ニュージーランド・ラグビー:オフ・ザ・ピッチ

ラグビー王国からのそのまんまレポート。子どもラグビーからオールブラックスまで、見たこと感じたことをお送りしています。

2週間ばかり不在にします。

2006-02-21 | その他
2週間ばかり第二の故郷、香港に行ってきます。
香港セブンスのためじゃないところがちょっと、ちっTT
帰ったら、鼻息荒~く更新しまーす♪

(←ココにいます。写真提供Sさん)


スーパー14第2週 ブルース戦

2006-02-19 | スーパー14
今週末は少々立て込んでいて、観られた試合は3試合だけでした。来週以降、2週間ほど香港へ行ってしまうので、しばらく更新ができなくなります。香港は14年も暮らした第二の故郷、行きたいのは山々なんですが、シーズン中だったのはちょ~っと残念TT 順番が前後してしまいましたが、今日はブルース戦の話を・・・。

【ハイランダーズ対ブルース】 25:13
この一戦、本来だったら、「ブルース勝利で決まり!」だったんでしょうが、第1週を終えた時点で、
「案外、どっこいどっこいだったりして?」
という夫の予想に、ついうなずいてしまいました´。`A 
結果はご存知のように、25:13とほぼダブルスコアでハイランダーズの勝利! 

ブルースの立ち上がりはニック・ウィリアムスのトライが早々に決まり、けっして悪くなかったものの、前半途中で12番ルーク・マクアリスターをあごの骨の骨折で失い、この辺から失速が目立ちだしました。全幅の信任を寄せるキッカーを失うことは、今のブルースには相当の追い打ちだったのでしょうか? 

10:7とハイランダーズがわずかにリードして前半を終えたものの、後半のブルースは先週より失調が顕著になり、ハイランダーズにイエローカードが出たにもかかわらず、新聞に「バスケットボールのようなパス」と書かれたパスをインターセプトされるなどして、点差は開いていくばかり。

ケビン・メアラム新キャプテンは終始うつむきがちで、重責へのストレスなのか、オールブラックスで激しくポジション争いをしているアントン・オリバーとの一戦だからなのか、チーム内に釈然としないものがあるのか(私はなんとなくコレのような気がしてますが)、彼らしからぬ浮かない表情。
グラウンドに駆け出してくる時の表情を見たとたん、なんだか不安になってしまいました。
とても「勝ちに行く」という様子には見えませんでした。
残念ながら予想的中

一方のハイランダーズ。第1週でクルセイダーズに38:15と大敗を喫してはいるものの、なんとなく落ち着きがあり、ホームの利か余裕さえ感じられました。プレーそのものは、
ニック・エバンスのキックにハラハラさせられ、
普通のパスでも球を落とすんじゃないかと手に汗握り、
トライしに行くウィンガーの足の遅さにドキドキし、

と、最後の最後まで目が離せませんでした´。`A

しかし、ブルースの足並みが揃わないところに助けられ、ハラハラドキドキが一つ一つ報われるかたちで着実に得点を重ねていきました。ブルースのヌシフォラ監督は先週のハリケーンズ戦の後、
「我々の後半でのメルトダウンぶりを見ても、ハイランダーズは我々がどう挑んでくるのか手がかりのつかみようがないだろう。」
と、思い切りジョークをかましていましたが、フタを開けてみたら冗談どころではなく、方向性がつかめないのはむしろ自分たち、という冴えない展開に。つい去年のブルースを思い出してしまいました。

ルークは全治6週間とかTT
(←去年のハイランダーズ戦のあと、サインをするルーク。数日前の笑顔から一転・・・お大事に)
ジャスティン・コリンズもアキレス腱を痛め、残りのスーパー14すべてを棒に振ることにTT 
アンガス・マクドナルドもケガで来週戻れるかどうか微妙なところTT
ベン・アティガも練習中に歯を何本か折るほど顔にケガをしてしまいましたTT
去年に続いてケガに泣かされているブルース。

そこへ日本から帰国したばかりの、“バッドボーイ(=札付きのワル)”として名を轟かすトロイ・フラベルが入って・・・と、変更に次ぐ変更。一刻も早く立ち直ってNPCの時のがんばりが蘇りますように(祈)!

