ニュージーランド・ラグビー:オフ・ザ・ピッチ

ラグビー王国からのそのまんまレポート。子どもラグビーからオールブラックスまで、見たこと感じたことをお送りしています。

パブチャリティー・セブンス2009

2009-01-11 | セブンス
行ってきました!
クイーンズタウンで開催されていたパブチャリティー・セブンス!

(7人制ラグビーの国内大会の総本山。古いですが詳細はコチラで)

・・・ってもちろんワタクシではなく、夫と善(11歳)が代表観戦。
糖尿病猫チャッチャの看病がある限り、家族揃っての旅行はナシの家です。(代表者その1→)
こちらは仕事や家事の合間を縫ってテレビで観戦しました。

結果は以下の通り。
ボール優勝:地元オタゴ
キャプテンに大注目!とてもセブンスの体系じゃないのに「強い、はやい、うまい!」(吉野家か?) パケハ(白人)とマオちゃん(マオリ)とアイちゃん(アイランダー)の比率がイイ感じで個人的に好感♪

プレート優勝:ウェリントン♥♥♥ (←ファンにつき

去年は「ただの人」だったピリ・ウィプが堂々オールブラックとして参加!
「素晴らしいアンバサダー」
と褒められてました。よかったね~♪
この1年でホントに大人になったよ、来シーズンも応援! 

どーしよう!ハーフばっかり3人も応援しているワタクシ><;みんながんばれ!


カップ優勝:ノースハーバー

これってかなりの大穴!そもそも「ハーバー対カウンティーズ」っていう決勝戦の組み合わせからして大ドンデン返し!
「どうした?スーパー14のフランチャイズ!特にその青ジャージ!」
とか言ってる人いません?あっ、いませんかぁ~´ー`ゞ

ハーバーって強豪カンタベリーから突然ランファリー・シールドを奪ってみたり、ときどき思いがけないこと(多分、本人たちにとっても)
やってくれるので普段は地味でも要注意チーム♪ 

ところで、この両チームと写っているキウイのおネエさん、善曰く、
「オタゴ・デイリーの者ですが~」
と言って選手にグルッと囲まれてこの通り(((@@)))
こんなのアリ!なんですね~。
スゴいよ、キウイのおネエさん!みんな気をつけよう!(笑)

「来年は線審で参加!」
を密かに企てている夫です´m`A

魂のセブンス

2006-04-03 | セブンス
今年の「香港セブンス」のカップ戦の決勝は、イングランド対フィジーでした。
ニュージーランドでは国営の地上波が、毎年「香港セブンス」をライブ中継しています。NZは準決勝でフィジーに敗れ、その時のフィジーを観て、並々ならぬ意気込みを感じ、
「もしかしたら、フィジーが勝つかも。」
と思っていました。先月終わったばかりの英連邦のオリンピック「コモンウェルス・ゲーム」では、フィジーはイングランドに敗れ、NZはそのイングランドを制して連続優勝していました。

手に汗握る20分。
試合は前半、フィジーにイエローカードが出たこともあり、イングランド優勢でしたが、後半の終了間際、フィジーは24:19と新星ウィリアム・ライダーのトライで逆転するものの、ゴールキックを外します。しかし、勢いに乗った彼らには鬼気迫るものがあり、
「もうワントライ!」
と誰もが思い、彼らもそう思っていたことでしょう。

その矢先、事件が起きました。
フィジー選手の一人が肘から手首にかけての腕を折ってしまったのです。全身の体重をかけた腕がぐにゃりとなるのがテレビに映るほどの大骨折です!セブンスの精神であり、フィジーのキャプテンでもプレーヤーでもある、今年38歳のセルヴィの苦渋に歪む顔が、大写しになりました。

イングランドは動揺するフィジーの不意をつきトライ。ゴールキックも決めて26:24と逆転。優勝を決めました。その瞬間、
“England, you got everything!”(イングランド、あなたたちは何でも持ってるじゃない!)
という言葉が、思わず口をついて出そうでした。肩を落とすフィジーの選手たち。こちらまで涙ぐみそうでした。

去年の「香港セブンス」はIRB主催の4年に一度のワールドカップでした。優勝したのはフィジー。試合後のセルヴィのインタビューは今でも忘れられません。

「フィジーのみんな、どこにいるんだい?優勝したよ。これはキミたちのためだよ。ボクらにはなにもない。経済支援も、なにもかも。みんな海外へ出て散り散りだけど、がんばっているキミたちのためにこれを贈るよ。」
(セルヴィ。ウェリントン・セブンスにて→)

