房総半島でゆっくりと丁寧に暮らす

日々の出来事を更新しています

シーズン変わり前に保存食の消費

2012-01-31 | 手作り
旬の食材を取って保存しています。

翌年の収穫時期がめぐる前に全てを消費せねば!

と言う訳で、2月から始まる外房のワカメ・・・

昨春塩蔵した茎ワカメがまだ沢山残ってるよ。

茎ワカメの保存は大変難しく、乾燥保存は×(乾燥に時間が掛かり過ぎ味が劣化する)塩蔵したとしても、半分くらいは酸化してしまい(冷蔵しないと)味が悪すぎて食べれたもんじゃ無いんです。

と言う訳で、残った茎ワカメ、なんとか佃煮にするか~!

【佃煮】と言えば、私の実家(兵庫県尼崎)から数km先の佃がそのルーツですが、その話はまたの機会に・・・(ミハイル・エンデ風^^)



これが悪くなった部位。

赤っぽかったり、色が薄かったり、グニョグニョしてたら酸化してるか腐敗しかけてるかのどちらかで味が格段に落ちています。

冷蔵すればそもそも劣化しないんだけど、そこは現代文明に頼りたくないという考えがあります。



選別後。

ゴワゴワしてたり、傷のある部位も捨てます。

もったいなそうに聞こえるけど、ゴワゴワや傷には砂が入り込んでおり、いくら洗っても取れないんです。

そのまま使うと食べた瞬間味は良くても、口の中がジョリジョリになって最悪。

選った茎を一晩水に漬けて塩抜き。

翌日、酒、醤油、みりん、砂糖等、お好みの味付けで煮込み。

おつと!これを忘れちゃいかんよ。



これまた昨年取った山椒の実の醤油漬けです。



出来た!茎ワカメの佃煮。

尼崎から持ち帰った粉カツオもまぶしてあります。

ご飯が進む!美味美味。^^



こちらは同じく昨年塩蔵した布袋竹、真竹もちょっと混じってるかな?

塩抜き後、スルメイカのゲソと煮込んでみました。



乾燥物ほどじゃないんやけど若干の癖。(発酵臭とも言う)

万人受けはせんやろうけど酒飲みには受けるかも!?^^




告知が遅くなりましたが、明日2月1日午後2時、先日取材にこられたNHK/BS1『journeys in japan』で九十九里浜の暮らしの一例として、私と『セグロのクサレ』が紹介されます。

いつもお世話になっている、テッド阿出川さん親子も紹介されるんです。(ディレクターさんはお互い知り合いと知らず)

観れる機会のある方は是非ご覧ください。^^

海外向けのプログラムなので、既に130ヶ国で放送されたそう!?

我家はテレビが映らないので、NHKさんの計らいで放送後DVDを送って頂く事になりました。


















ドーの古道具市とギャルリ百草展、恵比寿界隈とスターネット

2012-01-26 | 都会
ホテルクラスカで行われる「ドーの古道具市」にギャラリータカミネも出店すると知ったのは2日前。

小野さん告知遅すぎです。

今回は無理かと諦めていたところ、橋本夫妻が車で見に行くと言うので、便乗させてもらいました。^^



着いた。

今回の催しは、14組の古道具屋さんが集まっての共同展です。



予想以上の人出。



東京中の古いもの好きが集まったかな!?





皆さんそれぞれお気に入りの品を物色中。



いいな~この電気傘。

外国のかと思ったら、東芝やって!

いたいた!



あ、いいお盆や!と思ったら、お客様が購入されたところでした。



うーん。

相変わらず品のある品揃え。

他のお店の方には申し訳ないけど、やっぱり小野さんのチョイスは別物に見えます。

最近衝動買いが続いてるから「今日は絶対買い控えよう」と言う信念も1秒で揺らぎ、商品の置いてある板、通称「餅板」を買わせて頂きました。

この板切れは単に古いだけで無く、餅やうどんをこねたり切ったりした粉汚れや無数の包丁傷が有り、それはそれは味わい深いものなんです。

「見せたい家具があったのに行き違いで売れてしまいましたよ」と小野さん。

それは素晴らしい佇まいの和家具だったそうで、買って行かれたのは日本一の目利きと言われている坂田さん。

では、展示された時『as it is』で見させてもらいます。^^

この日もう一つの目玉は『ギャルリ百草』の東京展です。

安藤明子さんのサロンに安藤雅信さんの陶器。

安藤さんには震災の折、メールで津波の心配をして頂いていたので、無事再会の握手を交わさせてもらいました。^^



今回は器ではなく陶器で作った額の展示販売です。



これは新しい発想ですね。

いいかも!?^^



橋本夫妻もめったに来ない東京なので、「次どこ行こうか?」

最近新しい店が増えたとの恵比寿に向かうことにしました。



まずは噂のアート系古本屋『limart』

しかし残念ながら展示会中で古書は見れませんでした。

次にお向かいの『アンティーク・タミゼ』に向かうも、まさかの入店拒否!!

