ニュージーランド・ラグビー:オフ・ザ・ピッチ

ラグビー王国からのそのまんまレポート。子どもラグビーからオールブラックスまで、見たこと感じたことをお送りしています。

ブルースは大器晩成?!

2006-01-31 | スーパー14
「ブログなんかUPしてないで、はよ用意せいっ!」
って感じなんですが、なぜかパソコンの前に。明日は朝早くから、ウェリントンに向かいます。この件はここでも何度も言っていて、
「えぇっ?まだ行ってなかったのぉ?」
って言われちゃいそうですね´。`A  いよいよ行きます、「ウェリントン・セブンス」

いろんな人から、
「クルマだけはやめといた方がいい、ホント辛いから・・・」
と言われ、まっすぐ行っても10時間はかかるらしいのに、途中フラフラ寄り道しながらクルマで行っちゃう私たち。まったく付ける薬のない一家´▽`A

「スーパー14」のプレシーズン・マッチ、ブルース対ワラタス戦は21:28でブルースの負け。
前半の不振を挽回するために後半はオールブラックスをごっそり投入し、ルーク・マクアリスターがフルタイム後のトライを決めたものの、逆転にはならなかったそうな。

夫曰く、
「ワラタスが良かったんだろうな。」
試合の中継がないので詳しくはわかりませんが、多分そうなんでしょう。「ブルースが良くなかった」というより、ワラタスの仕上がりが相当上だったんじゃ?

ブルースや、元になるNPCのオークランドって、多彩なサインプレーなど凝りに凝ったことが好きで、どうも最初はその辺のこなれ具合が今ひとつ、という気がします。試合が始まって場数を踏むにしたがって「凝った仕掛け」に油が差されて回り始め、そうなると強いんでしょうが回り出すまではちょっと辛抱という感じでは?

ルークは12番で決まりのようだし、10番のタセサとは実はまぶダチらしいし(笑)、
クルセイダーズのカーターとアーロンとはまた違うペアとして面白いことになるかも! 
シーズン開始後を楽しみに♪

と・こ・ろ・で、ワラタスの15番マット・ロジャーズ様(彼だけは様がつきます)・・・、
お父様がお亡くなりになったそうで、「スーパー14」の最初の4週間は欠場なさるとかぁTT
あのチンピラっぽいご雄姿が拝めないのはちょっと残念ですが、家族第一は当然。心からお悔やみを申し上げます。

と、この辺で、行ってきま~す♪

清き一票を!

2006-01-30 | スーパー14
・・・と言っても別に選挙じゃありません。人気投票への一票です♪
「どこの、なに?」という方、ぜひコチラへ。
右手のコラムの2つ目がソレです。

「ハリケーンズの今年最も注目のルーキーは?」
(1) ジェイソン・イートン    
(2) タマティ・エリソン
(3) セルジュ・リロ
(4) ルーク・マホーニー
(5) ジョン・シュワルガー
(6) イサイア・トエアバ
(←ジェイソン。1年前まさか自分が1年後に、雑誌の表紙を飾ってるなんて思ってもみなかったでしょうね。スゴいぞ~♪)

(1) マジックハンドのジェイソン。「一家に1人はロックを」のジェイソン・・・
ということで、このブログではもうおなじみ。スーパー14にデビューする前に黒ジャージ着ちゃったってんですからもう、
「ウェリントンのリッチー・マッコウさんですかぁ´。`?」
ってなもん?!

(2) 去年のセブンスに彗星のように現れ、彗星のように去っていったタマちゃん。
(今年いきなりスーパー14に選ばれちゃったから)西蘭家ではもうアイドルですよ~。よって、このブログでも何度も登場してます。去年のウェリントン・セブンスの時、負け試合に逆ギレしたアルゼンチンの選手にひざを噛まれたのでも有名@@ (んなとこ噛むなって!)

(3) すいませ~ん、ノーチェックでぜんぜん知りませ~ん。
(4) ごめんなさ~い。わかりませ~んTT 子どもはしっかりサイン持ってました!
(5) この人も知りましぇ~ん(素) でも名前は「ウェリントンのシュワちゃん」ってとこですね。

(6) ジェイソンの「NPCから黒ジャージ」で驚いてちゃあいけません。イサイアくんはそれプラス、
「ジョナ・ロムー以来の19歳でオールブラックス入り」、
IRBの「19歳以下最優秀選手」

に選ばれるというピカピカの経歴を持つ超大型新人。ここでも何度も登場してもらってます。

さ~、どーする?どーする?誰に一票?