本国ではテレビどころか、ラジオの前でみんなが優勝の吉報とセルヴィのメッセージに涙していたことでしょう。彼は以前、あるインタビューで、「香港セブンス」がフィジー人にとってどれだけ特別なものか、ラグビーの海外試合と言えば今でも香港であること、ラガーにとってセブンス選手に選ばれて香港に行くことがどんなに栄誉あることかを、とくとくと語っていました。
「15人制よりセブンス、しかも香港なんだ。」
と言う言葉は真実でしょう。

オールブラックスで活躍するような超一流選手を数え切れないほど輩出していながら、フィジーの15人制は資金不足で常に青息吐息なのです。お金がないため海外でのテストマッチ(国対校試合)にも行かれないほどで、昨年のNZでのテストマッチもNZ側がかなりの資金援助をしていました。

そんな彼らの夢、「香港セブンス」。
そこで目の前にした優勝を逃してしまったのです。

しかもフィジーは今年に入って早々、政情不安に見舞われ、
「すわ?クーデターか?」
という一触即発な状態でした。ほとんどのセブンス選手が軍人なので、彼らの身分は常に軍の意向を反映し、非常に政治的、かつ不安定なものなのです。そんな中で、すべてを黙らせるためには勝ち続けるしかないのです。

しかし、負けてしまいました。すべてを持っているイングランドに。

でも、みんなはあなたたちを忘れないよ。
魂のセブンスを見せてくれる、白いウォリアーズを。

ビックリ仰天のウェリントン・セブンス

2006-02-07 | セブンス
行ってきました、ウェリントン・セブンス
ただもう、スゴかったです@@
何がスゴかったって、試合よりもなによりも、
「ラグビー観てない人がこんなにいるラグビーの大会なんて@@」
と、も~唖然!

コスプレのスゴさは香港セブンスも相当なものなので、
「まぁ、それなりに」
とは思ってましたが、実際は、それなりなんてものではなく、
「彼らはコスプレ&飲み会のために集ってるんだ!」
ということがよーくわかりました。

初日の夕方、お湿り程度の霧雨が降っただけで、
屋根のない部分にいた観客がゴッソリ消えましたからね~
もちろん試合はフツーに続いてるんですよ、全天候型スポーツですから(笑) 
人が消えたせいで、辺りはいきなりハリケーンズのメインカラーであるショッキング・イエローの座席がむき出しになり、どこもかしこも真黄色☆_☆ 試合より衣装命?!

ウエストパック・スタジアムって屋根のない部分の方が遥かに広いので(←ねっ?)、
スゴ~くわかりやすい変化でした´。`A

地元の新聞にも、
「ラグビーを観に来ている観客は全体の3分の1」
と堂々書いてありましたから、私たちは見事にマイナーグループだったわけです(笑)
まっ、この辺、非常~に悲喜交々の2日間で、とてもブログでチャチャっと書き切れる内容ではないので、本館の「ニュージーランド移住記録」の方で出しているメルマガで連載にする予定です。

結果はご存知のように、
フィジーがサドンデスのところを辛くも逃げ切って南アフリカを下して優勝
ニュージーランドは準決勝でフィジーに敗れたものの、今シーズンの前2大会では準々決勝で姿を消していたため、新生チームで一つ駒を進めた感じでしょうか?

イエローカードが2枚も出てしまいましたが、
やっぱりナイジェル・ハントが光ってました。
(カメラ目線ありがとう♪→)
大ベテラン、アマシオ・バレンスもがっつりとチームを支え、
3月のコモンウェルス大会(英連邦のオリンピック)を最後に日本に行ってしまうのはやっぱり寂しいですぅ~TT

圧巻だったのは、下位グループのトンガが上位グループのアルゼンチンを下した大金星の一戦。
感動したのはニウエのハカ。
総人口1,800人の小さな島国にだって五分の魂!
(←とっても良かったニウエの1番。でもこの先、国内に15人制での活躍の場がないのが気の毒)

フィジーが慎重~に慎重~~に慎重~~~~に進めている、セルヴィからライダーへの世代交代の様子など、冗談ではなく、
「国運をかけて・・・」
という感じがひしひしと伝わってきて、現地まで行った甲斐がありました。

話始めたら切がないので今日のところは、サクサクっとコスプレ写真をUPしておきま~す。こんなの序の口で、
もう「18禁状態」の人がわんさか´。`A
(1日座っててもお花が潰れないスゴ~いドレス@@ 西蘭家同様最初から最後まで一家で観ていた数少ないファミリー→)

