見上げると、「あっ!いた!!」
ムクドリだ。すっかり、成長したヒナ? 巣立ちが、近いぞ。
壁が、汚れてる。排気口の奥は、どうなってんだろ・・。
立つ鳥は、跡を濁すなよ!!
この時季、玄関前の樅ノ木は、ピーチク・パーチク、スズメをはじめ、小鳥の楽園。
食べきれないほどのアブラムシ。奥サンはドン引きだけど、ボクは、にんまり。
チビよ、周りに、いろんな生き物がいるって、いいな。生き物、万歳!!
『ひとりで、なに、浮かれてんだ。早く、予防注射に、連れてけってぇーの。』
※翌日(28日)、「巣」から、何の音も、聞こえなくなりました。
顔を出していた子は、飛び出すことが怖くて、おどおどしていたヒナだったのでしょう。
立つ鳥 跡を濁して 行きました。 ものすごく、寂しい朝です。