今のところの結果は、
イサイアくんが断トツのトップ(得票率:35%)
これを追うジェイソン(30%)
タマちゃん(25%)
(どんどん変わっていくでしょうが)

やっぱりオールブラックスとしての知名度、高いですね~。
えっ?誰に投票したかって? それは・・・
ヒ・ミ・ツっ♪ 

2006年度セブンス・メンバー発表♪

2006-01-29 | セブンス
・・・って実際の発表は26日だったんですけどね(遅っ!)
このメンバーで来週のウェリントン・セブンスへ♪ 楽しみどぇ~すv´▽`v
発表された16人中(17人目は後ほど追加発表)、8人が新人という思いきった刷新。

というか昨シーズンのメンツがスゴすぎ、いきなりオールブラックになってしまったイサイア・トエアバ、スーパー14に選ばれたリアム・メッサムタマティ・エリソン、日本行きを決めたオレネ・アイイなど有力選手がごっそり抜けてしまった後の苦渋の選択でもあります。
(この辺の事情は「すべては帝王のために」でもどーぞ。)

【ニュージーランド・セブンス2006年度メンバー
チャールズ・バクスター     (ベイ・オブ・プレンティーの大ベテラン)
エドウィン・コッカー        (白ラインのヘッドキャップのベテラン。オタゴ) 
DJ・フォーブス          (オークランドの新人。フォワード)
クレイグ・ハドソン         (2000年にも選ばれたハーバーのウィンガー)
ナイジェル・ハント         (ピリにそっくり!応援してます♪ウェリントン)
タファイ・イオアサ         (リアムの後を継いでキャプテンに)
コリー・ジェーン          (ウェリントンの新人。ウィンガー)
ザー・ローレンス         (「パシフィック・セブンス」でも活躍)
ジェームス・マーハー      (マヌカウの新人。フランカー)
ラッチー・ムンロ         (オークランドの新人。19歳の最年少!)
ロト・ライカブラ          (ウェリントンの新人。ユーティリティーバック)
ヘイデン・リード          (去年1月のメンバー。ベイ・オブ・プレンティー)
アランド・ソアカイ         (オタゴの新人。フランカー)
ドウェーン・スィーニー      (ワイカトの新人。ユーティリティーバック)
オノサイ・トロリマ-アウヴァア (オークランドの新人。2004年IRB19歳以下世界大会参加)
アマシオ・バレンス        (大御所中の大御所。でも3月には日本へTT)

難しい名前ばっかりで、アイランダー率高そ~@@ 
(まっ、ざっとこんな感じ。「パシフィック・セブンス」にて→)
オノサイ・トロリマ-アウヴァアだなんて、名前見ただけで、どんな人か想像できちゃう!(ウソっ´。`A)
苗字が英語だからって白人とは限りませんからね。かなりの確率でマオリだったりします。白人率の高いカンタベリーからは誰も選ばれていませんし。同じく白人率の高いオタゴの2人は、ともにバリバリのアイランダーくんたちです。

とにかく、セブンスはポリネシアンの独壇場♪ これって、
ラグビー好きの「ポリネシアンLOVE」には、夏休みとクリスマスが一緒に来るようなもの♪
しかも、イサイアに続くようなオールブラックスの卵がゴーロゴロかも!?
うっきゃ~、楽しみぃ!

当たっても砕けない?

2006-01-28 | スーパー14
「やばいんじゃない、チーフス。いきなり負けたら、今シーズン、ドドドドォっと崩れそう。」
と夫が心配していた、ワイカト・チーフスのスーパー14プレシーズンマッチ。初戦の相手は5日前に宿敵クルセイダーズを21:19で下し、意気軒昂なオタゴ・ハイランダーズ。
「最初から負けたりしたら、それこそもう・・・」

こういう心配がついつい出てしまうのもチーフスならでは。このチーム、主力選手のポリネシアン率が高く、
「サインプレーってなんだっけぇ?」
みたいなパワーとスピードがウリの荒削りなゲームが得意!

「ここ一番!」という勝負にはコロッと負け、
「4強入りを逃した消化試合」など、どーでもいいゲームで俄然張り切って圧勝´。`A
「ねぇねぇ、監督っている?」
(いますよ、イアン・フォスター監督。すっごくプレーヤーっぽいですが)
と言いたくなるような、行き当たりばったり、出たとこ勝負の試合運びなど、
先が読めないワイルド・ゲームでスタンドを沸かせるのもこのチーム。

「ポリネシアンは集中力が続かないから~」
このブログでたびたび登場する「ニュージーランド・ラグビーならこの人に聞け!」と断言できる情報通のミスターJも、夫と同じような心配をしてましたっけ? そうなんです、パワー全開で「当たって砕けろ!」と突っ込んでいくのはいいけれど、
当たりがワルいと、ホントに砕け散ってしまうのが彼ら。

オールブラックスやクルセイダーズでよくある、相手の出方を見るように前半負け越し、後半になってジワジワジワジワぁぁぁぁと冷静沈着に追い上げ、追い抜いていく、あの正確さ、ひつこさ、不気味さは、チーフスとは対極をなすもの。
あれをして「実力」と呼ぶなら、チーフスのかなりの部分は「勢い」かな、と。

