本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
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しまなみ海道を突っ走る

2015年08月27日 | 小説
東京に住む小学5年生のダイスケ。
なんだか学校行くのが嫌になり、祖母のいる広島県福山市松永の小学校へ行くことになる。
そんなダイスケの日々を描いた面白い小説、紹介します。

「ハブテトル ハブテトラン」 中島京子



ダイスケを空港で待ってるはずの祖母がいない!
代わりに「ハセガワ」という祖母の友達が待っていた。
はげ頭、黒サングラス、頬に傷あり、そしてアロハシャツに下駄ばき。
ハセガワのじいちゃん、見た目かなりコワイ!!

物語はハセガワじじいとの出会いから始まり、テンポよく進んでいきます。
いい友達もでき、なんだか楽しくなってくるダイスケがいい感じです。

気になっていた女の子に会いに、しまなみ海道を自転車で突っ走るダイスケ。
この道中が、面白いデス。物語の山場ですね~

東京で、何かの中に閉じ込められたかのような息苦しさを感じていた少年が、違う場所に来て成長していく物語。
さわやかな瀬戸内の海や島々がうかんでくるような、気持ちの良い作品でした。

ユーモアたっぷりなところも、お気に入りです。

初めて読んだ中島京子さんの本、他にも読んでみたいなあ。

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