昨日、パソナ,パナソニック ビジネスサービス(PBS)の提供主催で、「健康経営セミナー」が開催されました。
第1部は、DeNAのCHO室の平井さんのお話、第2部では、平井さんの他、パソナとセイフティネット、PBSの健康経営字義責任者を確認交えたパネルディスカッションをする行いました。
平井さんのお話しで私の心に響いた取組や言葉がありました。
組織社会に「健康」意識を自然体で浸透させてゆく試み「運動✖︎脳科学セミナー」や「DeNA流 睡眠スキルアップ研修」
ウェルネス室のサポートで、いつの間にか健康になる環境つくりやウェルネスワーケーシヨンの推進。
サーカディアンリズムを意識して、血糖値スパイクの回避する食育
「健康経営」のKPIをアブセンティーズムの改善(理想は解消する事です)とする視点
成果を見据えた設計
押し付けず、愚直に繰り返して
数値化し
PDCAを継続
そして、量から質へ!
多くの気づきと学びをいただきました。
私は、平井さんのお話しを聴いていて確信した事があります。
それは、私が活動の軸に置いている社会の「幸福場つくり」は「健康経営」そのもの、という事です。
働く人々が心身ともに健康で、ワクワクして仕事に取り組める環境や仕組みつくり、そしてアブセンティーズム0を目指す取組は、「健康」という大義を組織社会に認知させてゆく「場」つくりとも言えます。
社会の誰もが「健康」でありたいと願っていますが、社会には不健康を強いる仕事環境や生活習慣が厳然と存在しています。
『わかってはいるけど出来ない!やめられない!』....との想いは誰もが経験している事ではないでしょうか。
何故「健全な暮らし」を送る事すら出来ない社会となってしまったのか!
そうした社会を変えて行く取組こそが「健康経営」の本義であり「社会場の意識変革」だと思います。
人間誰しもが、組織社会で仕事をして人間的に暮らしてゆく努力の時空間が「人生」です。
「人生」の時空間には、「山」があり、「谷」があり、そして大海原のうねりに心身を攫われてしまいそうになる事もいっぱいあります。
でも、私たち人間は「生くる」使命があります。「生きる」ことを楽しむ、そして喜びや感謝の気持ちを持ち続ける「心の栄養」となるもの、それは「幸福」あるいは「幸福感」というスパイスです。
私は、「健康経営」の目的は「幸福場つくり」だと思います。
働く人々が「幸福」であれば人生の生産性は高まり、自ずと仕事力が向上して社員個々の価値創造活動のエネルギーが高まります。
これは、「エンゲージメント」とか「モチベーション」とも言われます。
結果、組織の活力が向上し、新たな企業価値を生み出してゆくポジティブスパイラルの状態となれば企業は発展し、豊かな社会が実現できるのではないでしょうか。
「健康経営」は、雇用者側から被雇用者の健康を管理・監視する事ではありません。
人間の人生を幸福にする取組こそが「健康経営」の目的であるべき!
と考えさせられたのセミナーでした。