limited express NANKI-1号の独り言

折々の話題や国内外の出来事・自身の過去について、語り綴ります。
たまに、写真も掲載中。本日、天気晴朗ナレドモ波高シ

life 人生雑記帳 - 77

2019年12月17日 15時45分24秒 | 日記
「Y-、おはよー!」みーちゃんが、鼻を摘まんで僕を起こす。緑のタンクトップにパンティ1枚。タンクトップの下はノーブラ。昨夜は、互いに求め合い、激しく逢瀬を重ねた。みーちゃんは、餓えた状態で戻って来たので、ひと際激しく営みに励んだものだ。カーテンは、全て閉め切られており、僕もトランクス1枚だけで起き上がった。朝食を終えて片付けを手伝いながら、タンクトップの中に手を入れて乳首を摘まむと「ダメーよ!また・・・したく・・・なっちゃう!」と言って身をくねらせる。「いじわる!また、抱かれたくなるから、“夜だけにしよう”って決めたのに!」といいつつも、みーちゃんはベッドへ引っ張っていくと、タンクトップを脱ぎ捨てて抱き付いて来る。「ねえ、どうするの?」胸元で小首を傾げる“女神”は実に美しい。「みーちゃんはどうしたいの?」「邪魔な下着は取っちゃえ!Yだって元気だもの、しようよ!」パンティとトランクスを剥ぎ取った後は、みーちゃんが馬乗りになり、激しく腰を動かした。下から突いてやると、か細い喘ぎ声が直ぐに漏れた。「気持ち・・・、いい!みーの・・・中に下さい!」望み通りに注いでやると、溢れた液を指でホールに押し込んだ。「Yの赤ちゃん・・・、欲しいから」と言うと息子に舌を這わせて残りを味わう。汗を流そうとシャワーを浴びていると、みーちゃんが入って来る。ユニットバスは狭苦しいが、キャーキャーとボディソープを付け合って遊ぶには最適だった。着替えると、市内に買い出しに出かける。ホームセンターとスーパーを回ってから、一旦アパートに戻って食料品を冷蔵庫へ押し込むと、再び市内へ出てカフェへ入る。アイスコーヒーを飲みながら、今晩のメニューを決めた。「それよりも、来月に大増産するんでしょ?乗り切れるかなー?」みーちゃんが不安げに言う。「半月、先行してるから、実質は今月の後半から9月分の生産が始まる。磁器の納入予定も、8月後半と9月の頭に集中してる。今までのペースで飛ばしたとしたら、余裕を持って望めるけど、学校が始まるのと“運動会シーズン”に被るのが難点だよな。とにかく、前半で“どれだけリード出来るか?”にかかってるのは確か。これまでの常識を越える“何か”を起こさないと、辛くなるかもね」「Y、何か考えてる?“これまでの常識を越える”何かを?」「“5人の信玄”が居ればなー。返しにもう1人、検査に2人、出荷に2人。それぞれが、僕の意を汲んで動いてくれれば、切り返すチャンスはあるんだが・・・。アメーバーでもなければ、細胞分裂って訳にも行かないだろうし、とにかく“指揮官”が欲しい!もう1人!」「居るじゃない!神崎先輩も恭子も千春もあたしも居るよ!Yには及ばないけど、4人束になれば検査と出荷は回せるよ!返しは、Yでないと無理だけど、自分達の“領域”ならあたし達でもブン回して見せるよ!そのために必要なのは、“情報と明確な意思と目標の共有”じゃない?風林火山の計、あれを検査室に貼り出して、みんなで共有したら?」みーちゃんが言い出したのは、偶然にも僕の考えとイコールだった。しかし、何かが足りない気がした。「みーちゃん、お説ご最もなんだよ。僕も同じことを考えてた。でも、何か足りない気がするんだよ!見落としてる何かがあるはずなんだ!」「“看脚下”(かんきゃっか)、“足元を見ろ!”って先輩の医師が、若手の医師に言ってたって、同級生の看護師が言ってたな。今まで歩んで来た道は続いているでしょ?Yの足元に答えはあると思うな」みーちゃんが優しく言った。「“看脚下”か」僕が思考を集中する姿をみーちゃんは、黙って見ていた。