スーパー14第2週 ハリケーンズ戦

2006-02-18 | スーパー14
今週はブルースがアウェイなのでテレビ観戦です。
スタジアムのドォォォォォという大歓声の中での大感動はないものの、10台近くあるらしいテレビカメラがどこまでもどこまでもプレー追うので、それはそれでテレビもいいですね。でも、やっぱりスタジアムに足を運びた~い(贅沢)

【ハリケーンズ対フォース】 29:5
見ていただけました~?(日本の方にはゴメンなさいですが)
ジェイソン・イートンの大活躍! 
ハリケーンズの5トライのうち2本がジェイソンアンドリュー・ホーアまでトライしちゃって、ナキ・ボーイズ、大ブレイク。というのも今夜の試合は、ハリケーンズのフランチャイズ、タラナキの本拠地のニュープリマスだったので、ウェリントンの選手よりもタラナキの選手にホームの利が。

そうは言ってもジェイソンもアンドリューも今やピッカピカのオールブラックス。
先発での活躍は当然なんですが、ここまでやってくれるとは´▽`v 
ジェイソンはヘナラ~とした妙なガッツポーズまで編み出し(?)、
ロメ・ファアタウの決めポーズ「十字架+投げキッス」に対抗か? 

ウィンガーまで捕まえて守ってよし、攻めてよしだったんですが、肝心のラインアウトではアンドリューの失調もあって、完全にフォースの方が上でした。試合全体もフォースが押していたのに、ハリケーンズは前半22:0だった貯金で、ペナルティーの山となって崩れ出した後半を乗り切りました。

本当にパッと見にはどっちが優勢なのかわからないほど、試合はハリケーンズ陣地で繰り広げられていました。前回のブルース戦同様、個々の選手が不気味なほど落ち着いていたのが幸いしたんでしょう。そうは言っても、
ハリケーンズのしょうもないペナルティー
     ↓
フォースの手堅いラインアウト

という流れを変えられなかったのは今後の課題じゃないかと、素人ながら思ってしまいました。

コンラッド・スミスは試合早々の骨折がかなり深刻そうです。ものすごく痛そうで、ストレッチャーで運ばれていきました。マア・ノヌの12番、彼の13番の組み合わせが本格的に試されようとしている時に残念無念でしょう。1日も早い回復を。

イサイア・トエアバは天性のセンスの良さを感じるプレーが目立ち、
「おぉぉ、これがみんなの言っている彼の素質なのね~」
というのを実感しました。開始後6分で彼が抜け、パスを受けたロメがアンドリューに続く2本目のトライを決めた時は、伴走するマアが壁のようにイサイアを守り、すぐ後ろにはジミー・ゴパースも走っていて、テレビカメラには黄色ジャージの4人しか映っていなかったくらい。
今年のハリケーンズを予感させるようなワンシーンでした。

クルセイダーズのオーケストラのような調和には及ばないものの、
「今年はパワーだけじゃない!」
というのを強く感じ、これからどんどんこなれていくのが楽しみです。
(マスコミの流行語になりそうな気配の「イエローウォール(黄色い壁)」。今年は違います!ブルース戦にて→)

そのためにも、くれぐれもラフプレーは控えて! せっかくの努力が水泡に帰します。この辺はロドニー・ソオイアロ(惚)のキャプテンシーに大きく期待してます♪ ともあれ、ボーナスポイントもしっかりとれてよかった♪ 今のところはクルセイダースとともにトップです。

おぉっと、ちょっと長くなってしまったのでブルース戦とクルセイダーズ戦は別の機会にでも~。

着ぐるみタセサ

2006-02-15 | スーパー14
「うん?アレって?」
スーパー14のブルース対ハリケーンズ戦を見に行って最初に目を引いた人とは!
「え~~~っ!!タセサぁ@@?」
んもぉ、ビックリな変わりよう。タセサ・ラヴェアが丸々太ってるんです@@

「そっか、着ぐるみ着てんのね!試合が終わったら背中のチャックをピーって開けると、いつものほっそりしたバレリーナみたいなタセサが出てきてぇ~♪」
「んなわけ、ないじゃん!!」
と、自分でツっこみたくなるほどの変わりよう。

「遠目からでもこんなに変わって見えるんだから、近くで見たらスゴいんだろうな~」
とつい思ってしまったほど、胸板、肩、背中、首、腿と、全身コレ筋肉。
NPCが終わってたった半年でこんなに変われるものなんでしょうか? 
何度見ても、誰かのカラダの上にちょこんとタセサの頭だけ載せたようにしか見えなくて、
「タックルされて頭が落っこったらどうしよう?」
と、想像の翼は留まるところを知らず(アホっ)
しかし、それくらい変わってました。あのカリカリのタセサはどこへ?

