行こう行こうと言っていて、やっと行ってきましたシリーズ。
奈良県天理市にある、龍王山。
標高586mのこの山には、かつて十市氏の山城がありました。
今は、山登りハイキングコースになっています。
龍王山山頂の山城(跡)は、私たち地元民にとっては有名な
怪談が残る場所です。
その名も「ジャンジャン火」※別名「ホイホイ火」。
人魂伝説です。それも、人を焼き殺すというなかなか物騒な。
私は、祖父母からこの話をよく聞いていました。
いわく、
龍王山に山城を築いた十市氏は、信貴山の松永秀久に滅ぼされた。
その恨みが根強く残っているので、
今にも雨の降りそうな蒸し暑い夏の夕方や夜に、
龍王山に向かって「ほ~い、ほ~い」と叫ぶと、
大きな人魂が「ジャンジャン」と音を立てて襲ってくる。
この、「ジャンジャン」という音は、鎧の当たる音なんだそうです。
また、合戦があった日には、龍王山から松永の居城跡に向けて
ジャンジャン火が飛ぶのだとか。
この火に遭遇したら、とにかく逃げなければならない、
人魂に見つけられたら追いかけられて焼き殺される、と。
いやいや、子供心に、なかなか怖かったです(笑)
ただし、この話はちょっと史実とは違うみたいです。
ま、伝説ってのはそんなものでしょう。
しかし、だとしたらいったいどこからこんな話ができたのかしら…?
それはともかく、今回は、天理市トレイルセンターのあたりから、
崇神天皇陵ルートで登っていきました。
龍王山は、山中に古墳が多いのも特徴です。
龍王山古墳群といいますが、円墳と横穴墓が各300基以上、
合わせて600基以上存在します。
登山ルートから見えるわかりやすい古墳もいっぱいあります。
こんな感じ。
崇神天皇陵ルートは基本的に明るくて、登山風景も楽しいんですけど、
最後の最後、ひと区画だけが、暗くて枯れたような木が密集している
場所があって……そこがちょっと不気味で残念なんですよね。
手入れする人もいないと思うから、仕方ないのかもしれないんですが。
そのく暗い所を抜けると、山頂エリアに出ます。
説明看板もあります。
近くには、ショウジョウバカマの自生地も。
(田の龍王社 周辺)
龍王山城は、とても珍しいタイプの城だったよう。
十市遠忠が築いたこの山城は、南・北二つの峰に別れていて、
南北両城を合わせると、大和随一の中世城郭となるそうです。
二ヶ所に別れていながら、互いに呼応しあい、一つの城を形づくる
こういった城の様子は、<別城一郭の構え>というのだとか。
今回は、南城のほうから見に行きます。
城跡の部分には、なぜか小さいアスレチックみたいなものと
ベンチが設置されています。
南城跡からは、大和国中が一望できます。
……午後から行ったので逆光なうえガスってますけど(笑)
さて、先ほどの看板のところまで戻って逆側へ進むと北城です。
この碑が目印。
城跡へ行くのは、ちょっとだけ大変です。
途中、というか城跡直前が完全に獣道でした(笑)
北城の跡は、南城より広め。
下界では満開を通り越しかけていた桜も、まだ咲きかけでした。
やっぱり気温が違うんだなあ。
というわけで、下山です。
ルートを変えて、長岳寺ルートで戻ると、途中にはこんな
不動明王がいたりします。
道自体は、こちらのほうが険しく感じました。
そして無事下山。
龍王山初登山となったこの土曜日は、
初夏を思わせる暖かい日だったので、疲れも心地よい感じでした。
ま、ちょっとだけ筋肉痛はきましたけどね(笑)
奈良県天理市にある、龍王山。
標高586mのこの山には、かつて十市氏の山城がありました。
今は、山登りハイキングコースになっています。
龍王山山頂の山城(跡)は、私たち地元民にとっては有名な
怪談が残る場所です。
その名も「ジャンジャン火」※別名「ホイホイ火」。
人魂伝説です。それも、人を焼き殺すというなかなか物騒な。
私は、祖父母からこの話をよく聞いていました。
いわく、
龍王山に山城を築いた十市氏は、信貴山の松永秀久に滅ぼされた。
その恨みが根強く残っているので、
今にも雨の降りそうな蒸し暑い夏の夕方や夜に、
龍王山に向かって「ほ~い、ほ~い」と叫ぶと、
大きな人魂が「ジャンジャン」と音を立てて襲ってくる。
この、「ジャンジャン」という音は、鎧の当たる音なんだそうです。
また、合戦があった日には、龍王山から松永の居城跡に向けて
ジャンジャン火が飛ぶのだとか。
この火に遭遇したら、とにかく逃げなければならない、
人魂に見つけられたら追いかけられて焼き殺される、と。
いやいや、子供心に、なかなか怖かったです(笑)
ただし、この話はちょっと史実とは違うみたいです。
ま、伝説ってのはそんなものでしょう。
しかし、だとしたらいったいどこからこんな話ができたのかしら…?
それはともかく、今回は、天理市トレイルセンターのあたりから、
崇神天皇陵ルートで登っていきました。
龍王山は、山中に古墳が多いのも特徴です。
龍王山古墳群といいますが、円墳と横穴墓が各300基以上、
合わせて600基以上存在します。
登山ルートから見えるわかりやすい古墳もいっぱいあります。
こんな感じ。
崇神天皇陵ルートは基本的に明るくて、登山風景も楽しいんですけど、
最後の最後、ひと区画だけが、暗くて枯れたような木が密集している
場所があって……そこがちょっと不気味で残念なんですよね。
手入れする人もいないと思うから、仕方ないのかもしれないんですが。
そのく暗い所を抜けると、山頂エリアに出ます。
説明看板もあります。
近くには、ショウジョウバカマの自生地も。
(田の龍王社 周辺)
龍王山城は、とても珍しいタイプの城だったよう。
十市遠忠が築いたこの山城は、南・北二つの峰に別れていて、
南北両城を合わせると、大和随一の中世城郭となるそうです。
二ヶ所に別れていながら、互いに呼応しあい、一つの城を形づくる
こういった城の様子は、<別城一郭の構え>というのだとか。
今回は、南城のほうから見に行きます。
城跡の部分には、なぜか小さいアスレチックみたいなものと
ベンチが設置されています。
南城跡からは、大和国中が一望できます。
……午後から行ったので逆光なうえガスってますけど(笑)
さて、先ほどの看板のところまで戻って逆側へ進むと北城です。
この碑が目印。
城跡へ行くのは、ちょっとだけ大変です。
途中、というか城跡直前が完全に獣道でした(笑)
北城の跡は、南城より広め。
下界では満開を通り越しかけていた桜も、まだ咲きかけでした。
やっぱり気温が違うんだなあ。
というわけで、下山です。
ルートを変えて、長岳寺ルートで戻ると、途中にはこんな
不動明王がいたりします。
道自体は、こちらのほうが険しく感じました。
そして無事下山。
龍王山初登山となったこの土曜日は、
初夏を思わせる暖かい日だったので、疲れも心地よい感じでした。
ま、ちょっとだけ筋肉痛はきましたけどね(笑)
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