(←この程度はごくフツー。
ドクター&ナースルック並みに人気のある、囚人&ポリスルック。上半身はバリバリのスコットランドヤード、でもウェーブで立ち上がったら下半身は真っ白なブリーフ一丁の一群もいましたっけ´。`A)


(元が濃いので迫力あります、ポリネシアンのコスプレ。中には民族衣装なのかコスプレなのかビミョーな人も。ヤシの実を半分に割ったブラとかぁ(笑)→)

(←今年のコスプレ大賞になった湯上りガールズたち。
これは試合会場に向かう街中でのワンショット。こんな人たちが朝からゾロゾロ歩いてます)


そんなこんなで、ブログの引越しが進んでませんTT
今年分はなんとか移行させましたが、去年の分はしばらくコチラからどうぞ。
がっ、がんばりまっす!

2006年度セブンス・メンバー発表♪

2006-01-29 | セブンス
・・・って実際の発表は26日だったんですけどね(遅っ!)
このメンバーで来週のウェリントン・セブンスへ♪ 楽しみどぇ~すv´▽`v
発表された16人中(17人目は後ほど追加発表)、8人が新人という思いきった刷新。

というか昨シーズンのメンツがスゴすぎ、いきなりオールブラックになってしまったイサイア・トエアバ、スーパー14に選ばれたリアム・メッサムタマティ・エリソン、日本行きを決めたオレネ・アイイなど有力選手がごっそり抜けてしまった後の苦渋の選択でもあります。
(この辺の事情は「すべては帝王のために」でもどーぞ。)

【ニュージーランド・セブンス2006年度メンバー
チャールズ・バクスター     (ベイ・オブ・プレンティーの大ベテラン)
エドウィン・コッカー        (白ラインのヘッドキャップのベテラン。オタゴ) 
DJ・フォーブス          (オークランドの新人。フォワード)
クレイグ・ハドソン         (2000年にも選ばれたハーバーのウィンガー)
ナイジェル・ハント         (ピリにそっくり!応援してます♪ウェリントン)
タファイ・イオアサ         (リアムの後を継いでキャプテンに)
コリー・ジェーン          (ウェリントンの新人。ウィンガー)
ザー・ローレンス         (「パシフィック・セブンス」でも活躍)
ジェームス・マーハー      (マヌカウの新人。フランカー)
ラッチー・ムンロ         (オークランドの新人。19歳の最年少!)
ロト・ライカブラ          (ウェリントンの新人。ユーティリティーバック)
ヘイデン・リード          (去年1月のメンバー。ベイ・オブ・プレンティー)
アランド・ソアカイ         (オタゴの新人。フランカー)
ドウェーン・スィーニー      (ワイカトの新人。ユーティリティーバック)
オノサイ・トロリマ-アウヴァア (オークランドの新人。2004年IRB19歳以下世界大会参加)
アマシオ・バレンス        (大御所中の大御所。でも3月には日本へTT)

難しい名前ばっかりで、アイランダー率高そ~@@ 
(まっ、ざっとこんな感じ。「パシフィック・セブンス」にて→)
オノサイ・トロリマ-アウヴァアだなんて、名前見ただけで、どんな人か想像できちゃう!(ウソっ´。`A)
苗字が英語だからって白人とは限りませんからね。かなりの確率でマオリだったりします。白人率の高いカンタベリーからは誰も選ばれていませんし。同じく白人率の高いオタゴの2人は、ともにバリバリのアイランダーくんたちです。

とにかく、セブンスはポリネシアンの独壇場♪ これって、
ラグビー好きの「ポリネシアンLOVE」には、夏休みとクリスマスが一緒に来るようなもの♪
しかも、イサイアに続くようなオールブラックスの卵がゴーロゴロかも!?
うっきゃ~、楽しみぃ!

すべては帝王のために

2006-01-16 | セブンス
■お知らせ■
これ以前のエントリは以前のブログから移行させたものです。
徐々に全69エントリ@@を移行させていきますね。ふぅ~´。`A


7人制ラグビーの全国大会「ナショナル・セブンス」が終わりました。
全国から集った地方代表がしのぎを削り、オークランドが最上位グループであるカップ戦で優勝。病気のため同行できなかったエリック・ラッシュ監督はさぞや嬉しかったでしょう。

オークランドは初日の特徴のない試合運びから一転、2日目には非常に切れのいい動きになっていてビックリ。
「MVPかな?」
と思われた、デビッド・スミスが大活躍。(選ばれませんでしたが)

「この大会って、彼のためにあるようなもんだよね。」
テレビを観ながら、夫がポロッともらした一言にドキリ。まさに、その通り。
「たったひとりに捧げられた全国大会って?」

