房総半島でゆっくりと丁寧に暮らす

日々の出来事を更新しています

ピカソとジャクリーン

2010-11-29 | 雑記
プロのイラストレーターである、お隣さんが「陶芸の参考にいいよ!」と本を2冊貸してくれました



『ピカソとジャクリーン』 『ピカソの陶芸』

スペインの『ピカソ美術館』に行った時に購入して、わざわざ日本に持ち帰えってこられたと言う貴重な本です

ありがとうございます、ケーシーさん^^



ジャクリーンはピカソの最後の女性

写真集は1950年代後半から、ピカソの亡くなる1973年までの二人の暮しと、ピカソの創作の日々を密着撮影しています



カメラマン(デヴィッド・ダグラス・ダンカン)は、よほどピカソ夫妻と仲が良かったのか、気取りのない夫妻の『素』の日常が切り取られています



もちろん私はピカソに会った事はないけれど・・・

写真を見ているだけで、彼の人間性、生活を楽しむさま、創作への取り組みの真剣さが伝わってきます



おっ!白いご飯炊と一緒に舌平目食べてる



その食べカスの骨を陶芸のモチーフに?

巨匠と言えどもやること同じ!

なんか親近感湧くな~^^



日々の生活の延長に、新しいものが生まれる・・・

当たり前な事やけど、改めて気付かせてもらえました!



代わってピカソの陶芸作品



この象?牛?ピカソの名前がなかったら、陶芸名人には怒られるよ^^

ヒビ割れだらけで、切りっ放しの雑な作り・・・

だけど、作品が放つ強い力があるんですよね!



ピカソの陶芸は自由な形に





自由な色!



なんてインパクトのあるヤギ!

この皿に刺身を盛ろうとは思いませんが・・・



おおらかな壺

2冊の本を読み終えて、

既存の価値観や常識にとらわれ過ぎず、マイペースで生きて行こう、という心がけの私ですが・・・

生涯それを実践していた先人がいた^^(アホか!ピカソと比べるなって??

しかし、もっと自由でいいんやね~



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伊丹十三のキムチ

2010-11-27 | 手作り
ここ数日、海は荒れていて漁はお休みです



時間はあるし何か作ろう^^


小林家の畑には沢山白菜を植えているんですが、まだ収穫サイズにはなっていないんで、

ごじゃ箱(農家直売所)で白菜を買ってきました(1個150円)

安い!



これでキムチを作ります^^

表題の『伊丹十三のキムチ』は生前の伊丹十三が、ザク切りの白菜キムチを、大きなボールの中で和えて作っている写真を見たことがあるからで、レシピを教えてもらった訳ではありません・・・

本格的なキムチ作りは、丸ごとの白菜を塩漬け(一晩)した後、数時間塩抜きなど結構大変なので、

自己流で即席レシピを考えました^^



まず、あらかじめ白菜はザク切りに



おっと!葱もアクセントに忘れずザク切り

これに多めの塩を適当に振り、かき混ぜます

塩を振ってしばらくすると、野菜から水が出てしぼんでいくので、

待ってる間に、味の決め手になる『ヤンニョム』作り

昨年レシピ教えてくれたプロ料理人の友達は『あんこ』って呼んでたな

確かにあんこみたい^^業界の隠語??



ニンニクみじん切り、唐辛子2種(韓国食料店で売ってる)、砂糖



そこにオリジナルレシピ!『セグロのクサレ anchovy』を投入

普通は塩辛やオキアミなんかを入れるんですが、要するに「発酵を手助けする、旨味成分の多い魚介タンパクを入れればよい」という事と理解しています!



クサレと少々の水を入れて、よくかき混ぜます

あ!生姜買ってくるの忘れた



代わりに柚子のみじん切りを入れよう^^



あんこ作ったりしている間に、野菜はこんなに縮みました

軽く絞って水を切ります

この時点で白菜を味見して、味が薄ければ塩を足す(クサレの塩分を足す事も念頭に入れて)しょっぱければ、水を足してちょっと塩抜きをして、また水を切る

白菜とあんこを手で混ぜます



激辛っぽく見えるけど、韓国のキムチ用の唐辛子は辛味の中にも甘味のあるタイプだから、結構いけちゃうんです!



