名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

素因数分解 と 平方根

2013-08-02 11:27:05 | 中学3年

平方根の問題が出るときに、よく使うのが

素因数分解!です

1つの数字を 素数の積に書き換えることです。

 

たとえば、180 を素因数分解すると

(小さな素数で順に割っていきます)

このように端からかじっていくような計算をして、180=2×2×3×3×5

と、なります。

この他にも、

と、せんべいを割って食べるように、おおまかに割っていって求める方法

また、これと同じですが メモ書きするときに

と、このように葉っぱが広がるような図を描く方法などあります。

問題によりますが、出てくる最初の数字によっては

最初に何で割ったら割り切れるのか?分かりにくいものもあります。

偶数ならば2で割れますが、たとえば 441 という数字なら

最初に何で割ったら 割り切れるのか?

悩みますね~

こんな時は、数の各桁の数字を足して3の倍数になれば3で割り切れる!

という法則を使います。

441なら、  4+4+1=9  9は3の倍数なので  441は3で割り切れる!

と、分かります。

どんな大きな数字でも同じ!145731だと、各桁の数字の合計は21

21は 3の倍数なので、 145731は、3で割り切れます。

これは、便利な法則なので覚えておいて損はしないと思います~

 

また、平方根の問題で ルートの中にある数を素因数分解するときは

4(2の2乗)とか、9(3の2乗)とか、25(5の2乗)とか、100(10の2乗)などで

割ることができれば、あとの計算が楽になります。

 

今回は、先にヒントを書きました。ここからが問題!(過去の入試問題より)

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234に3桁の自然数 n をかけて、ある整数の2乗になるようにしたい。

このような3桁の自然数 n のうち、最も小さい自然数を求めなさい。

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ところで、

数の各桁の数字を足して3の倍数になれば3で割り切れる!

どうしてなのか?わかりますか?