ティジェンス@香港セブンス少なくとも有力選手にしてみれば、チームのため以上に彼のために戦っている面があったかも。
その彼とは、
NZセブンスの帝王、ゴードン・ティジェンス監督です。
(2004年の香港セブンスにて→)

国内セブンスはこの大会をもってオフシーズンに入りますが、国際セブンスはまさにこれからが佳境。つまり、この大会は国内の総仕上げと国際大会に出場する選手の選考会を兼ねているのです。

特に今年は、3月に英連邦諸国のオリンピック、4年に1度の「コモンウェルス大会」があり、ティジェンス監督にはここでの、
「3連覇達成を花道にセブンス引退、15人制の監督へ転身」
という強い希望があります。

そのため、今年は彼にとっても選手にとっても非常に重要な年なのです。チームが優勝できなくても、ファインプレーを手土産に国代表となり、さらに認められれば、15人制のヒエラルキーを、
NPC→スーパー14と上って行くことができるかも!

実際、イサイア・トエアバのように、セブンスからNPCの数試合を経ただけで、去年11月のグランドスラム・ツアーで弱冠19歳にしてオールブラックスに大抜擢されたシンデレラボーイもいます。

今年は、たくさんの有力選手がスーパー14に移ったり、日本へ行ったりで、“新人の大量採用”が期待できることもあり、選手の意気込みも一段と強かったでしょう。

夜にはさっそく、ナショナルチーム結成のための4日間の選考合宿参加メンバー31名が発表されました。さすがセブンス!
監督の一存で決まるんでしょう、すご~いスピード決定@@
ここからさらに17人が選抜されることになります。

個人的に気になった、
ウェリントンのトゥ・ウマガ-マーシャルはケガのため選考漏れ。
同じくウェリントンのナイジェル・ハントは今年も選ばれました。
(雰囲気がピリ・ウィープそっくり!NPCのポジション、年齢まで一緒!)

オークランドのデビッド・スミスやサウスランドのタニ・プキは意外にも選考外。スタンドプレーよりチームプレー重視? 

プキはなんとな~く「タマちゃん」こと、今年からスーパー14デビューする、ウェリントンのタマティ・エリソンを彷彿とさせる華があったんですが、華よりダンゴ(あれ?字違い´。`?)

そうそう、昨日言ってた「サウスカンタベリーのきこり軍団」。
テレビ放映された準決勝には残っておらず観られませんでしたTT

彼らはトンガから呼ばれたプレーヤーで、サウスカンタベリーのある町できこりをしながら集団生活をしているそうです。試合があるたびに山を下り、
チェーンソーをボールに持ち替え夢に向かって走るのです。
オシゴトもプレーもがんばって~♪

さ、お次はウェリントン・セブンスです!行きまっせ~♪

ラッシーのいないセブンス

2006-01-15 | セブンス
昨日は「ナショナル・セブンス」をテレビで観ました。
いいなぁ、7人制ラグビー、セブンスのアッカる~い雰囲気♪
開催地のクイーンズタウンもピーカンのお天気で、ワカティプ湖を囲む景観も、相変わらず素晴らしかったです。
「おぉぉぉ~、これぞニュージーランド♪」
という眺めです。

セブンスのシーズンは北半球だと15人制のシーズンの終わり、つまりかなり春めいてきた頃からが本番。南半球の場合は15人制のオフシーズンの真夏に始まって秋へ。

いずれも気候のいい時期で、浮かれて観るにはもってこい!
間違っても雪の中をこごえながら、ずぶ濡れになって観るスポーツではなく(ラグビーは雨天どころか雪でも決行のスポーツです)、15人制と違ってサポーター(というより普段はラグビーなど観てなさそうなフツーの人を多数含む観客)のコスプレでも有名です。

ビキニやアフロのカラフル・ウィグはお約束♪
雪が降ったらいくらなんでもビキニは寒いし、
雨が降ったらウィグのセットが乱れるってもんです。(ホント?)
見るからにラガーという、いかついおニイさんのボンデージとか、ナースルックとか。気合入ってますよ~@@

その辺のところは、以前にこんなのを書いてましたので、よろしかったらどうぞ。
プールゲームで今日のところは予選なので、万遍なく観るに留まりましたが、試合結果はこんな感じです。

個人的にはオタゴやサウスランドに、「おぉ!」と思うほどポリネシアン系がいたのが目新しかったかな? 
「オークランドって、けっこう白人多くな~い?」
というのが、みんなの一致した感想。意外でした。

