霧雨の降る朝、川面の上をツバメたちが
気持ち良さそうに飛んでいた。
「燕返し」という剣法があったが、まさに空気を
スパッと切るように翻る。
その光景を眺めていて、以前、ツバメの
巣立ちビナと対面したことを思い出した。
2年ほど前の初夏のころだった。
川沿いの道を散歩していた私の目の前の柵
に一羽の巣立ちビナが突然摑まった。
私との距離は30センチほどだった。
どうもその日初めて飛んだらしく、滞空時間
が計れなかったのだろう、「もう、飛べない!」
という表情でゼイゼイしている。
目の前に恐ろしいオヤジがいるけれど、すぐ
に飛び立つ余力はなし…で、丸い目はドキ
ドキしていた。
嘴の脇はまだ黄色く、胸のあたりはふわふわ
で、その愛らしいことといったら…。
脅かさないように私は息を殺して、じっと
かたまっているしかなかった。
ヒナのまあるい黒目と目があったまま、
さあ、1分ほど経っただろうか、ヒナはちょっと
屈みこむような姿勢になり、弾みをつけて
飛び立っていったのだ。
今年もまた、ツバメのヒナたちが巣から
こぼれんばかりに鳴くだろう。
私は初夏になると、毎年あのゼイゼイと肩で
息をしていたヒナの目を思い出すのだ。
鴨の羽づくろい。
水鳥は霧雨が
よく似合う。
なんとなく
カメラを意識して
いるらしく、目が合った。
鳥と目が合うと、なぜか私は嬉しくなる。
雨なのに明るい気分になって歩いてたら、
ポタポタと大粒の雨が傘にあたった。
さるように咲いた
八重桜が雨に
濡れて首を垂れていた。
上を見上げた途端、
桜ともバッチリと
目が合ってしまった。
いやあ、ふいをつかれて
目が泳いでしまったよ。
カルガモは確かにカメラを意識してますよ。
なかなか良いポーズだし、鼻っ柱の強さと、意味ありげな目線を感じます。
ターコイズブルーの羽が綺麗に覗いてますね。
そしてなんと言っても、量感が良いです。
量感といえば、この八重桜もぽってりと重そうです。
そしてなんと瑞々しく、おいしそうなのでしょう。^_^;
ソメイヨシノに無い艶やかさがありますね。
私も燕を見ると佐々木小次郎を思い出します。
でも、スパッと斬られた燕は可愛そうですね。
チャーマンさんはよく、ひな鳥に出くわしますね。
以前も、鷺(?)の雛をカメラに収めてられました。
痛々しく、愛おしい、幼い生き物には特別の思いがわきます。
この鴨はカルガモなんですね。
そういえば、やはり2年ほど前に、カルガモ親子の引越しに出くわしたことがあります。
小高い丘の上の道でした。
母ガモを先頭に、ヒナたち(8羽くらいだったかな)が、とっとこ、とっとこ…坂を下りて川へ向かっていました。
もう心配で、結局川の近くまで交通整理をしながらついて行きました。
母ガモが、ときどき振り返って私を見ては、「ほら、しっかりヒナたちを誘導して!」という表情をしていたのがおかしかったですよ。
ほんとうに幼い動物は、無条件で庇護したくなりますね。
え?バオバオさんは八重桜をたまに召し上がっているのでしょうか?
それは、秘密の不老不死の妙薬なのでは!?
ツバメさんの写真、とても素敵です。
水面ぎりぎりに飛んでいるのでしょうか?
偶然チャーマンさんに出逢ってしまった巣立ちヒナ。ヒナには気の毒でしたね(笑)
何故って、生まれて最初に観た相手かもしれませんよ。この人がお父さんか。。と思いながら眺めて、とても手助けなどしてくれそうもないから、飛び立って行ったんでしょうね。
そんな体験をしたから、鳥と目が合うと嬉しいのかしら。何だか分かります、その気持ち。
仲間意識を持ってくれたような気がしてくるんですよね。
カルガモさんの翼の模様、とてもくっきり!私はこの鳥の翼のブルーがとても好きです。この子とも目があって、今夜美しい女性の姿に変わってくるかも。。
「ふいをつかれて目が泳いでしまった」という八重桜。
この桜の姿は、麗しい神様でもいらっしゃるようではありませんか。
チャーマンさんをもてなす術を知っている大人ですね。
鳥と花だなんて、今日も素敵な記事だこと。
これで、あとはお酒ですか。
はい、新サービスです!