出来たぞ~

直ぐにでも食べれますが、タッパに入れて常温で2日目くらい、冷蔵保存なら1週間くらいで食べ頃です

私は乳酸菌発酵の進んだ、すっぱいキムチ(古漬け)が好みです

食品添加物を使わないで作られたキムチは、いくら食べても食べ飽きません^^

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窯出しと美術館

2010-11-25 | 陶芸
先日窯焼き中にお邪魔した、六地蔵窯の窯出し展(11月19日~28日)に行って来ました



まず窯がどうなったのか見せてもらった所、

あの時の火の饗宴はどこへやら・・・



中は?もぬけのからです



入り口が塞がれていた別室も開いてる!

火を落としてから6日後に(作品が冷めてから)取り出したそうです



取り出された2000点の作品が敷地内に展示されていました

迫力!



昔ながらの薪を使った陶芸は、釉薬を使いません



この模様は炎と自然の灰が作るんですよ



電気窯やガス窯では、この深い味わいは出せないんですよね

やっぱり凄いわ!自然の力^^



このスッとたたずむ青光りした瓶

よっぽど購入しようかと思いましたが、どんどん増えすぎる我家のコレクションの量を考慮し、今回は諦めました

でも次回もあったら買ってまいそう~

いやー良いもの見させてもらいました!

ありがとうございます、安田さん^^




六地蔵窯を後にし、次に向ったのは



ミュージアム as it is

文化的なものが少ない?と言われる千葉県ですが、ここは数少ない『千葉の誇れる文化スポット』ではないでしょうか!

この山の小さな美術館に、全国からファンがやって来ます

アフリカやヨーロッパ、東洋等の国々で日常生活に使われた工芸品を主に展示しています

今回の展示物は、15世紀の木製キリスト像(フランス)、かき養殖棒(フランス)、布団地(日本)、ソフトボール(日本)、アイスキャンディーのガラス容器(日本)などなど・・・

人によっては難解と言うか、好き嫌いの分かれる所だと思いますが・・・キュレーターの鋭い審美眼により見つけられた、選りすぐりのオーラを放つ展示物と、それを包み込む空間です



屋内は撮影できないので↑これは、庭に置いてあった鉄のテーブルの表面

程よいサビが心地よい(実用にはきつい



同じく庭の折りたたみ椅子

良い感じにペンキも剥がれてヤレてます

外回りの置物にも、拘りを感じます^^



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壷とセリと満月の夜

2010-11-23 | 陶芸
相変わらず、壷作りにはまっており・・・



写真の壷、全て製作途中です



さて、一体どう仕上がるのやら?



完成後の用途は全く考えていません






今は早春に次ぐ野草の季節です



柔らかくて美味しそうなセリの新芽が、ちょっと湿っぽいところに生えています



この新芽を摘んで、お浸し、天ぷら、味噌汁の具、刺身の妻なんかにして頂きます

八百屋要らず?な季節です^^



雲に少し隠れた満月の夜空を撮ってみました

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ソトボ日誌の海

2010-11-21 | 
sotoboさんの写真展覧会『ソトボ日誌の海』に行ってきました



ギャラリー艶ふ 一ノ宮(11月19日~24日)



sotoboさんの撮る写真は、ブログで毎日拝見させて頂いてますが



sotoboさん手作りの額に収められた外房の海

私も普段見慣れている海なのに「おやっ!?」っと思わされる、切り取られた瞬間の数々・・・

どうしてなんでしょうね~?



それはsotoboさんも言うように、目に見えるそのもの、その人だけでなく、その場を取り巻いている空気感を大事にして撮影しているから・・・

見えるものだけを撮るんじゃなくて、本来見えないものをも求め撮る!?



くつろぎながら作品の説明をしてくれるsotoboさん

居心地の良い空間だけど・・・おっと!靴下は脱がない方が無難ですよ^^



↑ 私もsotoboさんの作品風に、sotoboさんの一葉を切り取ってみました^^



ギャラリーのお庭ではマーケットも催されていました

外房に住む人同士の交流も生まれ、良い感じ!




おまけは今朝のダイナミックな夜明け

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