その危うさもファンにはたまらない魅力なんでしょう。
応援の熱さは天下一品。
昨シーズン、彼らの本拠地ワイカト・スタジアムまでハイランダーズ戦を観に行き、噂通り腰の入った応援と濃いファンサービスに感動したものです。サラッとした都会的なオークランドにはない、チームとサポーターの強~い絆を感じました。(詳しい観戦記はコチラで)

(↑この時もハイランダーズ戦。消化試合なのに31:8と黄赤黒のチーフス圧勝。
新聞には「遅すぎたチーフスのピーク」と書かれてました´。`A)

けっきょく、周囲を心配させたプレシーズンマッチは、38:21でチーフスの勝利!
う~ん、読めません。今年は当たっても砕けない?

2004年、2005年とニュージーランド・セブンスのキャプテンとして大活躍だったリアム・メッサムが、自陣の22メートルラインから70メートル独走でチームのトライに貢献したそう。
「やっぱ、セブンスだよね~」
と、スーパー14直前のこのタイミングにセブンスで盛り上がっている西蘭夫婦。
気分はすっかり、ウェリントンです♪

チーフスの名前の由来は最近書いた「チーフ・オブ・チーフス」でどーぞ。

どちらがお好き?

2006-01-27 | その他
「なんだコレ~?!と思って見てる、ラグビー知ってる人がい~っぱいいるよ!」
このブログを始めた当初、ブログの行く末というか、存在そのものを心配していた夫。
「なにが、なんだコレ~?!なの? 素人くさいってこと?」
「う~ん。なんていうか、こんなのラグビーブログじゃない!って言われそう。フツーこんなのないからな~」

確かに「タナのしわ取り」なんて美容ネタ、ラグビーブログのエントリじゃないですよね(笑)
あっ、あの後顛末書いてませんでしたが、けっこう効きました!ご興味ある方、お試しください。やり方はコチラからどーぞ。タナはオールブラックス引退を発表してから、めっきり若返っちゃって、こんなもの全~然必要なさそうですが。

で、今日も再び「こんなのラグビーブログじゃない!」エントリ´ー`A
いつもイーデンパークにオークランドの試合を観に行くと、白いユニフォームのチアリーダーがわんさか出てきます。その度に夫が、
「なんでこんなに太ったコばっかり?」
とやや不満気。確かにそうなんですが、胸元を強調したこの白いユニフォーム、白いブーツともどもかなり太って見えるデザイン。

ところが、ハミルトンへチーフスを観に行った時のこと。チアリーダーが出てくるや、
「いいじゃん、いいじゃん。ブルースのよりぜんぜんいいなぁ♪」
と、ご満悦な夫。どうもほっそりしたコが多いのと、ウエストの露出度が気に入ったよう。

そういえば、50歳以上のイギリス人中高年男性心理に詳しい友人によると(すごい限定情報)、
「オトコってトシとってくると胸が大きいより、ウエストがくびれてる方が断然いいらしよ。」
とか。
「ふ~ん。」
イギリス人中高年男性に縁がないので、その時は聞き流していましたが、夫の感想を聞き、
「イギリス人に近づいてるってこたぁないだろうから、中高年入りってことかぁ。」
と、ごくごく冷静に思ってしまいました。

彼も来月には40代の仲間入りです´▽`A

ルークの結婚

2006-01-26 | プレーヤー
どんどん過去に向かって更新されていく不思議なブログ。ただ今、引越し中なのでお許しを~(伏)
過去ブログはコチラからどーぞ。
(全~部移行させるのが夢です。がっ、がんばりま~す☆_☆)
======================

昨日、久々にルーク・マクアリスターの話がチラッと出たので、今日はドーンと♪
NPCのオークランド戦でタセサ・ラヴェアのタックルが思いっ切り決まってケガをし、
グランドスラム・ツアーを見送ったルーク。

「かなりのケガで手術か?」
とか言われていたのに、その後の続報がなく、
「どーしてるんだろ~?」
と思っていたら、
なーんと結婚してました@@!
(いつそんな元気になってたのぉ~´。`A)

しかも、
「すわっ!クーデターか?」
とちょっと物騒になっていたフィジーで@@
出席者も屈強なおニイさん揃いで、クーデターなんて怖くない?(ウソっ!)

☆オールスター結婚式☆
と新聞に書かれたほど、んまぁ~豪華絢爛なゲスト!

