名寄・算数数学教室より

たかが算数、されど算数
小学生、中学生との算数・数学を使った
コミュニケーションを綴ります

図形の名前で 書かなくても分かる 数値とは?

2013-08-03 13:29:36 | 中学2年

数学の問題の中には、具体的な数字を書かないで

カタチの名前だけが表示されていることが多々あります。

図形では、正三角形、正方形、正五角形・・・などなど

この正のつく図形は、内角が同じ、外角も同じで、それぞれ決まった角度です。

これを問題に使おう!と考えるのは

出題者としては、ごく当然のことであり。実際に出ています。

 

今回は、その図形の中から  正五角形を使った問題。

過去の入試問題から  紹介します。

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図のように、正五角形ABCDEの頂点A、Cを通る直線をそれぞれ L、M とします。

L // M で、∠EAP=10° であるとき、∠Xの大きさを求めなさい。

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この問題は、考え方がいろいろあります。

計算の仕方もいろいろあります。

さて、どんな方法を思いつくのでしょうか?

 

 

前回の問題と解答========================

234に3桁の自然数 n をかけて、ある整数の2乗になるようにしたい。

このような3桁の自然数 n のうち、最も小さい自然数を求めなさい。


まず、234を素因数分解します。

偶数だから 2で割れますね。

234÷2=117     この117は、2では割れません。

それでは、3では割り切れるでしょうか?

117 は、各桁の数字を足すと 1+1+7=9 ですから3の倍数で

117は、3で割り切れます。

117÷3=39     39÷3=13    これより

234=2×3×3×13      ですから  ここに  2×13 をかけると  同じ種類の素因数が

偶数になりますので これは  ある数の2乗と言えます。

しかし、問題ではかける数は3桁の自然数で最も小さい物となっています。

2×13=26  26の倍数で 3桁で 同じ素因数を2つかけた数と言えば

26×2×2、    26×3×3、    26×4×4   ・・・・などがあります。

この中で、最も小さい物は     26×2×2です。  26×2×2=104   が正解!