ちょうどいい写真をヘラルドで見~っけ♪ 隣はルーク・マクアリスターです。
(←インタビュー記事から。ふたりとも子煩悩で、かなりいいパパのよう)
見てください、この筋肉のつき方!そっくりでしょう?
ふたりは相当仲がいいようで、ずっと一緒に筋トレでもしてたんでしょうか?

ルーク:「オレの筋トレのやり方教えるから、たまには10番やらせろよな。」
タセサ:「うん、いいよ。」


な~んて会話があったかどうかは知りませんが(笑)ルークのトレードマークの太ももと、タセサのトレードマークの女の子ヘアはそれぞれそのままです。

テレビで録画も観ましたが、やっぱりタセサ、大きくなってます(笑)
目が慣れるまでしばらく楽しめそうです、彼の、
筋肉着ぐるみ♪

スーパー14第1週

2006-02-14 | スーパー14
スーパー14の第1週が終わり(日本語だと第1節でしたっけ?どーも素人には言い慣れないので、週にしときます。英語でも「ラウンド1」なので「第1節」なんですよね)、出揃った結果をちょっと振り返ってみましょう。

【ハリケーンズ対ブルース】 37:19
ハリケーンズの勝利は個人的には織り込み済みだったのですが、ここまで点差が開くとは! 彼らの実力が予想以上に発揮できたのと、ブルースのこなれ具合が予想以上に悪かった結果でしょうか。ブルースがここまで雨に弱いというのも意外。ケガ人続出も心配。(アンガス・マクドナルドも!)
ハリケーンズ優勝の予感♪ 
この1戦はコチラコチラでもどうぞ。

【クルセイダーズ対ハイランダーズ】 38:15
NPCのカンタベリー対オタゴでの見事なオタゴ勝利の余勢を買って、
「けっこう面白い試合になるのでは?」
と期待してましたが、実際はレベルの差が歴然でした。カンタベリーはアンドリュー・マーテンズとジャスティン・マーシャルからの世代交代なんて話を持ち出すまでもなく、穴はとっくに埋まっていて淡々と試合をこなしていました。伝統の力、選手の厚み、優れたコーチ、一枚板ぶりはさすが。

【シャークス対チーフス】 30:21
去年最下位つまり12位だったシャークス。南アフリカまで遠征したチーフスにとっちゃぁ、
「ちょいと肩ならし?」
と思いきや、
なーんとなんと、そこにはスプリングボックスの王子様パーシー・モンゴメリーが!
見慣れないジャージで立ちはだかっているじゃあ、あーりませんか?
「しかも10番?なぬ?パーシーと言えば15番じゃないのぉ@@」

彼は普段、フランスでプレーしており、国代表の時だけ帰ってきていたそうですが、元々弱い南アフリカのそのまた一番弱~いシャークスたっての願いで、とうとう帰ってきてくれたんだそうです。いかにも女の子がキャーキャー騒ぎそうな、トレードマークのサラサラの金髪をピシっと切ってエラく精悍(これもキャーキャー´。`?)

トライもキックもしっかり決めて、まるですべてが彼のためにお膳立てされていたよう。
30点中25点を彼ひとりで稼ぎ出し@@、久々の勝利にシャークスの選手はもう涙目TT
彼らの本拠地に(どこかな?)、パーシーの銅像が建ちそう´▽`
こんな大活躍、女の子だけじゃなく、みんなでキャーキャー?

王子様1人にいいようにされてしまった、つわもの揃いのはずのチーフス。
彼ららしく崩れると、もー早いこと、早いこと。
「当たっても砕けない?」で夫が、
「やばいんじゃない、チーフス。いきなり負けたら、今シーズン、ドドドドォっと崩れそう。」
と心配していたことが、まさに現実に!