ダニエル・カーター(真っ先に名前が挙がってて、ポジション争いは関係ない?)
アリ・ウィリアムズ  (いよっ!ロック界一・・・って意味違う?の宴会男!)
マア・ノヌ       (意外な友情@@ どっ、どこに接点が?)
ダニエル・ブレイド  (オークランドつながりですね~)

気になるベストマンは、
ベン・アティガ  (パーティーと言えばこの人!そっか、親友なのね、しかも独身ねぇ)

ベストマンに継ぐ、グルームスマン。まっ、まぶダチですね。
タセサ・ラヴェア (えぇぇぇぇ!そんなに仲良かったのぉ!あのタックルも許すって?)
タマティ・エリソン (ビックリ、タマちゃんもお友だちだったんだぁ@@)
ジミー・コーワン  (おー!初めて名前が挙がったサウスランド代表。飲み友?)
ホセ・ギア      (リコじゃないとこが、ゼネレーション感じます)

花婿サイドはみんな真っ白な服装で、
全員が白のビーサン(こっちではジャンダルと呼びますが)で臨んだそうな。
う~ん、リゾートでこんなドレスコードってオシャレかも♪
(ジャンダルがアディダス提供だったかどうか気になるんですがぁ´。`A)

奥さんのブルック・ダジさんは3歳年上の25歳。とっても美人!多いですね~、スポーツ選手のあねさん女房。
(あっ、うちもですが。全然関係なかったですね)

2人は4年前、ルークが18歳の時に出会ったとか。でも、彼は20歳と上にサバ読んでたんですって!今は14ヶ月になる娘アスティンちゃん(今回はフラワーガール)がいます。きっと、
「オールブラックになったら結婚しよう!」   (NZヘラルドから↑)  
と決めてたんでしょうね。
末永くお幸せに~♪

ケビンがブルースのキャプテンに♪

2006-01-25 | スーパー14
大好きなケビン・メアラムがオークランド・ブルースのキャプテンに指名されました!

オールブラックスのフッカー(2番)としてベテランの域に入ってきた(32テスト)ケビンは、サモア系で今年27歳。物静かで敬虔なクリスチャンとして知られ、ブルースのポリネシアン・キャプテンとしては同じくサモア系のマイケル・ジョーンズに続いて2人目。

デビッド・ヌシフォラ監督は前キャプテンのザヴィアー・ラッシュと10番カルロス・スペンサーの時代を、
「彼らに頼りすぎ、リーダーシップ層が薄すぎた。」
と評し、
「ケビンなら幅広い支持が得られるだろう。」
と期待を寄せています。

ケンカっぱやくアウトローさが魅力のカルロスとは正反対の誠実な人格者。
「ケンカでぃ、ケンカでぃ~」
というシーンではいつも、低い背丈で割って入り、一緒に殴られながら必死で止めに入るケビンの姿があります。

副キャプテンにはオールブラックスの大御所ダグ・ハウレット(50テスト)が指名され、
フォワードとバックス
寡黙と社交的
サモア系とトンガ系
と、なかなかの好対照。

これに10番として、超~タフなリーグから転身したとは思えない細身で子煩悩なタセサ・ラヴェアか、去年衝撃のオールブラック・デビューを飾ったルーク・マクアリスターの組み合わせ・・・。

う~ん、新しいブルースになりそうです。
まずは今週末28日(土)のワラタス戦が楽しみ!(テレビ報道がないので観れないけどTT) 

もーいくつ寝るとぉ♪

2006-01-24 | スーパー14
「スーパーフォ~ティイ~ン♪」
ということで、2月10日の開幕までほぼ2週間と迫った「スーパー14」!
ニュージーランドは、もうスゴ~い盛り上がり!って、局地的にですが´。`A
キウイでもけっこういるんですよ、「ラグビー観ない」という、
ネコに小判、ブタに真珠タイプが。
あー、もったいな~い。

まっ、そういう私もクリケットやグランドホッケーは観ないので、
クリケット・ネコ、ホッケー・ブタ
なんですがぁ´~`A

すでに始まっているプレシーズン・マッチ。
先週末は2本目級中心でしたが、今週末からは力が入ってきて、来週からはいよいよ本チャン組登場のようで、楽しみですね~♪ 以下スケジュールです。

2006年スーパー14ウォームアップ・マッチ 
1月26日(木) ハイランダーズ 対 チーフス
   27日(金) ハリケーンズ 対 ブランビーズ
   28日(土) ブルース 対 ワラタス
          クルセイダーズ 対 ウエスタン・フォース

2月 2日(木)  チーフス 対 ハリケーンズ
          ブルース 対 ウエスタン・フォース  
          ハイランダーズ 対 レッズ
   4日(土) クルセイダーズ 対 ワラタス

せっかくブルースが、前オールブラックスのジョン・ミッチェル監督が率いることで話題になっている新顔のウエスタン・フォースとホームのイーデンパークで試合をするというのに、私たちは「ウェリントン・セブンス」へ行っていて観られませ~んTT

プレシーズン・マッチはテレビ中継もないし、残念。でもただ同然の入場料なので、
「ちょっと有名選手を見てみたい。」
という人には狙い目です。選手もとっても気楽なせいか、みんなフランクでサインをもらったり写真を撮ったりというのが目的の人にはいいかも、です。

去年、NPCのですがプレシーズン・マッチ(オークランド対ウェリントン)に行った次男(当時7歳)は、
マア・ノヌとけっこう話したよ。」
というのが、今でも自慢´。`A

その、「けっこう話した」内容とは・・・・
「ラグビー以外で好きなことは?」
「Sleeping」
「好きな食べ物は?」
「Seafood」
で終わったようですが、本人大満足。
もう友だち気分ですよ、アイツは!

