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窯焼きと窯出し

2011-06-11 | 陶芸
自作2号機窯の火入れは午前1時に始まりました。

前回はアクシデントで、窯の温度が一時間半で600℃まで急上昇した結果、作品の多くが割れてしまった事を踏まえ、今回は慎重に火加減しました。



特に400℃までは、こまめにバーナーの着火、消火を繰り返したり(火力調整が出来ない)薪を最初から使ったりして、ジワジワと8時間ほど掛け窯内部の温度を上げました。



前日までの雨模様は何処へやら?

五月晴れの元、窯焼きです。

しかしこの後、窯を改良したはずなのに、思うように温度が上がりません。

前日までの雨でレンガがすっかり水を吸ってしまい、火のエネルギーを水分の蒸発に取られてしまったんです。

気付いた時はすでに遅し。



17時間掛けても前回の1261℃にはるか届かない、最高温度1193℃止まりでした。

結局トータル20時間で窯焼きを終了し、焚き口と煙突に蓋をしました。

翌日夕方の窯出し。

温度が上がらなかったので期待は出来ないけれど・・・



ジャーン



お隣のKCさん作のキツネ像、炎の風圧で倒れてる。



どうでしょうか?



やっぱり温度が低かったのね。



ガラスを入れた器、ガラスが溶けただけで玉になってる。



これは2度焼きの壺。

合計35時間ほど焼かれている訳やから、あちこちにヒビが出だし良い感じになってきた。



これはぐい飲みの焼き締め。

何とか使えるかな?



これ、梅干漬け用の甕にしようと思って作ったのに、温度が低すぎて素焼き状態。



よって水漏れするので使えません。

でも400℃まで上げるのに時間を掛けただけあって、生から焼いたのに割れへんかったね。

それだけは、良かった。^^

今回は窯を雨で濡らしてしまい温度が上がらないと言う、超初歩的なミスをしてしまいましたが、温度管理で作品が割れなかったり、学んだことも少々ありました。

これら全てを次回への肥やしとして、3号機製作に向けて妄想中!

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