及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

赤松政経塾に参加しました(11/21)

2020-11-22 12:12:46 | 日記

11月21日(土)第六期赤松政経塾があり、初めてzoom参加しました。

赤松政経塾は国政の場に女性議員の数を増やすことを目的とした政治団体WINWIN

(1999年設立)が、それまでの推薦方式から、政治に関わらずあらゆる場でリーダーを

目指す女性を育成するために2014年9月に創設しました。

赤松良子先生は文部官僚として男女雇用機会均等法を制定に尽力し、細川・羽田

内閣時の文部大臣を務めたことで有名です。

講義1は、自民党の稲田朋美衆議院議員の「自民党の女性活躍について」

司法修習生を終えても女性だったため、なかなか雇ってくれるところがなく、5年間

結婚しない約束で大手弁護士事務所に就職したところから、安倍自民党幹事長代理

(当時)との関係で衆議院議員選挙に突然出ることになったいきさつなどを聞きました。

女性議員は特殊事情(郵政刺客など)でなることが多いが、当選し続けることは少ない。

自民党の地方組織はほとんど男性で女性はごくわずか。女性議員はしっかり目標を

たてないと増えないと感じている。なので議員連盟を立ち上げ、それまでできなかった

未婚の一人親の税制優遇策を実現したそうです。会議の場で10人の女性議員が

賛成討論をして誰も反対しないのにいつまでも実現しなかったため、144名の賛同

署名を集めたそうです。

選択的夫婦別姓にも以前は反対していたが、今は賛成の立場で、結婚前の姓を継続

できるような方法を考えているとのことでした。

講義2は東大名誉教授の上野千鶴子さんの「女性なら誰でも良いのか?女性リーダー

の条件」

東大生の女性が2割の壁を超えない理由。2018年に男女候補者均等法ができたが、

実態は全く女性議員は増えていない。日本学術会議は女性が3割を超えている。

女性議員を増やしてどうしたいのか?男女共同参画はゴールかツールか?

など踏み込んだ問題提起がありました。

「市民は議員になるための本」は私も選挙に出る前に読み、大変参考になりました

が、上野さんがプロデュースしたそうです。

去年の東大の入学式での上野さんの祝辞が話題になりました。

大学の女子に対する差別を紹介し、これまで頑張ったら報われると思うことは努力

の成果でなく環境のおかげ。頑張っても公正に報われない社会が待っている。頑張り

を自分のためでなく恵まれない人を助けるために使ってください、という内容でした。

普通の祝辞と違って大いに刺激的でした。

昨日も短い時間でしたが大変考えさせられる内容でした。

 

 

 

 


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