有名選手と友だち気分になるならプレシーズン・マッチ。お近くのスタジアムへレッツゴー♪

ラウアキ逮捕

2006-01-20 | プレーヤー
引越し後いきなりですが、たった今、テレビで観てきたところなので。
(ネットのニュースはコチラからどーぞ)

はい、シオネ・ラウアキです。
チーフスでオールブラックの115キロ、1.94m、24歳のトンガ系の彼です。
どうやら昨夜、スポンサー主催のパーティーがあり、そのまま他のプレーヤーと、
ボーイズ・ナイト・アウト(まっ、飲み会ですね)
となったらしいのですが、それが行き過ぎたらしく、
今朝4時過ぎにハミルトン(ワイカト・チーフス本拠地)のカジノを出たところで、
殴り合いのケンカとなったようで・・・
5時直前に駆けつけた警察に御用となったようです´~`A
これがシーズン開始前の最後の自由な週末だったそうですが、ここまでは羽目を外さなくても・・・

まっ、この手の話、長~いオールブラックスの歴史の中ではけっこうあるんですが´。`A
(最近ではジャスティン・マーシャルが若い頃ケンカで逮捕されたことがあることを自著の中で告白してましたが・・・)
不名誉であることにはかわりなく、チーフスも含めて今後の対応が注目されるところです。

6時前には釈放されたそうですが、1月26日には出廷しなければならないそう。
その日はまさに、「チーフス対ハイランダーズ」のプレシーズンマッチがクイーンズタウンで開催される日!
これに出られないのは確実でしょう。

そうでなくても、
「もう2度と黒ジャージを着ることはないだろう。」
と各方面から太鼓判を押されているシオネ
さらに翌週の2月2日には、ハリケーンズとのプレシーズン・マッチもロトルアであるというのに。
あ~ぁ。こんなことでチャンスを棒に振るなんて・・・。

引っ越して来ました!

2006-01-20 | その他
あまり聞きませんよね?ブログの引っ越しって・・・
しかし、しかし、決行してしまいました´。`A

ラグビーなのに、なんでニワトリ?
というところはツっ込まないでください。急に決めたので、出来合いのテンプレをサクサク見てみたのですが、どーも気に入ったのが見つからず・・・

で、ニワトリ??? ニワトリ??? ニワトリ???
えぇぇ??? えぇぇ??? えぇぇ???
とにかくこれで軽くGOして、もっと気に入ったのが見つかったら変更します。
(実はけっこう気に入ってたりして´▽`?)

では、取り急ぎお知らせまで。
今までのブログはコチラからどうぞ。

追々、過去エントリも移行できたらいいんですがぁ~(遠い目)
シーズンも始まっちゃうことだし、どうなりますやら。でも、がんばります。
当面はぜひ、新旧ともども、よろしくお願いいたしま~す♪

すべては帝王のために

2006-01-16 | セブンス
■お知らせ■
これ以前のエントリは以前のブログから移行させたものです。
徐々に全69エントリ@@を移行させていきますね。ふぅ~´。`A


7人制ラグビーの全国大会「ナショナル・セブンス」が終わりました。
全国から集った地方代表がしのぎを削り、オークランドが最上位グループであるカップ戦で優勝。病気のため同行できなかったエリック・ラッシュ監督はさぞや嬉しかったでしょう。

オークランドは初日の特徴のない試合運びから一転、2日目には非常に切れのいい動きになっていてビックリ。
「MVPかな?」
と思われた、デビッド・スミスが大活躍。(選ばれませんでしたが)

「この大会って、彼のためにあるようなもんだよね。」
テレビを観ながら、夫がポロッともらした一言にドキリ。まさに、その通り。
「たったひとりに捧げられた全国大会って?」

ティジェンス@香港セブンス少なくとも有力選手にしてみれば、チームのため以上に彼のために戦っている面があったかも。
その彼とは、
NZセブンスの帝王、ゴードン・ティジェンス監督です。
(2004年の香港セブンスにて→)

国内セブンスはこの大会をもってオフシーズンに入りますが、国際セブンスはまさにこれからが佳境。つまり、この大会は国内の総仕上げと国際大会に出場する選手の選考会を兼ねているのです。

特に今年は、3月に英連邦諸国のオリンピック、4年に1度の「コモンウェルス大会」があり、ティジェンス監督にはここでの、
「3連覇達成を花道にセブンス引退、15人制の監督へ転身」
という強い希望があります。

そのため、今年は彼にとっても選手にとっても非常に重要な年なのです。チームが優勝できなくても、ファインプレーを手土産に国代表となり、さらに認められれば、15人制のヒエラルキーを、
NPC→スーパー14と上って行くことができるかも!