ハンドリング・エラー続出、キックは決まらないし、危険なプレーで「はい、ペナルティー!」
そのたびにパーシーが確実に得点を積み重ね、もう最後は自暴自棄?!
「Very Chiefs! (とってもチーフス!)」
と感心してしまうほど、予想通りのメルトダウンぶり´。`A
テレビのアナウンサーも新聞の解説も、
“silly” “silly” “silly” “silly”・・・
の大連発。そんな~=3

移籍したばかりのミルズ・ムリアイナが後悔してないといいけど。(って彼も今ひとつでしたが)
バイロン・ケラハも、シオネ・ラウアキも危険なタックルがあり、オールブラックスの面々も
グ~ラグラ >_<
これが初戦、大丈夫かなぁ?

【ワラタス対レッズ】 16:12
点差が大きく開くゲームばかりだった中で、唯一接戦となった1試合。
「もしかしたらレッズが!?」
と期待させられ、手に汗握る場面もあってよかったです♪ レッズのキッカーは前回のワールドカップでイングランドのジョニー・ウィルキンソンと堂々蹴りあったエルトン・フラッタリー♪(惚)
しかし、レッズは早くもキャプテンをケガで失うなど、多難な船出。エルトンもケガしてましたしね。ワラタスは何人ものワラビーズが新設のフォースに流出したりして、それはそれで苦しいところ。スーパー12から14になったツケを感じる1戦でした。がんばれ、エルトン!

と、意外にもシャークスの話がこ~んなに長くなってしまいました。やっぱりラグビーって面白い♪


今シーズンのブルースは?

2006-02-11 | スーパー14
昨日はハリケーンズの話ばかりで終わってしまいましたが、ブルースも良かったですよ~
(って、全然フォローになってない´。`?)
でも、「ブルースは大器晩成?!」でも言ったように、やっぱり“こなれ具合”が今ひとつかと。

ハリケーンズはタナを含めれば、先発15人中11人がブラックジャージをイエロージャージに着替えただけの強豪揃い。(ブルースは15人中8人)得意の超パワーラグビーが波に乗り、後半は、
「もう誰も止められない!」
状態でした。

「一生懸命サインプレー練習して来ましたぁ♪」
という感じで、良い子ぶりが目立つブルースの選手を、マア・ノヌがゴール前で2人、3人となぎ倒し、正面突破でトライするのを目にして、
「技とサインプレーだけじゃなぁ~」
と、つい思ってしまいました。

ポジション別では、
   ハリケーンズ         ブルース
6番 ジェリー・コリンズ      ニック・ウィリアムズ
7番 クリス・マソエ        ダニエル・ブレイド       
9番 ピリ・ウィープ         ジョン・セニオ
あたりは、かなりハリケーンズが優位で、特に7番、9番の差は決定的だったように思います。

今日のスポーツ欄もジョンが思いっきりロドニーのタックルをくらっている写真がトップで、
昨日の試合を象徴するワンショットでした。
(←がっつり止めるロドニーと、ジョンの背中に見えてる黄金の稲穂カットはジェリー@@ このふたりのサンドイッチだなんてケガしないだけでも、「ありがたいと思え!」って?
しかし、セニオ兄弟、どうしてこんなにフケてるの?
これで20代!しかも弟!「ヘラルド・サンデー」より)

本来の9番デビッド・ギブソンが首の手術で今シーズンも棒に振らなくてはいけないため、ジョンはがんばるっきゃないのですが、かなりキビシそー!

オールブラック同士でも、
8番  ロドニー・ソオイアロ     アンガス・マクドナルド
11番 マア・ノヌ           ジョー・ロコココ
あたりは、ハリケーンズに軍配をあげたいですね。

マアはタナが引っ込んで12番をやり始めてから、さらに光ってましたが。この辺は黒ジャージのからみもあって、同じく黒の12番を狙うルーク・マクアリスターと熱い火花が? 昨日の試合では、ふたりで殴り合いのケンカしてましたけどね。
「ちょっと、ちょっとぉ、結婚式に呼ぶほど仲良しだったんじゃないのぉ?」
と言いたくなりましたが、ピッチに出れば別人´。`?
(でもあれは完全にマアのレイトタックル。こういうことやるとヘンリー先生の通信簿に響くよ!)

