ニュージーランド・ラグビー:オフ・ザ・ピッチ

ラグビー王国からのそのまんまレポート。子どもラグビーからオールブラックスまで、見たこと感じたことをお送りしています。

王国を支えるクラブ・ラグビー

2006-07-02 | クラブラグビー
ご無沙汰してました。インフルエンザに苦しめられ相変らずゲホゲホやってますが、ずい分と良くなりました。いろいろお心遣いをいただき、ありがとうございました。多分、あと数日で本調子になるかと思います。

「こんな時にテストマッチがなくて良かった~」
とつくづく思ってるラグビーバカです´。`A 
アルゼンチン戦は毛布に包まりブルブルガタガタ震えながら顔だけ出して観てました。
あの時は悪寒がものすごく、起きているのは目だけという状態でしたが勝って何よりです。アイルランド戦よりも冷や冷やしましたよ。こちらの体調もあるんでしょうが。
ライトブルーの王子様軍団、相変わらず侮れませんね。

今週はテストマッチがない代わりに、オールブラック級の大物選手がドッとクラブ・ラグビーに流れ、夫と次男が家族を代表して(?)観に行って来たので写真をUPしておきますね~♪
(マリストの試合前のダグとイサイア。ダグは一応アディダスだけど、思い切り私服´m`→)


【マリスト対パクランガ】 10:13
マリストはオールブラックのダグ・ハウレットイサイア・トエアバ、ジュニア・オールブラックスのサイモネ・タウモエペアウ、ブルースのライオン丸(あの髪型!)カーティス・ハイウが出ていたにもかかわらず、1トライ、1ゴール、1ペナルティーの10点に留まり、有名選手ゼロのパクランガに負けてしまったとさ!やっぱりラグビーは個人技よりチームプレーなんですね~´ー`;
(↑試合前の円陣。カーティスのアフロが目立つぅ~。ダグやイサイアの姿も)

NZのラグビーにはラグビースクールなるものがなく、子どもたちは5、6歳になると全国津々浦々にあるクラブに所属し、そこからすべてが始まります。どんなに有名なオールブラックでも全員クラブに属しています。クラブなくしてNPCはなく、NPCなくしてスーパー14やオールブラックスもないというわけです。
(あ~らよっ!軽々~?サイモネ→)

リッチー・マッコウや最近ではジェイソン・イートンのように、スーパー14をすっ飛ばしてオールブラックになることはあっても、どこのクラブにも籍を置かずにプロになることはできません。ですから、

クラブはこのラグビー王国の礎です。

そのためアマチュアの試合であっても、大変敬意が払われ、試合の予定も結果も新聞に載ります。
(←ダグ。ピッチの脇のベビーカーがなんともクラブ・ラグビー♪選手のかサポーターのか´。`?)

次男などいつも熱心にチェックしていて、オークランドを本拠地とするどのプロ選手のクラブ・チームも言い当てられます。それは自分も毎週、「10歳以下」という年齢別子どもラグビーで他のクラブと対戦しているため、大人の試合であれ子どもの試合であれ、“マイ・クラブ”にかかわることには違いがないからなのでしょう。

「来週の試合はカールトンかぁ、イサ・ナセワのとこだな。」
とまるで、イサと試合でもするかのような意気込みになってしまうのも、こういう事情からです´。`;  (子どもに人気のあるカーティス。マリストのキャプテンでしたがプロになって忙しいからもう降りてるかも→)

(←試合後取材を受ける、アイスくんことイサイア。超無口みたいですけど取材慣れしてだんだんオールブラックスの風格が?弱冠20歳ですよ@@この落ち着き!)




(こちらはちびっ子に囲まれる一番人気のダグ→)

社長ラガーの練習方法

2006-04-10 | クラブラグビー
夫はとあるクラブチームの「プレジデント」というチームでラグビーをしています。

名前はカッコいいのですが、まぁ、平たく言えば、年齢制限、体重制限がなく、ついでに技術も問わない・・・というのが、「プレジデント」です。必然的に集まってくるのは、こういう人とか


こうい人とかで


試合ともなれば、ピッチに鳥がいっぱい舞い降りてきてゆっくりその辺をほじくり返し、なにやらついばんだりしています→ 

ボールも選手も大きく動かず一所で固まっているので、ピッチの大半はガラ~ンという状態。
「閑古鳥とはこのことか!」
と思わずうなずいてしまいました。

彼らは別に、全員が全員、社長業をやっているわけではないのですが、かなりの人が会社のエグゼクティブや自営業者のようです(超ぉぉぉぉ~~零細ですがうちも自営業)。昼間はしれっとスーツに身を包みシティーを闊歩してたりするんでしょうが、土曜日ともなればビール腹やひざ小僧を堂々と出し、ラグビーパンツにハイソックス(本当はストッキングと言います)を履いて、泥んこになって走り回っているという、
まぁ、人畜無害の愛すべき万年青年たちです。

年齢・体重に制限がなく、技術も問わず、仕事はそこそこ忙しいらしい彼ら、練習はピッチでからだを動かすのではなく、もっぱらバーで口を動かす(=飲んで、しゃべって)というのが“お約束”。それでいて、土曜日ともなれば堂々と試合をするんですから、戦績だけは聞かないであげて下さい。

そんな彼らに新たな練習課題が課せられました!
「これが我々の新しいトレーニング方法だ。1日1時間は必要だろう。」
というメッセージとともに送られてきたその課題とは?

この写真を1日10分見つめるというもの・・・
(クリックすると拡大できます。トレーニングしたい方どうぞ)
「マジかよ~」
と言う、そのこアナタ。まぁ、聞いてあげて下さい。

一緒に添付されてきた新聞記事によれば→、イギリスのお堅い学会誌に発表された、ドクター・カレン・ウェザービーによるドイツでの最新調査結果によると、男性が1日10分、女性の胸を見つめ続けると、ジムで30分間エアロビをするのと同じくらい健康にいいんだそうです。

200人を対象にした5年間の調査の結果(マジですよ~@@)、“busty beauties”(「巨乳美人」ですかね?)を楽しんだ人は、楽しまなかった人に比べて、
血圧が下がり、
心臓病が少なく、
脈拍数が少なくなった

そうです!

ドクター・ウェザービー(女性ですよ@@)は、
「性的興奮は心拍を上げ、血液の循環を良くする。」
「胸を見ることが男性をより健康にすることは疑いようがない。」
「1日数分そうすることで、脳卒中や心臓発作のリスクを軽減できる。」
「これを長く続けることで、男性は平均4、5年寿命を延ばすことができる。」
と、もうもう男性にとっては女神のよう!

で、先ほどのメッセージ、
「これが我々の新しいトレーニング方法だ。1日1時間は必要だろう。」
に戻ると言うわけです。

こんなメールが“月曜日の朝10時57分”に送られて来るって、
プレジデントたち、平日なにしてるんでしょうね?
胸なんか見なくても、長生きするよ、アナタたち!(含む:夫)