実際、イサイア・トエアバのように、セブンスからNPCの数試合を経ただけで、去年11月のグランドスラム・ツアーで弱冠19歳にしてオールブラックスに大抜擢されたシンデレラボーイもいます。

今年は、たくさんの有力選手がスーパー14に移ったり、日本へ行ったりで、“新人の大量採用”が期待できることもあり、選手の意気込みも一段と強かったでしょう。

夜にはさっそく、ナショナルチーム結成のための4日間の選考合宿参加メンバー31名が発表されました。さすがセブンス!
監督の一存で決まるんでしょう、すご~いスピード決定@@
ここからさらに17人が選抜されることになります。

個人的に気になった、
ウェリントンのトゥ・ウマガ-マーシャルはケガのため選考漏れ。
同じくウェリントンのナイジェル・ハントは今年も選ばれました。
(雰囲気がピリ・ウィープそっくり!NPCのポジション、年齢まで一緒!)

オークランドのデビッド・スミスやサウスランドのタニ・プキは意外にも選考外。スタンドプレーよりチームプレー重視? 

プキはなんとな~く「タマちゃん」こと、今年からスーパー14デビューする、ウェリントンのタマティ・エリソンを彷彿とさせる華があったんですが、華よりダンゴ(あれ?字違い´。`?)

そうそう、昨日言ってた「サウスカンタベリーのきこり軍団」。
テレビ放映された準決勝には残っておらず観られませんでしたTT

彼らはトンガから呼ばれたプレーヤーで、サウスカンタベリーのある町できこりをしながら集団生活をしているそうです。試合があるたびに山を下り、
チェーンソーをボールに持ち替え夢に向かって走るのです。
オシゴトもプレーもがんばって~♪

さ、お次はウェリントン・セブンスです!行きまっせ~♪

ラッシーのいないセブンス

2006-01-15 | セブンス
昨日は「ナショナル・セブンス」をテレビで観ました。
いいなぁ、7人制ラグビー、セブンスのアッカる~い雰囲気♪
開催地のクイーンズタウンもピーカンのお天気で、ワカティプ湖を囲む景観も、相変わらず素晴らしかったです。
「おぉぉぉ~、これぞニュージーランド♪」
という眺めです。

セブンスのシーズンは北半球だと15人制のシーズンの終わり、つまりかなり春めいてきた頃からが本番。南半球の場合は15人制のオフシーズンの真夏に始まって秋へ。

いずれも気候のいい時期で、浮かれて観るにはもってこい!
間違っても雪の中をこごえながら、ずぶ濡れになって観るスポーツではなく(ラグビーは雨天どころか雪でも決行のスポーツです)、15人制と違ってサポーター(というより普段はラグビーなど観てなさそうなフツーの人を多数含む観客)のコスプレでも有名です。

ビキニやアフロのカラフル・ウィグはお約束♪
雪が降ったらいくらなんでもビキニは寒いし、
雨が降ったらウィグのセットが乱れるってもんです。(ホント?)
見るからにラガーという、いかついおニイさんのボンデージとか、ナースルックとか。気合入ってますよ~@@

その辺のところは、以前にこんなのを書いてましたので、よろしかったらどうぞ。
プールゲームで今日のところは予選なので、万遍なく観るに留まりましたが、試合結果はこんな感じです。

個人的にはオタゴやサウスランドに、「おぉ!」と思うほどポリネシアン系がいたのが目新しかったかな? 
「オークランドって、けっこう白人多くな~い?」
というのが、みんなの一致した感想。意外でした。

ラッシー@香港セブンス一番残念だったのは、セブンスと言えばこの人、オークランドの監督、いずれはゴードン・ティジェンス監督の跡を継いでNZセブンスを率いる、ラッシーことエリック・ラッシュの姿がなかったことです。
(←まだプレーヤーだった頃。2003年の香港セブンスにて)

数日前の報道によると、
ラッシーはクリスマスの後、肺に血栓があるのが見つかり、
集中治療室に送られ、2週間も入院していたそうです。完治には半年を要し、飛行機にも乗れず、今は監督業どころではない状態のようです。

フィジーのセルヴィと並ぶ、セブンスのレジェンドの、
1日も早い回復を心から祈っています。

さて、今日の決勝戦、どうなるでしょう?
「サウスカンタベリーのきこり軍団がんばってぇぇぇ♪」
(↑この話はまた次回にでも) 

ケルストンは宝の山

2006-01-14 | 学生ラグビー
「とにかく面白いから」と貸してもらったビデオは、
1999年のNZ高校ラグビーの決勝戦。

北島の雄  「ケルストン・ボーイズ・ハイスクール」
            対
南島の名門 「クライストチャーチ・ボーイズ・ハイスクール」

ケルストンは公立校ながら、超がつくラグビー・エリート校
とは聞いていましたが、ここまですごいとは!