そんな中でも「アタックよし、タックルよし、キックよし」と、ルークの完成度が目を引きました。しかもこの若さ!先が楽しみですね~。でも、ブルースでもオールブラックスでも10番を着るのが難しそうで、本人には相当のジレンマでしょう。

今年から監督に昇格したブルースのヌシフォラ監督がベタ褒めしている15番イサ・ナセワ。
その期待に応える好プレーと器用さが際立ってました。ミルズ・ムリアイナがチーフスに移籍した穴を、ブレント・ワードを押しのけてしっかりと埋め、どうもこれが定位置になりそう。ブレントもスーパー14だとルークがキッカーなので、NPCほどの出番がなく辛いところかも。

新キャプテン、ケビン・メアラムは初戦、しかもホームの試合を落としてしまいガッカリだったことでしょう。でも、
雨降って地固まる。(ホントに大雨でしたが)
これを教訓にシーズン中に一皮剥けたブルースが見られますように(祈)

ひとまわり大きくなってた、タセサ・ラヴェアの話はまた別の機会にでも。

オークランドに大型ハリケーン上陸

2006-02-10 | スーパー14
ドッキャァァ~~ンと始まりましたスーパー14!
さっそく行ってきました、ブルース対ハリケーンズ戦♪

夕方から小雨がパラっときてましたが、あまりの熱気に霧雨なんて干上がる?
と、言いたいところながら、先週末に超ド派手で、ノリノリで、18禁なウェリントン・セブンスに行ったばかりのせいか、ビールを飲み飲み気勢を上げながら歩いている、サポータージャージを着込んだブルースサポーターたちの地味なこと、地味なこと´。`A

イーデンパークは初戦とあってかなりの入りで、3万5千人くらい入ったそうです。前座のバンドがフィールド内で演奏したり、華やかなパフォーマーがパフォーマンスを繰り広げたりしている脇で、両チームとも黙々と練習。

ハリケーンズのレモンイエローとブルースのマリンブルーがどちらも鮮やか!(イベントには必ず登場する竹馬パフォーマー→)

7時半、いよいよ試合開始!
大歓声の中、ブルースは12番ルーク・マクアリスターのペナルティーキックや13番ベン・アティガのトライで手堅く点を積み上げていくのに、ハリケーンズはペナルティーキックが1本決まっただけで、どーも流れに乗れず。プレーがタナ・ウマガで止まることが何度かあり、今ひとつウィングまでつながらない感じ。(・・・と、素人目にはそう見えました)

と・こ・ろ・が、
「なに?コレ?」
と言いたくなるような、ハリケーンズに漂う異様な落ち着き。みんな不気味なほど冷静なんです。

先にオールブラックになっちゃったものの、今夜がスーパー14のデビュー戦だったジェイソン・イートンのラインアウトもしっかり、がっつりでアリ・ウィリアムスが目立たなかった~。意外と2番アンドリュー・ホーアも目立ちました。モモンガ・マソエともども、3人のナキ・ボーイズ大健闘♪
(←ジェイソン、取ったぁ)
けっきょく、前半は16:3で終了。
早々にウェーブが出るほど、膠着した試合運びで、押しているはずのブルースに勢いがなく、押されているはずのハリケーンズの方が堂々として見える、なんとも先が読めない状態でした。

まぁ、これだけオールブラックスが揃っていれば、ハリケーンズにとって十数点の点差なんてどうってことない?
(左後からマソエ、ジェリー、タナ、手前がマア、ロドニー、ピリ。まさに黄色い壁@@→)

後半、さんざんプレッシャーをかけられて苦労していた弱冠19歳のオールブラック、イサイア・トエアバの見事なバックパスを受けて、プロの走り屋、タットゥー・ストッキングがイカすロメ・ファアタウがトラ~イ♪

そして、突然の雨。

ウィンディー・ウェリントン(風の街ウェリントン)はチーム名通りハリケーンの街でもあります。悪天候には滅法強いのか、急に調子が上がる黄色ジャージ。一方で、とたんにミスが多くなって萎える青ジャージ。この対比はあっぱれでしたよ。

どうも勢いに乗れなかったタナがトライ。その直後に交代して12番にマア・ノヌが入った当たりから試合の流れがガラリと変わり、雨足が強くなった天気を味方につけて、ハリケーンズが大躍進。
イーデンパークはすっぽりと暴風圏に包まれてしまいました。

その後、
正面突破でマアがトライ
オールブラックスらしい力と技でジェリー・コリンズがこれに続いてトラ~イ
マソエの好パスを受け、ロメがダメ押しで再びトラ~イ
と計5本@@ しっかりボーナスポイントも確保して、最終37:19のダブルスコア!
今シーズンはハリケーンズが一押しなので、好発進にこちらまで、
「雨なんてなんのその!」
な気分でした。