ラッシー@香港セブンス一番残念だったのは、セブンスと言えばこの人、オークランドの監督、いずれはゴードン・ティジェンス監督の跡を継いでNZセブンスを率いる、ラッシーことエリック・ラッシュの姿がなかったことです。
(←まだプレーヤーだった頃。2003年の香港セブンスにて)

数日前の報道によると、
ラッシーはクリスマスの後、肺に血栓があるのが見つかり、
集中治療室に送られ、2週間も入院していたそうです。完治には半年を要し、飛行機にも乗れず、今は監督業どころではない状態のようです。

フィジーのセルヴィと並ぶ、セブンスのレジェンドの、
1日も早い回復を心から祈っています。

さて、今日の決勝戦、どうなるでしょう?
「サウスカンタベリーのきこり軍団がんばってぇぇぇ♪」
(↑この話はまた次回にでも) 

セブンスどっぷり

2006-01-07 | セブンス
今朝は朝イチで「ニュージーランド・ラグビーならこの人に聞け!」と1月1日のエントリにも登場した情報通、ミスターJ(情報のJね´。`A)に誘われ、
「パシフィック・セブンス」に行ってきました。

セブンスとは7人制ラグビーのことで、アジアでは香港セブンスが断トツ有名ですが、ドバイ・セブンス、パリ・セブンス、ロンドン・セブンスなど、世界のあちこちで大会があります。

今日観たのは、こうした国際試合とはまったく関係のないローカル・イベントで、高校別、クラブ別、地区(南太平洋の国を含む)別での2日間トーナメントでした。今朝まで存在さえ知らなかった、
かなりのマイナー・イベントです(笑)

朝10時から夜9時までの長丁場。場所は「エリクソン・スタジアム」という普段はラグビー・リーグ専門のスタジアム。と、勝手がわからないだけに、サンドイッチに雨具まで用意していざ出発!

いやぁ~、楽しかったですよ。何が楽しいって、
「ポリネシアンLOVE」にはたまんない、濃さ~♪
観客もプレーヤーもイベントの主催者も、みーんなみんなポリネシアン♪英語でない言葉がバンバン飛び交ってる!
←高校の部で優勝した「セント・ポールズ高校」のサポーター@@ 選手のママかと思ってたら、な~んと先生でした!決勝戦には民族衣装に着替え、裾をまくっての熱い応援)

「ねぇねぇ、このチーム、控えに白人がいるよ~」
と思わずみんなで指差し確認してしまうほど、ポリネシアンだらけ。アジア人の観客というのも私たちぐらいだったかも、です。周りのポリネシアンが日本語を話している私たちを不思議そうに見ていたり、小さなポリネシアンの女の子に、
「中国人?日本人?私のおじいさんは日本人よ。」
と、声をかけられたり@@

去年のセブンス界のプリンス、IRB最優秀セブンス選手に輝いたオレネ・アイイがすぐそばに座っていたり、NZセブンスの大御所アマシオ・バレンスがいたりで、けっこうラッキ♪

オレネはすでに日本のトヨタで活躍中ですが、
12月に試合で膝の皿を割ってしまい、しばらくこちらで治療に専念するそう。今日もコルセットでガチガチに固めた足で来ていました。彼の目って吸い込まれるような美しさです。澄んだ目ってこういうことを言うんでしょうね。(オレネ→)

アマシオは、「日本に行く」というのだけは聞いていました
が、どこに行くのかは謎でした。 (←アマシオ)
そこのところを、次男・善(8歳)が直接本人に聞いて確かめました。
サニックス 
だそうです。3月には行ってしまうそうで、NZセブンスの大御所だけに残念~。日本での新展開を祈ります。

試合の方も高校生から準国代表までいろいろで、とっても楽しめました。フィジーはニューホープのウィリアム・ライダー他国代表が数人混じる混成チームで臨み、良かったですよ(地区別優勝)。
「セブンズと言えばこの人!」、セルヴィも付き添ってました。

NZセブンスのティジェンス監督の姿も。
今年はオレネ、アマシオ以外にも、リアム・メッサム、「タマちゃん」こと(って西蘭家のみの呼び名)タマティ・エリソン、イサイア・トエアバなど、去年の快進撃を支えた主力選手がごっそり抜けてしまったので、新しい選手の発掘に必死のよう。

日本行き以外の3人は15人制のスーパー14へ。
19歳のイサイアくんなど一気にオールブラックへ大出世!ティジェンス監督の見る目の確かさには定評があるものの、育て上げたとたんに子飼いの選手が7人制を卒業して、15人制へと行ってしまうので辛い役割でもあります。

セブンス同窓会的なこの催し、西蘭家は毎年参加で決まり!