ニュージーランド・ラグビー:オフ・ザ・ピッチ

ラグビー王国からのそのまんまレポート。子どもラグビーからオールブラックスまで、見たこと感じたことをお送りしています。

NZマオリ戦、出足好調♪

2006-06-03 | NZマオリ
「ハンドバッグ事件」でノロノロしているうちに、もう終わっちゃいましたTT 
NZマオリ「チャーチルカップ」に向けた練習試合、対ワラタス戦。
結果は20:16で、NZマオリ好発進♪ 

でも、試合全般は苦しい展開だったようで、前半は13:7のワラタス・リードで折り返し。後半はイエローカードも出たりしましたが(ワラタスにも。おあいこ^^?)、
試合終了直前2分に、総勢13人の@@ローリングモールからのトライで
勝ちをもぎ取ったそうな。さぞや手に汗握る試合だったんでしょうねー。

スーパー14のハイランダーズでケガのニック・エバンスに代わって10番に大抜擢されながら、「NPC以下、クラブ・ラグビーレベル」とさんざん言われ続けた、
カルム・ブルースがマン・オブ・ザ・マッチ!
すごいじゃな~い。一皮剥けたんでしょうね(喜)

「また、ワラタスぅ~?」
と思ったかもしれない、ハリケーンズのシャノン・パク、ポール・ティト、ルーク・マホーニーの面々。なんたって今シーズン3回目ですから@@
(スーパー14、その準決勝、そして今回。ワラタスもワラビーズがごっそり抜けてかなり様変わりしてましたが)

試合は大雨という最悪のコンディションだったようですが、風というより嵐の街を本拠地とするウェリントン組は、悪天候にはめっぽう強かったはず。それも勝因のひとつ? 3トライのうち2トライは、ウォードロムとマホーニーのウェリントン組。

遅まきながら、メンバーですぅ。将来のオールブラックスがゴロゴロ入ってますからね~(多分)、今から要チェック♪
(個人的にはセブンス選手の大抜擢がウレシっ♪)

■NZマオリ■
15.コーリー・ジェーン(ウ) セブンスの金メダリスト、マオリだったとは!
14.ホセ・ギア(ウ) 出足好調だったスーパー14はケガで残念。リコ・ギアの弟
13.ぺティ・テ・ファレ(サ) マオリが少なそうなサウスから。オープントライ!
12.ネイル・ブリュー(オ) えぇ?この人もマオリ?哀愁漂うムード派ラガー。
11.アントニー・タハナ(ベ) チーフスで活躍。やや重量級ウィンガー。
10.カルム・ブルース(オ) スーパー14ではニック・エバンスのケガで大抜擢。
9.コリー・タマウ(ノ) 今日結婚式だった(!)クリス・スマイリーの代わりに
8.トーマス・ウォードロム(ウ) スーパー14の疲れはない?祝トライ!
7.タネラウ・ラティマー(ベ) ドラフトでクルセイダーズへ。お疲れ大丈夫?
6.ジョノ・ギブス(ワ) 主将。ライオンズ戦のマオリ戦での活躍は語り草。
5.ロス・フィリポ(ウ) そっか、彼もマオリ!スーパー14に続いて活躍を!
4.クリスチャン・オームズビー(カ) 唯一のカウンティーズ。今日はシンビンに。
3.ディーコン・マヌ(ワ) ごめんなさい。誰だかわかりません。
2.スコット・リンクレーター(ワ) 彼も・・・観てると思うけど?
1.ジョー・マクドネル(ウ) 彼もマオリかぁ・・・でも写真しげしげと見て納得。

【リザーブ】
ルーク・マホーニー(ウ)フッカー:スーパー14ルーキーながらお疲れさん組。
グレッグ・フィーク(タス)プロップ:リコ・ギアと同じタスマンから。
ポール・ティト(タ)ロック:マオリとは信じがたい赤毛がいつも話題。体力温存?
リアム・メッサム(ワ)ルーズフォワード:セブンス出身。超お疲れさん組の1人。
ブレンドン・ハミ(ウ)ハーフ:スマイリーの結婚式で急きょサブに。和みの笑顔。
マット・バークイスト(?)5/8:多分、ケガをしたタセサ・ラヴェアの代わり。
シャノン・パク(ウ)FB:ホセの代わりにスーパー14で大活躍。お疲れさん組。

(ウ)=ウェリントン8人  3分の1強!やっぱりマオリ度高いんですね~
(ワ)=ワイカト4人 キャプテンを含め、ここも高マオリ度地区。チーフスの牙城。
(べ)=ベイ・オブ・プレンティー2人。チーフスのフランチャイズ。
(サ)サウスランド、(オ)オタゴ、(ノ)ノースランド、カ(カウンティーズ・マヌカウ)、タス(タスマン)、タ(タラナキ)

圧倒的に北島選手で占められますね。やっぱり^^? タネラウ・ラティマーのように南島のクルセイダーズへドラフトされてる選手もいるぐらいで。
ウェリントン(≒ハリケーンズ)の“濃さ”を実感しました(笑) 
でも意外だったのは、オークランド、ノースハーバー、カンタベリーの選手がゼロだったこと@@

セブンスで金髪をなびかせ、
「白人は彼とジョシュ・ブラッキーだけか~」
と誰もが信じていたであろう、コーリーもマオリとは!
うーん、奥が深いです´。`;
(←ウェリントン・セブンスにて。ユニフォームもNZマオリとそっくり)

やはりセブンス出身で今回はメンバーに入っていなかったザー・ローレンス(ノースハーバー)の姿も早々に見られることでしょう。

NZマオリは94年以来4敗のみという堂々たる記録を引っさげて、アメリカに乗り込みます。
がんばれ~♪ ド迫力のハカが楽しみです(何たって全員マオリ´。`;)!