ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

「至誠惻怛」の意識を持って!

2017-05-15 06:29:19 | 日記


最近話題の「マインドフルネス」は「瞑想」法です。瞑想は、元来は仏陀の修行法の一つで、いわば「心の筋トレ」です。

仏教の修行僧とはいきませんが、私たちの日常生活においても、人間本来の在り方や、気持ちの持ち方を古来の教えから知る事で、生きる意欲や活力が湧いてくることがあります。

今日の学びは、
「至誠惻怛 (しせいそくだつ)」

幕末に備中松山藩の財政危機を救い、藩政改革を成し遂げた「山田方谷」(やまだほうこく) が河井継之助に贈った言葉です。

人は、まごころ(至誠)と、いたみ悲しむ心(惻怛)があれば、やさしく(仁)なれます。
そして、目上にはまことを尽くし、目下にはいつくしみをもって接する生き方を示した言葉です。

心の持ち方次第で、物事をうまく運ぶことができ、至誠惻怛の気持ちで生きることが人としての基本であり正しい道、と説いています。

この考えの根幹にあるものは、『領民(国民)を富ませることが国を富ませ、活力を生む』という、今風にいえば「働き方改革」で働く人たちを富ませれば(富の意味は、金銭的な富だけではなく、心の豊かさや至福感を含めたもの)、企業や国は発展し、活力のある社会をつくり出す事が出来る!という事だと思います。
至誠惻怛は、私の「座右の銘」でもあります。

私自身、日常の仕事や「場」つくりにおいて「至誠」を具現化する5S活動を意識的に取組んでいます。

その5Sとは、

Sincerity. おもてなし

Speedy. 迅速に

Smile 笑顔

Security 安全

Sensibility 目配り、気配り、思いやり

どれも当たり前のことですが、日常の忙しさから、心のゆとりが無くなってしまう事もあります。

そうした時には、至誠惻怛を思い起こします。

社会の「場」つくり 児童養護施設とのご縁ができました!

2017-05-11 07:53:33 | 日記
児童養護施設「広尾フレンズ」に、私が勤めている会社で扱っているコミックス本を寄贈しました。
施設に伺い、副施設長の方から、児童養護活動と社会の実態を聞かせていただきました。

自分自身、今迄、育児放棄や自分の子供を虐待する親がいる事は、テレビのニュースで知る程度でしたが、ネグレクトやDV被害に遭って、児童養護施設に入所している子供たちの実情をほとんど知りませんでした。

「広尾フレンズ」は社会福祉法事の福田会(ふくでんかい)が運営している養護施設です。100年以上の歴史を持ち、一貫して恵まれない子供たちの救済を行なっています。
広尾ガーデンヒルズやオマーン大使館に程近い広尾の閑静な場所にあり、40名以上の3歳から18歳までの親元で生活できない子供たちが暮らしています。

施設には、子供たちの心のケアを行なうプログラムの一貫で、図書室があります。
コミックス本は、子供たちが楽しみとしているとの話を伺い、私自身、会社人として、また一私人として、子供たちの心に少しだけかもしれませんが、「喜び」と「幸せ」を提供出来た事を嬉しく思いました。

今回のコミックス本の寄贈は、会社のCSR活動の一環ではありますが、私が今迄意識していたCSRの意味や意義を改めて考え直すきっかけとなりました。

CSRとは、「企業の社会的貢献」と言われています。

社会的貢献とは何でしょうか!

例えば、環境を守る植林事業への寄付、地震等自然災害で被災された方々の暮らしを支援する寄付やボランティア行動、恵まれない子供たちや社会弱者への支援....等 「人間社会」で起きている様々な歪み、不運、そして複雑な想いの錯綜に「人間社会」が相互扶助してゆく活動が、「社会的貢献」だと思います。

恵まれた立場の企業や人たちが、そうでない人たちを支える事は、打算や計算されたものであってはなりません。
CSR活動を、「コスト」とか「投資効果」とかの視点でみるのは、正に打算の意識だと思います。

企業経営者や組織の意思決定に関与しているステークスホルダーの方々は、会社視点での計算の前に、人間として、また、人社会の一員たる企業人として、CSR活動に理解を深めていただきたいと思います。

私自身、これからは、組織の「場」つくりを超えた社会の「場」つくりとしてのCSR活動に積極的に参加してゆきたいと思っています。

真心と慈しみの意識を持って!

