
ハイドン チェロ協奏曲第1番、第2番
キャメロン・クロズマン(チェロ) ニコラス・エリス(指揮) レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ (1CD)
録音 2023年6月 ステレオ・デジタル録音
録音場所 カナダ、ケベック州、パレ・モンカルム
上記の曲は通奏低音の無い編成が主流だが、このCDではアーチリュートの音が良く聴こえリュートを弾くものとしてはついつい手が伸びてしまう。ハイドンの活躍した時期に管弦楽の通奏低音が次第に無くなっていったようだ。
録音時期が最新ということで音はクリアで隅々まで良く聴こえる。15人程度で小編成の室内楽団のハーモニーに独奏チェロの音が溶け込んで自然なバランスを保っている。
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワという初めて聞く名前の楽団は多くのCDを出しており更に聴いてみたい気になった。キャメロン・クロズマンの独奏チェロも歯切れのよい演奏で魅力的だ。

もう一枚のCD
ハイドン チェロ協奏曲第1番、第2番
ナタリー・クライン(チェロ) ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮) グラーツ大管弦楽団 (1CD)
録音 2017年11月 ステレオ録音
録音場所 ライヴシュテファニーザール、グラーツ、オーストリア
こちらは通奏低音の無い編成でクロズマンのCDとは相当異なるテーストを持っている。
ナタリー・クラインのチェロは、ガット弦を張った1777年製のグァダニーニだそうだが良い感じと音だ。
モダンオーケストラの録音でよくあるパターンの独奏楽器を近接マイクで拾い音量も大きめの録音。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます