ハイパー・メリトクラシー

2009-08-11 16:26:41 | 社会
T大学准教授の本田由紀女史が提示した概念である
「ハイパー・メリトクラシー」は、
近代の日本社会は家柄や性別などの本人の努力では
どうにもならなかった属性主義から脱却した
「メトクラシー(業績主義)」の社会を形成してきた。
そして、基本は「学力」によって社会的評価がなされて
きた。

しかし近年、その社会的評価の基準が変化し、「学力」
に加えてプラスαの能力が求められるようになってきているというのである。

そのプラスαとは、「人間力」、「生きる力」、「対人能力」、
「コミュニケーション能力」、「問題発見・解決能力」等らしい・・・

つまり、人格や感情の全てを含み込んだ「全人的な能力」であり、
そんなハイパーな能力が求められる社会の趨勢を、
本田女史は「超・業績主義」という概念で表現しているわけである。

そして、結論として、それが若者への圧力を高めニートになっちゃう
という論法である。
しかし、そんな稀有な人材を求めるのは果たしてどんな人達なんだろう?
高学歴者の差別意識が言わしてるとしか思えなてならない・・

きっと「トウダイ・モット・クラシイイー」
なのだろう(^.^)

長生きリスク

2009-08-11 13:58:10 | 社会
そろそろ老後のことも真剣に取り組まなきゃ
ならない妙齢になってきまして、

あと15年くらいはなんとかそれなりに
ハッピーに生きられそうなんです・・・
自家発電にもしたし、ワインもたっぷり蓄えたし(^.^)
積読も埋まるほどあるし、死ぬまで練習しても弾けそうもない
楽譜も沢山あるし・・・

しかし、ある日「コクーン」が落ちてきて「不老長寿」
にでもなったらどうしましょ!
グリーンマイル状態とか!「タロウくん」にミスター・ジングルス
になってもらって、一緒に猫のパラダイスでウラシマンになるのか?

ところが、先立つものが全く見当つかない・・ていうか
想像するのでさえ億劫になるのです。

果たして、経済的に自立した老後はやって来るのでしょうか?
田中角栄氏の秘書だった早坂茂三氏は晩年、
「金もってないと孫は遊びに来ないよ!」
と良く言ってたなぁ^^;