limited express NANKI-1号の独り言

折々の話題や国内外の出来事・自身の過去について、語り綴ります。
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舌禍

2017年01月22日 19時34分07秒 | 日記
ここ数日、アメリカを簒奪した皇帝ジョーカーに対する報道が地球全体を震撼させているが、皇帝のセリフを丹念に追って見ると「形ばかり」の「張り子の虎」ではないか?と思えてくる。皇帝ジョーカーが唱えた2つの単純なルール「アメリカ製品を購入し、アメリカ人を雇用する」。今のアメリカ帝国で、果たしてこの「単純なルール」が通用するのだろうか?簒奪演説やこれまでの選挙戦争でも、具体策や根拠について、踏み込んだ発言は為されてはいない。しかし、雇用に関しては、簒奪前からのツイッターでの「個人+企業艦砲射撃」で、ある程度の具体的な数字を企業・国家から引き出して来てはいる。だが、白人層の雇用を確実に増やすには、まだ足りない。購買に関しては、価格面で圧倒的な強みを持つ「中国製品」と、ハイテクを駆使した日欧の輸入品に対抗出来うる「純国産の工業製品」が皆無に等しい状況をどうするのか?何ら道筋は付いていない。(農産物と原材料は別だが)今のところ、この「単純なルール」は、絵に描いた餅でしかなく、皇帝ジョーカーの自己満足のためのセリフでしかない。「大規模な減税」と「インフラ整備のための大型投資」にしてもそうだ。財源をどう確保して、どれだけの規模の減税と投資を行うのか?皇帝はおろか側近である閣僚からも、答えは聞こえてこない。減税と投資。財政的な裏付けが確固としているならば、道筋は付けやすいが、選挙戦を勝ち抜くために空っぽの財布を持ったまま「インフラ整備のための大型投資をやる!」と皇帝が大見えを切ったのだとしたら、無責任極まりない「空手形」を国民に向かって切った事になる。財務担当者は頭が痛いどころか「逃げ出したい」気分だろう。皇帝ジョーカーの口は「禍の根源」でしかない。外交政策でも皇帝の口は「禍の根源」でしかない。台湾に便宜を図った事で、中国政府はヘソを曲げているし「為替操作国」とツイッターで名指しで非難され、屈辱に耐えかねているに違いない。欧州各国も「ツイッター艦砲射撃」に対して不快感を隠していない。「テルアビブにある駐米大使館をエルサレムへ移す」と言ってしまった事で、中東各国も警戒感をあらわにしている。何度も言うが皇帝の口は「禍の根源」でしかない。与党共和党も国務長官も火を消す役すら放棄していると言うか傍観者でしかないのは、ここまで「舌禍」が広がってしまってたのでは、収拾すら諦めるしかないほど世界に「不信感と先行きへの不安を抱かせた罪を共に被りたくはない」と言うのが本音だろう。既存のメディアに対する「異様な程の対決姿勢」も皇帝ご本人は「嘘を報道した代償は高いぞ!」と強気一辺倒だが、言論の自由を踏みにじる行為は「帝国皇帝の振る舞い」としては正しいのかも知れないが、大国の元首としては、落第点を付けるしかない。「ホワイトハウスの主人」の発言は、軽々しいものではないのだ。これは、側近たちの落度であり「皇帝を制御する人物」を置かなかった閣僚たちも、与党共和党も同罪である。口先でアメリカを簒奪した皇帝ジョーカー。今も世界中で「反皇帝」のデモや集会が開かれている。口先で上り詰めたのはいいが、その「舌禍」によって除かれるのは、案外近いのかも知れない。

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