OKESAN 公的年金保険情報

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年金通知書に誤植

2005-05-27 11:40:13 | Weblog
○社会保険庁は23日、今年4月から使っている国民年金保険料の納付免除や納付猶予の申請を却下する通知書に「全額免除」とすべきところを「金額免除」とした誤植があったと発表した。

 社保庁によると、発注した民間の印刷業者のミスを、同庁社会保険業務センターが見逃した。約250万円で54万枚印刷。同庁は「使用できないので、新たに作成する」としている。


<解説>
 この手の間違いは、してはいけないことですが、民間会社でも時々あるしそう話題にするほどでも、と思うんですけど、時期が時期だけに新聞ネタになっちゃいますよねえ。

 まあ250万円の損害ですし、業者が悪いわけだから、損害の一部はかぶらせるのが当然で、損害額は大勢に影響はないでしょう。

 問題は、「こういうミスに難癖をつける輩」が必ず発生し、その輩を丁寧に応対してしまうこと。
たしかに迷惑をかけた人に謝罪は必要ですし、誠実に対応するべきなのですが、「こんな間違いをするんだから、免除の不承認を取り消せ」とか騒ぐやつがいるんです。

 でも、それとこれとは話が別、ズルズルとごねる人に甘く対応したら、返って逆効果。
 最近は、社会保険事務所の対応が「反省を踏まえて柔らかくなった」というより、自信喪失で「職場全体が腑抜けになった結果に柔らかくなった」というのは困るんです。