この試合だけで、
サム・トゥイトゥポウ (今シーズンからスーパー14「ワイカト」)
シオネ・ラウアキ (オールブラック)
モーズ・トゥイアリイ (オールブラック)
ジョン・セニオ (NPCのノースランド、ケビン・セニオの弟)
が出ています。
「きゃ~♪ 私でも名前と顔が分かる人がいっぱ~い」

夫が「突貫小僧」と呼んでこよなく愛するサム。
彼はある種のアイランダーにありがちな、おっさんくさい外見で“天然パパ”な風貌。
「彼にも高校時代があったんだ~」
と、妙に感動。青春してたんでしょうね~。

当時からヘッドギアを愛用していたようで、最初から最後まで、かなりサイズが合ってなさそうな、ブカブカなのをしっかり目深に被ってました。(高校の備品?まさか・・・ね?)

ビックリだったのはポジションが10番だったこと!
そうか、高校時代は突貫じゃなく、華やかなスタアだったのね♪でも、決して蹴らない(蹴れない?)10番で、
蹴ったのは全試合で1回だけ@@
おぉ、見よ!この徹底ぶり。アイランダーのド根性ラグビー!

グランドスラム・ツアーが良かった、モーズ。
前に無名時代の写真を見せてもらったことがありますが、
すんご~い、アフロヘアでした!
「ヘッドギア不要」と断言できるくらい、頭の周りを真ん丸~く取り巻くチリチリへア@@

ところが、彼もサム同様にヘッドギアを被ってました@@!ギアの隙間からアフロヘアがわんさかはみ出していて大変なことに。
「あれだけの髪、ギアの中に収めるだけでも一苦労?」
と、余計なことに目が行ってしまって、集中できない!

結論から言うと、今のスキンヘッドに近い短髪は精悍で大正解!
やっぱり頭は小さくまとめなきゃ。小顔はオシャレの基本♪
ねっ? そこのシオネ・ラウアキ。
(ケルストンボーイのモーズとシオネ→)

ということで、
「もう2度と黒ジャージを着ることはないだろう」
と各方面から太鼓判を押されているシオネ。

もう巨体で目立ちまくり。まだプロっぽく絞られていないので、かなり重そーな印象。オールブラックスになってからも、
「80分連続で走れない」
という評価が、堂々まかり通っていたのがよくわかります(笑)

実はケルストン、オールブラックスの
グラハム・ヘンリー監督が校長兼ラグビー部の監督だった(校長自ら@@)高校として有名です!
これがラグビーエリート校の発端なんですが、この件は話すと長くなるので、またいつか。

クイーンズタウンで「ナショナル・セブンス」がありますね♪
よい週末を。


チーフ・オブ・チーフス

2006-01-13 | プレーヤー
チーフ(chief)という英語を聞いたら何を思い浮かべますか?
職場で主任や係長クラスの人をそう呼んでいる人や、CEOのCとして最高経営責任者、社長以上に全権を握る経営者を思い浮かべる人もいるかもしれません。

「チーフっていったら、長官とか酋長じゃない?」
という意見もありそうですね。ニュージーランドでチーフといえば、
圧倒的にCEOのCよりも酋長です(笑)

しかし、個人的には酋長と言われると、どうもアメリカン・インディアンやアフリカなどどこか遠い国の族長のイメージで、実生活につながりません。そこで、いちいち日本語訳にせず、チーフのまま話を進めることにします。

チーフは、NZでは尊敬と敬意をもって口にされる言葉です。
マオリやパシフィック・アイランダーに国家意識が芽生えたのは、「西洋人がそれを持ち込んだから」と言っても過言ではないくらい、彼らの社会は長い間、部族(tribe― トライブ。これもNZでは非常によく耳にします)を中心に営まれてきました。

スーパー14に「ワイカト・チーフス」がありますが、これは
「ワイカト最高経営責任者たち」
ではなく、
「ワイカト酋長たち」です。(←ワイカトのロゴマーク)

マオリ人口の多いロトルアをフランチャイズに持つチームで、実際、ポリネシアン度の高いチームです。
部族の長、それがチーフなのです。
他国ならキングともなるべき、絶大な権限を持つ、最高位の人。
一部上場企業のCEOどころじゃありません(笑)