2017-05-09 08:23:22 | 日記


最近話題の「マインドフルネス」は「瞑想」法です。瞑想は、元来は仏陀の修行法の一つで、いわば「心の筋トレ」です。

仏教の修行僧とはいきませんが、私たちの日常生活においても、人間本来の在り方や、気持ちの持ち方を古来の教えから知る事で、生きる意欲や活力が湧いてくることがあります。

今日の学びは、
「至誠惻怛 (しせいそくだつ)」

幕末に備中松山藩の財政危機を救い、藩政改革を成し遂げた「山田方谷」(やまだほうこく) が河井継之助に贈った言葉です。

人は、まごころ(至誠)と、いたみ悲しむ心(惻怛)があれば、やさしく(仁)なれます。
そして、目上にはまことを尽くし、目下にはいつくしみをもって接する生き方を示した言葉です。

心の持ち方次第で、物事をうまく運ぶことができ、至誠惻怛の気持ちで生きることが人としての基本であり正しい道、と説いています。

この考えの根幹にあるものは、『領民(国民)を富ませることが国を富ませ、活力を生む』という、今風にいえば「働き方改革」で働く人たちを富ませれば(富の意味は、金銭的な富だけではなく、心の豊かさや至福感を含めたもの)、企業や国は発展し、活力のある社会をつくり出す事が出来る!という事だと思います。
至誠惻怛は、私の「座右の銘」でもあります。

私自身、日常の仕事や「場」つくりにおいて「至誠」を具現化する5S活動を意識的に取組んでいます。

その5Sとは、

Sincerity. おもてなし

Speedy. 迅速に

Smile 笑顔

Security 安全

Sensibility 目配り、気配り、思いやり

どれも当たり前のことですが、日常の忙しさから、心のゆとりが無くなってしまう事もあります。

そうした時には、至誠惻怛を思い起こします。

スローフード

2017-05-07 17:58:05 | 日記

「スローフード運動」は政治活動から始まりました。 1986年にイタリアのカルロ・ペトリーニによって提唱された国際的な社会運動です。
ファストフードの代表格マクドナルドが出店されて事に対して唱えられた考え方で、その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動でした。

今では、150カ国以上に1,500を超える支部を持ち、その会員数は数百万人にものぼる食に強い関心を持つ人々の活動です。

スローフード運動の大義は、
「地域の食文化や伝統の消滅を防ぎ、ファストフードやファストライフの席巻を阻止し、自分たちの食べている物について、またそれがどこから来て、私たちの食べ物の選択がどのように世界に影響を与えるかについての人々の興味の減退に対抗する」こと。

とのことですが、
要は、「おいしい、きれい、ただしい」食の在り方です。

〈おいしい〉
私たちの味覚を満足させ、地域文化の一部となっている、新鮮で風味豊かな旬の食べ物

〈きれい〉
環境や人間の健康を脅かすことのない食料生産および消費

〈ただしい〉
生産者にとって公正な条件と報酬、および消費者にとって手ごろな価格

生命産業としての農業に従事する生産者および生産物、そして生命の源である食物の消費者たる全ての人たちは、「おいしい、きれい、ただしい」という、ある意味当たり前の「スローフード理念」を認識する事が大切です。

私自身、「スローフード理念」を知る事で、食べ物を自然から授かることに感謝し、作物を育て、美味しく健康的な食材を提供してくれる人たちへの感謝の心を忘れず、食の大切さに想いを馳せられるようになりました。

今まで、美味しい食事を食べたり、味わい深い日本酒やワイン、ビールを楽しむことしか考えていませんでしたが、農家や造り手の方々がどれだけ苦労を重ねながら、美味しい食材やお酒を作られているか!

農業は、厳しい自然と向き合い、長年の経験とノウハウ頼りながら肥料や農薬を使い生産する「慣行栽培法」が主流ですが、これからの農業は、より組織的かつ科学的に「スローフード理念」に沿った無農薬有機栽培、そして肥料や農薬を一切使わない「自然栽培法」という、究極の健康食の生産に移行してゆくものと思っています。一般的に普及するのにはまだまだ時間がかかりそうですが....

最近、私は、生命産業である「農業」や「醸造業」そして「バイオケミストリー」の領域について、もっと勉強しなくてはとの思いが強くなっています。土壌学、発酵学、気象学、遺伝子学、....またまた面白そうな勉強領域です。

食は「健康」の最も重要な要素です。
少し勉強してみると、食を支えている生命産業たる農業、そして、日本の農業に関係する多くのステークスホルダーの実情や社会システムは、知れば知るほど既得権と制度の縛り、そして高齢化や自由化の波の狭間でジレンマを抱えているように感じます。

社会の「場」つくり視点で、私ができる事を色々と考えている休日です。