「メタバース」がブームです。
「メタバース」の定義はさまざまですが、私が考えるメタバースとは、ビジネスパーソンやさまざまなコミュニティのメンバーたちが 、『avatar(デジタルの自分)』になって「デジタル空間内」を動き回り、相互コミュニケーションがとれる「デジタル環境」の中で、「会話」をしながら「ミーティング」や「打ち合わせ」「会議」、そして「共生」「共助」「協業」「共働」「共創」に勤しみ、楽しめる「バーチャル仮想空間」の総称!
といったイメージでしょうか。
ZoomやGoogle meet、TeamsやWebEx、DingTalk などと異なる点は、「非同期」で情報(ナレッジ)空間を構成・構築してゆけること⁈
などといってもピンときませんよね。
まあ、時間を合わせて皆が同じ時間帯でオンラインミーティングをするのがZoom等のスタイルとすれば、メタバースでは、自分の都合に合わせて、バーチャル空間(24/365で運営されているためいつでも勝手に出入り自由)で活動しながら、時間の制約(都合を合わせることなく)を受けることなく「チームナレッジ」や「ひらめきの刺激」を相互に共有してゆける「場」です。
ただし、良いことばかりではありません。
24/365ベースのバーチャルコミュニティは「現実社会」と同じです。
チート(ずるいこと。いかさまをすること。特にコンピューターゲームに改造を施し、自らに有利な動きをさせることを指すこともある。実用辞典より)する輩もいれば、無意識に「バーチャルハラスメント」をする傲慢で不遜な奴、秩序を乱す厄介者….etc
バーチャルとはいえ、アバター自分の心を蹂躙するような行為が起こり得る空間!でもあることを知っておくことも大切です。
こうした問題は、基本的には「運営管理側」の責任範囲となりますが、言い方を変えると、健全で全うなメタバース空間は簡単には出来ない!
ということ。
だからこそメタバースは「価値のあるデジタル空間」であり、そのコミュニティ価値活性化に向けた「場」の設計・デザインには高度で周到な運営ノウハウが必要です。
市場に、色々な「メタバース」がつくられることはウェルカムですが、利用者にとって秩序と意味ある「メタバース」を繋ぎ合わした「マルチバース」運営者のプロデュース力が問われる時代となります。
この辺りの話は追々に!