オールブラックスのアシスタント・コーチ、ウェイン・スミスは、タナ・ウマガがオールブラックスからの引退を発表した時、選手たちが泣いていたと語っていました。

「泣いたのは誰だろ?」
まっさきに思い浮かんだのが、
ジェリー・コリンズ
次に、
マア・ノヌ
そして、グッと下唇を噛んで涙をこらえる(想像ですが・・・)
ロドニー・ソオイアロ

私が勝手に「ウェリントン三人衆」と呼んでいる面々です。彼らの共通点はサモア系であること。
マアはタナ同様、NZ生まれ。他2人はサモア生まれです。いずれもアイデンティティーに強い誇りをもっていることでしょう。彼らがオールブラックスというエリート集団の中にあって、タナを「チーフ・オブ・チーフス」として崇めていたことは、想像に難くありません。

彼らのタナを見る視線には、
「いつかはタナのように」
という憧れや努力目標などとは異質の、絶対的な尊敬と忠誠が滲んでいる気がしてなりません。時代が時代なら、
「この人のためなら死ねる」
となっていたのでは?

記憶に新しいところで、オールブラックスがグランドスラムを達成したスコットランド戦の直後、黒ジャージのマアとスーツ姿のジェリーがタナを担いでピッチを練り歩くという出来事がありました。
快挙達成で活きのいい若手がキャプテンを担いで喜んでる――
誰にでもそう見える構図だったでしょうが、個人的にはあの3人の組み合わせには、もっと深い意義があったと思っています。

いくら若手でも、あの場でピリ・ウィープ(マオリ系)やシオネ・ラウアキ(トンガ系)がタナを担ぐことはなかったでしょう。サモア系チーフが導いた勝利を部族で祝しているのを、他の部族の人たちは温かく見守り、部族に属する者同士としての敬意を表していたのではないかと思っています。いずれにしても感動的でした。

と、今日もまた、タナの話になってしまいました´。`A
あー、タナが止まらない!!

タナの言葉

2006-01-12 | プレーヤー
タナ2@スーパー12百試合タナほどの名選手の「オールブラックス引退」となると、とても1、2回のエントリでは足りません。
いくら語っても名残惜しいことにはかわりありませんが、
今日もタナの話で。
これだけ慕われているタナの人柄。それを表すのに彼自身の言葉以上のものはないでしょう。メディアに出た彼の発言を拾ってみます。

人は常に自分の人生を支配したがるものだ。
一生涯ラグビープレーヤーであり続けたいけれど、それがかなわないのはわかっている。今が(オールブラックスを引退するのに)最良のタイミングなのは間違いない。」
彼らしい率直で明白な言葉。
この有言実行ぶりがリーダーとしての信任を得てきたのでしょう。

「例え今シーズンが12戦11勝という結果にならなかったとしても、やはり決断していただろう。」 
ただし、ワールドカップが2007年ではなく、今年であったとしたら、
もう1年続けていた可能性もあったことを認めています。

過去のいかなることにも後悔はない。
過去を変えることはできない。前に進んで、それとともに生きていくしかない。」
去年のライオンズ戦初戦で、タナとケビン・メアラムがキャプテン、ブライアン・オドリスコルに対して行ったタックルが、
「危険なタックルだったのではないか」
として物議を醸した一件に関しての、有名な発言。

オドリスコルはかなりの負傷を負い、そのまま退場。IRBは「問題なし」としましたが、この一件は、
「スペアゲート事件」 (相手を頭から突き落とす危険なタックルを英語では「スペア・タックル」と呼んでいることから)として、双方に禍根を残すことになりました。
(オドリスコルはグランドスラムツアーの段階でも全治しておらず、彼がキャプテンを務めるアイルランド戦にはタナは不参加)

この件は、イギリス・メディアからの猛烈なバッシングなど、タナの輝かしいキャリアの中で最も辛い出来事だったことでしょう。当時の彼の憔悴とそれを覆す鬼気迫るプレーは今でも忘れられません。

You just have to move on and live with it.
(前に進んで、それとともに生きていくしかない)
という言葉に、彼のさまざまな想いが凝縮されているように思います。

「与えられた環境の中、物事や出会った人たちから多くを学んだ。それにより、
よりよい人間となり、子どもたちがその恩恵に授かれることを期待している。
コーチ陣も揃って、彼がオールブラックスとして人間的に成長したことを認めています。子どもへの恩恵― やっぱり家族想い!

「世の中にはどうにもならないことがある。
恐らく今の段階で、子どもが私の人生の原動力だろう。
彼らのもとに戻り、彼らにとってベストなことをする時が来た。」

それはまた、タナ自身にとってもベストなことになるでしょうね。
Good luck, Tana!