今週は『市谷の杜本と活学館』で印刷の歴史と「紙」の魅力,そしてテクニカルデザインの色々を感じてきました。
今や、「文字の原図から活字の「母型」を彫り、鋳造し、活字を拾って版を組み、職人が活字を拾い、印刷機を回し、印刷・製本する」ことは、コンピュータ制御された機械が担い、『人間味』の入り込む事はなくなりました。
合理的、効率的そして高い生産性を実現する事は素晴らしい「人類進化」ですが、活字拾いの職人や印刷職人は歴史のページに記録される事になりました。
科学技術は、人類の『進化』を急進させて「便利社会」を創りだしながら、「人間味」の技や情緒を過去の歴史に追いやります。
人間社会では、色々なプロフェッショナル/職人の世界があります(ありました)。
「人間味」や「美感」そして「気の息吹」を私たちの心に届けてくれるのは『職人衆』のプロフェッショナル技です。
GPT4などAIも便利ですが、「職人技」にこだわり、職人衆の醸し出す人間味を感じる時間を大切にしたいですね。
私が『職人衆』を応援している理由の一つです。
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