2007年8月3日
8月1日、経済産業省は、環境負荷の少ない次世代自動車を公用車として率先導入するとの観点から、水素自動車「マツダ RX-8 ハイドロジェンRE」を中央官庁で初めて導入すると発表しました。水素自動車は、走行時のCO2(二酸化炭素)及びPM(粒子状物質)の排出がゼロで、NOx(窒素酸化物)もほとんど排出しない等、ガソリン車に比べ圧倒的に優れた環境性能を有しており、燃料となる水素は、天然ガス、バイオマスなどから製造可能なため、運輸部門における石油依存度低減につながることが期待されます。
いわゆる次世代自動車については、2006年8月、新世代自動車の基礎となる次世代電池技術に関する研究会(「電池研究会」)が「次世代自動車用電池の将来に対する提言」をとりまとめ、次世代自動車用電池の開発に向けて産学官が連携して行動する必要性を訴えたことに端を発し、
自動車と電池の関係は大きく進展しました。
トヨタ自動車は、外部充電による電力でも走行可能なプラグインハイブリッド自動車の開発に着手したことを公表。日産自動車は、「グリーンプログラム2010」で2010年にハイブリッド自動車や電気自動車を市場投入することを発表。また、自動車用電池の量産化に向けて日産自動車がNECとの合弁会社を設立することを、三菱自動車工業がGSユアサとの合弁会社設立に向けて具体的な協議を開始したことをそれぞれ発表し、自動車メーカーと電池メーカーの協力関係が進展しました。一方、政府は2007年度より次世代自動車用電池の技術開発プロジェクトを立ち上げ、リチウムイオン電池の限界への挑戦とリチウムイオン電池に変わる新しい電池系への挑戦をスタートさせています。
石油価格の高騰、地球温暖化の進展など、次世代自動車に寄せられる期待には大きなものがあります。自動車産業は、20世紀以降の世界の近代化に大きく寄与したことは疑う余地もありません。しかし、一方で、今日の大気汚染や地球温暖化などの負の課題を持たらしたことも事実です。今後、次世代自動車を開発していく技術が、経済発展と環境保全という二つの課題を同時に解決してくれるよう期待したいと思います。
【官報ウオッチング】
〔政令〕
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令(政令第246号/平成17年政令第169号の一部改正)
法第2条第1項の政令で定める特定外来生物の個体としてアノリス・アングスティケプス(1種)を定める。(別表第1関係)
施行日:平成19年9月1日
経過措置:アノリス・アングスティケプスに係る特定外来生物についての特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(次項において「法」という。)第5条第1項の許可を受けようとする者は、この政令の施行の日(次項において「施行日」という。)前においても、その許可の申請をすることができる。
主務大臣は、前項の規定により許可の申請があった場合には、施行日前においても、法第5条第1項の許可をすることができる。この場合において、当該許可は、施行日にその効力を生ずる。
【行政情報ウオッチング】
環境省
「風力発電施設と自然環境保全に関する研究会 論点整理」について
特定二酸化炭素ガスの海底下廃棄の許可等に関する省令(仮称)案等に関する意見の募集について
経済産業省
CDMプロジェクト政府承認審査結果について(申請者:独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、三菱商事株式会社、丸紅株式会社、株式会社三井住友銀行)
厚生労働省
アスベスト(石綿)情報
資源エネルギー庁
第27回電気事業分科会配布資料
東京都
豊洲新市場予定地の土壌汚染対策に関する専門家会議
豊洲新市場予定地の地下水・土壌の調査、実施状況公開
【判例情報ウオッチング】
新しい情報はありません。
【ISO14001】
◆毎週更新中!「環境法令管理室」に「7月23日から7月29日までに公布された主な環境法令一覧」をアップしました/2007.7.28
◆毎週更新中!「環境法令管理室」に「7月23日から7月29日までに発表された改正予定法令一覧」をアップしました/2007.728
