ニュージーランド・ラグビー:オフ・ザ・ピッチ

ラグビー王国からのそのまんまレポート。子どもラグビーからオールブラックスまで、見たこと感じたことをお送りしています。

セブンスどっぷり

2006-01-07 | セブンス
今朝は朝イチで「ニュージーランド・ラグビーならこの人に聞け!」と1月1日のエントリにも登場した情報通、ミスターJ(情報のJね´。`A)に誘われ、
「パシフィック・セブンス」に行ってきました。

セブンスとは7人制ラグビーのことで、アジアでは香港セブンスが断トツ有名ですが、ドバイ・セブンス、パリ・セブンス、ロンドン・セブンスなど、世界のあちこちで大会があります。

今日観たのは、こうした国際試合とはまったく関係のないローカル・イベントで、高校別、クラブ別、地区(南太平洋の国を含む)別での2日間トーナメントでした。今朝まで存在さえ知らなかった、
かなりのマイナー・イベントです(笑)

朝10時から夜9時までの長丁場。場所は「エリクソン・スタジアム」という普段はラグビー・リーグ専門のスタジアム。と、勝手がわからないだけに、サンドイッチに雨具まで用意していざ出発!

いやぁ~、楽しかったですよ。何が楽しいって、
「ポリネシアンLOVE」にはたまんない、濃さ~♪
観客もプレーヤーもイベントの主催者も、みーんなみんなポリネシアン♪英語でない言葉がバンバン飛び交ってる!
←高校の部で優勝した「セント・ポールズ高校」のサポーター@@ 選手のママかと思ってたら、な~んと先生でした!決勝戦には民族衣装に着替え、裾をまくっての熱い応援)

「ねぇねぇ、このチーム、控えに白人がいるよ~」
と思わずみんなで指差し確認してしまうほど、ポリネシアンだらけ。アジア人の観客というのも私たちぐらいだったかも、です。周りのポリネシアンが日本語を話している私たちを不思議そうに見ていたり、小さなポリネシアンの女の子に、
「中国人?日本人?私のおじいさんは日本人よ。」
と、声をかけられたり@@

去年のセブンス界のプリンス、IRB最優秀セブンス選手に輝いたオレネ・アイイがすぐそばに座っていたり、NZセブンスの大御所アマシオ・バレンスがいたりで、けっこうラッキ♪

オレネはすでに日本のトヨタで活躍中ですが、
12月に試合で膝の皿を割ってしまい、しばらくこちらで治療に専念するそう。今日もコルセットでガチガチに固めた足で来ていました。彼の目って吸い込まれるような美しさです。澄んだ目ってこういうことを言うんでしょうね。(オレネ→)

アマシオは、「日本に行く」というのだけは聞いていました
が、どこに行くのかは謎でした。 (←アマシオ)
そこのところを、次男・善(8歳)が直接本人に聞いて確かめました。
サニックス 
だそうです。3月には行ってしまうそうで、NZセブンスの大御所だけに残念~。日本での新展開を祈ります。

試合の方も高校生から準国代表までいろいろで、とっても楽しめました。フィジーはニューホープのウィリアム・ライダー他国代表が数人混じる混成チームで臨み、良かったですよ(地区別優勝)。
「セブンズと言えばこの人!」、セルヴィも付き添ってました。

NZセブンスのティジェンス監督の姿も。
今年はオレネ、アマシオ以外にも、リアム・メッサム、「タマちゃん」こと(って西蘭家のみの呼び名)タマティ・エリソン、イサイア・トエアバなど、去年の快進撃を支えた主力選手がごっそり抜けてしまったので、新しい選手の発掘に必死のよう。

日本行き以外の3人は15人制のスーパー14へ。
19歳のイサイアくんなど一気にオールブラックへ大出世!ティジェンス監督の見る目の確かさには定評があるものの、育て上げたとたんに子飼いの選手が7人制を卒業して、15人制へと行ってしまうので辛い役割でもあります。

セブンス同窓会的なこの催し、西蘭家は毎年参加で決まり!