ニュージーランド・ラグビー:オフ・ザ・ピッチ

ラグビー王国からのそのまんまレポート。子どもラグビーからオールブラックスまで、見たこと感じたことをお送りしています。

ケルストンは宝の山

2006-01-14 | 学生ラグビー
「とにかく面白いから」と貸してもらったビデオは、
1999年のNZ高校ラグビーの決勝戦。

北島の雄  「ケルストン・ボーイズ・ハイスクール」
            対
南島の名門 「クライストチャーチ・ボーイズ・ハイスクール」

ケルストンは公立校ながら、超がつくラグビー・エリート校
とは聞いていましたが、ここまですごいとは!

この試合だけで、
サム・トゥイトゥポウ (今シーズンからスーパー14「ワイカト」)
シオネ・ラウアキ (オールブラック)
モーズ・トゥイアリイ (オールブラック)
ジョン・セニオ (NPCのノースランド、ケビン・セニオの弟)
が出ています。
「きゃ~♪ 私でも名前と顔が分かる人がいっぱ~い」

夫が「突貫小僧」と呼んでこよなく愛するサム。
彼はある種のアイランダーにありがちな、おっさんくさい外見で“天然パパ”な風貌。
「彼にも高校時代があったんだ~」
と、妙に感動。青春してたんでしょうね~。

当時からヘッドギアを愛用していたようで、最初から最後まで、かなりサイズが合ってなさそうな、ブカブカなのをしっかり目深に被ってました。(高校の備品?まさか・・・ね?)

ビックリだったのはポジションが10番だったこと!
そうか、高校時代は突貫じゃなく、華やかなスタアだったのね♪でも、決して蹴らない(蹴れない?)10番で、
蹴ったのは全試合で1回だけ@@
おぉ、見よ!この徹底ぶり。アイランダーのド根性ラグビー!

グランドスラム・ツアーが良かった、モーズ。
前に無名時代の写真を見せてもらったことがありますが、
すんご~い、アフロヘアでした!
「ヘッドギア不要」と断言できるくらい、頭の周りを真ん丸~く取り巻くチリチリへア@@

ところが、彼もサム同様にヘッドギアを被ってました@@!ギアの隙間からアフロヘアがわんさかはみ出していて大変なことに。
「あれだけの髪、ギアの中に収めるだけでも一苦労?」
と、余計なことに目が行ってしまって、集中できない!

結論から言うと、今のスキンヘッドに近い短髪は精悍で大正解!
やっぱり頭は小さくまとめなきゃ。小顔はオシャレの基本♪
ねっ? そこのシオネ・ラウアキ。
(ケルストンボーイのモーズとシオネ→)

ということで、
「もう2度と黒ジャージを着ることはないだろう」
と各方面から太鼓判を押されているシオネ。

もう巨体で目立ちまくり。まだプロっぽく絞られていないので、かなり重そーな印象。オールブラックスになってからも、
「80分連続で走れない」
という評価が、堂々まかり通っていたのがよくわかります(笑)

実はケルストン、オールブラックスの
グラハム・ヘンリー監督が校長兼ラグビー部の監督だった(校長自ら@@)高校として有名です!
これがラグビーエリート校の発端なんですが、この件は話すと長くなるので、またいつか。

クイーンズタウンで「ナショナル・セブンス」がありますね♪
よい週末を。