8月1日、経済産業省は、環境負荷の少ない次世代自動車を公用車として率先導入するとの観点から、水素自動車「マツダ RX-8 ハイドロジェンRE」を中央官庁で初めて導入すると発表しました。水素自動車は、走行時のCO2(二酸化炭素)及びPM(粒子状物質)の排出がゼロで、NOx(窒素酸化物)もほとんど排出しない等、ガソリン車に比べ圧倒的に優れた環境性能を有しており、燃料となる水素は、天然ガス、バイオマスなどから製造可能なため、運輸部門における石油依存度低減につながることが期待されます。
いわゆる次世代自動車については、2006年8月、新世代自動車の基礎となる次世代電池技術に関する研究会(「電池研究会」)が「次世代自動車用電池の将来に対する提言」をとりまとめ、次世代自動車用電池の開発に向けて産学官が連携して行動する必要性を訴えたことに端を発し、
自動車と電池の関係は大きく進展しました。
トヨタ自動車は、外部充電による電力でも走行可能なプラグインハイブリッド自動車の開発に着手したことを公表。日産自動車は、「グリーンプログラム2010」で2010年にハイブリッド自動車や電気自動車を市場投入することを発表。また、自動車用電池の量産化に向けて日産自動車がNECとの合弁会社を設立することを、三菱自動車工業がGSユアサとの合弁会社設立に向けて具体的な協議を開始したことをそれぞれ発表し、自動車メーカーと電池メーカーの協力関係が進展しました。一方、政府は2007年度より次世代自動車用電池の技術開発プロジェクトを立ち上げ、リチウムイオン電池の限界への挑戦とリチウムイオン電池に変わる新しい電池系への挑戦をスタートさせています。
石油価格の高騰、地球温暖化の進展など、次世代自動車に寄せられる期待には大きなものがあります。自動車産業は、20世紀以降の世界の近代化に大きく寄与したことは疑う余地もありません。しかし、一方で、今日の大気汚染や地球温暖化などの負の課題を持たらしたことも事実です。今後、次世代自動車を開発していく技術が、経済発展と環境保全という二つの課題を同時に解決してくれるよう期待したいと思います。
【官報ウオッチング】
〔政令〕
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令(政令第246号/平成17年政令第169号の一部改正)
法第2条第1項の政令で定める特定外来生物の個体としてアノリス・アングスティケプス(1種)を定める。(別表第1関係)
施行日:平成19年9月1日
経過措置:アノリス・アングスティケプスに係る特定外来生物についての特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(次項において「法」という。)第5条第1項の許可を受けようとする者は、この政令の施行の日(次項において「施行日」という。)前においても、その許可の申請をすることができる。
主務大臣は、前項の規定により許可の申請があった場合には、施行日前においても、法第5条第1項の許可をすることができる。この場合において、当該許可は、施行日にその効力を生ずる。
【行政情報ウオッチング】
環境省
「風力発電施設と自然環境保全に関する研究会 論点整理」について
特定二酸化炭素ガスの海底下廃棄の許可等に関する省令(仮称)案等に関する意見の募集について
経済産業省
CDMプロジェクト政府承認審査結果について(申請者:独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、三菱商事株式会社、丸紅株式会社、株式会社三井住友銀行)
厚生労働省
アスベスト(石綿)情報
資源エネルギー庁
第27回電気事業分科会配布資料
東京都
豊洲新市場予定地の土壌汚染対策に関する専門家会議
豊洲新市場予定地の地下水・土壌の調査、実施状況公開
【判例情報ウオッチング】
新しい情報はありません。
【ISO14001】
◆毎週更新中!「環境法令管理室」に「7月23日から7月29日までに公布された主な環境法令一覧」をアップしました/2007.7.28
◆毎週更新中!「環境法令管理室」に「7月23日から7月29日までに発表された改正予定法令一覧」をアップしました/2007.728