というほどのことではないですね。
今まで、わざわざ寸法を合わせていたんです、なぜか…。
これからは大きくなりますので、詳しく見ていただいて花の名前なども、教えてください。
この日はツバメたちが5,6羽、水面に触れんばかりに飛んでいました。
なぜか雨の日にこういう光景をよく見ます。
そうだ、例の花札の雨の10点はツバメの絵でしたよね。
やはりツバメと雨はセットなのかな?
あの可愛いツバメのヒナが、私を見てガッカリしていたとしたら、私もガッカリです。
手助けしようにもねえ、飛んでみせるわけにもいかないですし、固まるしかなかったですよ。
鳥と目が合うと嬉しいのは、仲間意識を持ってくれた気がするから…はあ、そうかもしれません。
聖フランシスコのように鳥たちと話せたらいいだろうなあ、と思っていますから。
今夜は美しいカルガモ嬢と、八重桜姫が現れるかもしれない、ですと!
それじゃ、酒に酔ってなんかいられませんね。
昔父が生きていた頃は家の裏に八重桜がありました。僕は何故か八重桜を「ぼたん桜」と呼んでいました。懐かしい思い出です。
そういえば、野草のクマガイソウってあるのをご存知ですか。野草愛好家には人気の花のようですが、これも家の庭に何株か咲いていました。子供の僕には綺麗な花とは映らなかったですが、珍しいと近所の方が季節になると見に来ていました。
そちらでもツバメが飛んでいるのですね。もう夏が近いんだなあ、と感じますね。
そういえば、ツバメは自分の巣に戻ってきているんでしょうか?
なんとなくそうじゃないかなあ、と思っていましたが、実際はどうなんでしょうね。
八重桜は房になって咲くので、それがひとつの花のように見えて、確かにぼたんのようです。「ぼたん桜」とは言いえて妙ですよ!
クマガイソウは名前は知っています。
熊谷直実が背負っていたほろの形に似ているとか、ですよね。
見たことはないですが、野草愛好家に人気なんですか、珍しいのでしょうね。
う~ん、見たいです。
先日、仕事場の隣の駅舎に巣を作っているのを発見しました。
エサを捕りについっと飛んで行っては
帰ってくるを繰り返していました。
そうそう、雨が降る前は低く飛ぶんですよね。
雨の前は湿気で羽が重くなった虫が
地上近くを飛ぶからだと聞いたことがあります。
けれど実体だったのですね。よく撮れましたねえ!
巣立ちビナとの対面、なんだかマンガみたいなひとコマですね。
お互いドキドキして固まってしまうなんて。
動物と接するときいつも不思議に思うのは、彼らはちゃんと
こちらの目を見ているのですよね。
実家で飼っているカメでさえそうです。私の目を見て反応します。
もしかして動物には相手の目をみる本能が備わっていて
相手の気持ちを読み取ることができるのかもしれません。
この時期になると家や店の軒先にツバメが巣をつくっていて
そこの人も決して巣を取り除いたりせず、それどころか
心得たものでフン対策のために早いうちから
新聞紙をひいたり紙箱を置いたりしてて…。
そのツバメと人との共存の風景がほほえましいなあと
この季節はいつも嬉しくなってしまいます。
八重桜、やっぱり女性に見立ててしまったんでしょう!
目があってうろたえるとこがアヤシイぞ!チャーマンさん。
るちまるさんもツバメを見ると嬉しくなられるんですね。
清々しい季節の到来と同時にやってくるからでしょうか、ツバメは希望を感じさせる鳥です。
湿気のために羽が重くなった虫が低空を飛ぶとは、初めて知りました。
そうか、それをツバメは狙っていたんですね。納得!
いや、いろいろ納得させてくださって、ありがとう!
おかげで今日もまたひとつ、スッキリしました。
この日はたくさんのツバメが飛んでいたので、やっと一羽ですが撮ることができました。
なんたって彼らの飛ぶスピードときたら、とてもシャッターが追いつくようなものじゃないですから。
巣立ちビナと私のご対面シーンは「マンガのひとコマ」ではなく、「絵本の1頁」のようだと言っていただきたいものです!
ねこぼーしさんの頭の中では、多分巣立ちビナはとてもかわいい絵になっていて、私は殆どギャグマンガの表情で固まっているんじゃないですか?
ほらね、図星でしょう。
まあ、いいでしょう。
ヒナは文句なしにかわいいですからね。私は引き立て役に甘んじましょう。
こちらでは隣町の商店街にたくさんのツバメの巣ができます。
買い物をする人たちが、嬉しそうに見上げる光景はいいものですね。
八重桜は当然…女性でしょう。
しかも楊貴妃桜という八重桜もあるくらいですから、佳人ですね。
毎年、うろたえています。