雨は試合終了後も降ってましたが、クルマで家に着く頃にはカラリと上がり、きれいな月が出ていました。本当に彼らが連れてきたのか?季節外れのハリケーン。

ともあれシーズン開始!
これから10ヶ月、とことーん楽しみましょう!
よろしく~♪

ビックリ仰天のウェリントン・セブンス

2006-02-07 | セブンス
行ってきました、ウェリントン・セブンス
ただもう、スゴかったです@@
何がスゴかったって、試合よりもなによりも、
「ラグビー観てない人がこんなにいるラグビーの大会なんて@@」
と、も~唖然!

コスプレのスゴさは香港セブンスも相当なものなので、
「まぁ、それなりに」
とは思ってましたが、実際は、それなりなんてものではなく、
「彼らはコスプレ&飲み会のために集ってるんだ!」
ということがよーくわかりました。

初日の夕方、お湿り程度の霧雨が降っただけで、
屋根のない部分にいた観客がゴッソリ消えましたからね~
もちろん試合はフツーに続いてるんですよ、全天候型スポーツですから(笑) 
人が消えたせいで、辺りはいきなりハリケーンズのメインカラーであるショッキング・イエローの座席がむき出しになり、どこもかしこも真黄色☆_☆ 試合より衣装命?!

ウエストパック・スタジアムって屋根のない部分の方が遥かに広いので(←ねっ?)、
スゴ~くわかりやすい変化でした´。`A

地元の新聞にも、
「ラグビーを観に来ている観客は全体の3分の1」
と堂々書いてありましたから、私たちは見事にマイナーグループだったわけです(笑)
まっ、この辺、非常~に悲喜交々の2日間で、とてもブログでチャチャっと書き切れる内容ではないので、本館の「ニュージーランド移住記録」の方で出しているメルマガで連載にする予定です。

結果はご存知のように、
フィジーがサドンデスのところを辛くも逃げ切って南アフリカを下して優勝
ニュージーランドは準決勝でフィジーに敗れたものの、今シーズンの前2大会では準々決勝で姿を消していたため、新生チームで一つ駒を進めた感じでしょうか?

イエローカードが2枚も出てしまいましたが、
やっぱりナイジェル・ハントが光ってました。
(カメラ目線ありがとう♪→)
大ベテラン、アマシオ・バレンスもがっつりとチームを支え、
3月のコモンウェルス大会(英連邦のオリンピック)を最後に日本に行ってしまうのはやっぱり寂しいですぅ~TT

圧巻だったのは、下位グループのトンガが上位グループのアルゼンチンを下した大金星の一戦。
感動したのはニウエのハカ。
総人口1,800人の小さな島国にだって五分の魂!
(←とっても良かったニウエの1番。でもこの先、国内に15人制での活躍の場がないのが気の毒)

フィジーが慎重~に慎重~~に慎重~~~~に進めている、セルヴィからライダーへの世代交代の様子など、冗談ではなく、
「国運をかけて・・・」
という感じがひしひしと伝わってきて、現地まで行った甲斐がありました。

話始めたら切がないので今日のところは、サクサクっとコスプレ写真をUPしておきま~す。こんなの序の口で、
もう「18禁状態」の人がわんさか´。`A
(1日座っててもお花が潰れないスゴ~いドレス@@ 西蘭家同様最初から最後まで一家で観ていた数少ないファミリー→)

(←この程度はごくフツー。
ドクター&ナースルック並みに人気のある、囚人&ポリスルック。上半身はバリバリのスコットランドヤード、でもウェーブで立ち上がったら下半身は真っ白なブリーフ一丁の一群もいましたっけ´。`A)


(元が濃いので迫力あります、ポリネシアンのコスプレ。中には民族衣装なのかコスプレなのかビミョーな人も。ヤシの実を半分に割ったブラとかぁ(笑)→)

(←今年のコスプレ大賞になった湯上りガールズたち。
これは試合会場に向かう街中でのワンショット。こんな人たちが朝からゾロゾロ歩いてます)


そんなこんなで、ブログの引越しが進んでませんTT
今年分はなんとか移行させましたが、去年の分はしばらくコチラからどうぞ。
がっ、がんばりまっす!