複数人数の入店は無理なんだとか。

人気店も大変ですね。



更に向かったのはアールデコ様式のこのビル。

表参道の有名店『ファーマーズテーブル』が恵比寿に移ったのは、n_homeさんから聞いていたんです。



ビルの3階まで上がるとねぎらいの言葉^^(エレベーターが無い)

選び抜かれた日用雑貨を拝見し、目の肥やしにしたのでした。



まだあります。

千葉方面への帰り道でもある馬喰町の『スターネット』



1年ぶりに立ち寄ってみました。

前来た時は、この品にこの値段ではきついのでは?なんて商品も散見したのですが、

今回見た商品構成は完璧!

デザインも中身もかなりのハイレベルなものなのに、値段はお手頃に抑えてまります。

流石スターネット、プロデュースする力があります。

このバランス感覚、今の世に一番求められているものかもね!?



橋本さんは商品よりも什器の作りに興味があるようです。^^

たっぷりと東京ショートトリップを楽しんだ帰り道。

橋本さんオススメの市原のとんかつ屋さんへ。



『まこと家』お値段手頃で美味しゅうございました。



お店に貼ってあったポスター。

いいね。^^
















































尼崎焼きそばと鯖寿司

2012-01-23 | 
昨年に引き続き、帰省した尼崎市から持ち帰った「そば」を使い、『尼崎焼きそば』←(勝手に命名)なるものを外房の友人に振舞うのが恒例となりました。

焼きそばと同時に、これまた実家の母の定番「寒鯖の棒寿司」も作らないと!

ここ外房の冬の海は、知る人ぞ知る、脂の乗り切った絶品鯖の産地。

漁師をしていた昨年は、心優しい親方から獲った鯖をご褒美に頂き、ご近所さんや友人にも振舞ったりしていたんですが・・・

もう漁師でない今年は、近くの魚屋さんで買ってきます。^^



なかなか良い体型じゃーないの。

より丸みのある形の魚が脂の乗りが良いケースが多いです。

人間と同じか!?^^

この脂の乗った鯖を3枚に下ろし、多めの塩を振って30分ほど寝かし、甘酢に漬け込みます。

早寿司(江戸前寿司)の場合30分~1時間くらいの漬け込みですが、昔ながらの棒寿司を作るんで漬け込みは一晩。

酢でしめたら、身の小骨や皮を丁寧に取り除き、酢飯の上にのっけ!

形を整え、上から分厚い本なんか乗せて重石にします。



出来た!

尼崎焼きそばはこちら↓



もちもち食感の太ストレート麺に甘みの強い特製ソースが特徴です。

子供の頃からこの焼きそばで育ったので、親元を離れ初めて食べたマルちゃんの焼きそばに「なんで麺が細くて縮れてるの?」と不思議に思ったものです。

上掛けしてる粉鰹も土佐の一品で、大変希少品らしく行列して(父が)買ってるのだとか。

この日の宴は沢山の友人が、いろんな料理やお酒を持ち寄ってくれて、華やかなものになりました。

しかし恒例の酔っ払い&写真は手ブレまくり。

奇跡的にブレの少ない良い写真。



なんて美味しそうに焼きそばを食して頂けてるんでしょうか~

オジサンは嬉しい。^^

夜も更け宴も終わり。



身支度中にも橋本さん、古代中国の壺からヒントを得る?図。

明朝はKCさん宅で日曜美術館の木村伊兵衛特集を観た後、橋本夫妻と共に目黒のホテルクラスカで行われている『ドーの古道具市』と『ぎゃるり百草展』に顔を出す運びとなりました。





クラスカに続く。












山火事とランクルとの別れ

2012-01-16 | 山、里
本ブログお馴染みの出だし。↓

「ここは一体何処でしょう?」



アフガニスタンの戦場でしょうか?



それとも?





アフリカの紛争地域でしょうか?



実はここ、我家から数百メートルの距離。

海岸沿いで山火事があったんです。

2~3000坪は焼けたんじゃないやろか??

発火地点から季節風に煽られ延焼したのは分かるけど・・・

1~2年に一度と言って良いくらい火事になる場所なんです。

毎回釣り人のタバコの不始末が原因では?なんて言われているけど、ちょっと頻度高すぎじゃない!???

自宅も北風のキツイ場所だから、他人事じゃなく心配です。

放火魔だったら、とっ捕まえてやりたい。(怒)



ガレージ内が窯を設置したので手狭になり、

泣く泣く、昭和51年式のランドクルーザーを手放すことにしました。



積載車が通りやすい大きな道に出て、お迎え待ち。



来た!



荷台に乗せられて、北海道に向けて旅立ちました。

新しいオーナーとは電話で話しましたが、かなりのランクルマニアらしく、よく整備して現役バリバリで乗りたいそうです。^^

よかった、大事にしてくれそうな人で。