蘇民将来は名前です。備後風土記に載っているある民話です。
ある旅人が 巨旦将来(きょたんしょうらい)という人の金持ちの家に宿をかりに来たが門前払いをくらいました、でも貧相な家に住む兄の蘇民将来は大切にもてなして泊めてくれた・・という民話です。その旅人は牛頭天王(スサノウ)だったのですね。
(将来は苗字。名前の後にくるから もともとは、外国のお話しだったかもしれない)
牛頭天王がスサノウとされるのは、スサノウが高天原を追われ住んでいた朝鮮のソシモリが漢語で「牛頭」の意味だからだそうです。
蘇民の森の二見の松下社は 江戸時代は蘇民社とか天王社とか言われていました。 ↓ 昔は石垣があり、立派な神社でした。今は肝心のしめ縄があまり売れませんし、今は、ちいさな神社です。
祭神はスサノウです。
しめ縄が、伊勢神宮と関係ないのは、蘇民将来子孫家門と神宮とは 宗教的に繋がりがないということです。、松下社(蘇民社)や京都の八坂神社のようにスサノウを祭る神社は、神宮の配下の神社じゃないからです。
そもそもスサノウを祭る神社は、なぜか神宮の摂社末社の125社にはないのです。
同じ天照の弟でも月読の尊を祭る神社は二つもあるのに、スサノウはない。
でも、その神宮のお膝元で庶民は スサノウの しめ縄を一年を通し玄関に飾っている。
なんか不思議ですね。 なぜ伊勢の家庭の門には 蘇民のしめ縄が飾られているのでしょう?