その夜、ベッドに入っても中々寝付けなかった。みーちゃんは、僕胸を枕にして寝ていた。互いにパンティとトランクスしか身に付けていない。みーちゃんのガラスの様な素肌が暖かい。「Y、眠れないの?」「うん、どう言う訳かね」「忘れちゃいなよ。あたしのアパートに居る間だけでも。みんな、忘れちゃえば?」と言うとトランクスの中に手を入れる。「昼間にしたから、“夜はお預け”じゃなかったの?」「あたし、濡れちゃったの。パンティの中。やっぱり、夜でなくちゃ」と言って刺激を続ける。「悪いクセになっちゃったね」「そう?あたしは、欲しいだけよ」みーちゃんはパンティを脱いで床に落とした。ホールを触ると、グッショリと濡れていた。「指、入れて」2本の指を入れて激しくかき回すと、たちまちか細い喘ぎ声が漏れた。「もう・・・、出ちゃいそう!あっ!」愛液が多量に噴出した。「本物が欲しいの」と言うとトランクスを剥ぎ取り、舌でエネルギーを注入し始める。「この子をみーに下さい」と言うので、ベッドに押し倒すと、中へ入れてゆっくりと前後運動を始める。「硬い・・・、いつもより大きい・・・いい!」みーちゃんも腰をくねらせて答える。徐々に激しく腰を使うと、みーちゃんは快楽の世界に浸った。乳房を鷲掴みにして、突きを入れ続けると「いい・・・、もっと・・・突いて下さい」とねだる。体位を入れ替えて下から猛然と突くと、喘ぎ声が高まり、「イク!・・・イク!・・・いってもいいですか?・・・いいですか?」と狂ったように言う。絶頂に至ると激しく全身を痙攣させて崩れ落ちた。液は余す事無く注ぎ込んだ。「いつもより・・・大きかったね、・・・興奮して・・・イッちゃった」みーちゃんは満足そうに耳元で囁いた。抜くと液が雫となって落ちて来る。指ですくうと、身体に塗って行くみーちゃん。「出来るかな?」「運が良ければね」「このまま眠りましょう。しあわせな気分のままで」みーちゃんは、再び胸を枕にして目を閉じた。シーツを被せると、寝息を立て始めた。寝顔も実に美しい。その寝顔を見ながら僕も深い眠りに落ちて行った。

翌朝、トースターの「チン!」で目覚めた。みーちゃんは、朝食の用意に追われていた。あいも変わらず、タンクトップにパンティ1枚。傍から見れば“何じゃこりゃ?”かも知れないが、彼女の“意志”なのであれこれ言っても無駄だろう。「あっ、起きた?待っててね。もう直ぐだから」軽く唇を重ねてから、紅茶をカップに注ぐ。新婚生活の“予行演習”みたいなものにも、大分慣れて来た。みーちゃんは、すっかりその気になっている。昨夜、寝付きが悪かったのは、“閃き”が喉まで来ていたからかも知れない。欠けているピースを埋められれば、絵は完成する。何が欠けているのか?霧が邪魔をして見えないだけなのだろう。食卓を挟んで座ると「今日は、お洗濯に行くから、衣類まとめて置いてね」と言われる。そうだ、コインランドリーに行かなくては、みーちゃんの体面に関わる事になる。コッソリと同居させてもらっているし、女性の下着を大っぴらに外に干す様な事はしないだろう。不貞な輩(ハッキリ言って僕もそうだが)に狙われるのは、避けなくてはならない。みーちゃんは、普段部屋干ししているとの事だが、カーテン閉め切りでは、無理があった。シャワーを浴びてから、車で洗濯に出かけた。およそ2時間の空き時間をベンチで潰す。「ねえ、何かしらの“閃き”は出そう?」「ここまで来てるが、後1歩及ばずだよ」喉元を指差すと「もう少しか。“産みの苦しみ”ってヤツだよね。大丈夫!Yならきっと見つけるから!」と励まされる。「“情報と明確な意志と目標の共有”か。これまでも、意思疎通は図って来てるし、同じ方向性は持ってやってるよな。何を見落としてる?」「情報は確実に伝わってるでしょう?次に、何を出荷しなきゃいけないか?納期はいつか?以外はね」みーちゃんの何気ない言葉に、僕は電撃を喰らった様にビリビリとした。「そうか!出荷に関する一連の“情報”は、徳さんと田尾しか知らない!“次に何をいつ出荷するのか?”これを2人以外は、誰も知らないじゃないか!それを明らかにすれば、組織立って動けるし、更に効率も上がるじゃないか!こんな簡単な事に気づかなかったとは、何たる不覚!」「“閃いた”のね?」「ああ、やっと分かったよ。出荷情報・指示を開示させる事で、検査は“次に何を検査しなくてはならないか?”が、返しは“いつまでに検査に送り込まなくてはならないか?”が、更に前は“いつまでに炉に入れなくてはならないか?”が芋づる式に分かる。磁器の納入予定と照らし合わせて、スケジュールを詰めれば効率は格段にUPする!しかも、各自が“何をしなくてはならないか?”も自然と分かる!一々指示を聞く手間も省けるし、行動だって今の方式より“自主性”を持たせられる!これだよ!9月に向けて体制を刷新しなきゃ!まず、必要なのは?ホワイトボードだな。検査室に2枚、出荷に1枚。これらに“納入予定と出荷予定”を掲示して、書き込みも入れられる様に工夫する。各自は、これらを見て必要なアクションを起こす。スケジュールに変更があったり、磁器の納入が遅れたりした場合も、情報を書き入れて注意喚起を促す。“何を最速で回すか?”も一目で分かれば、あらかじめ体制も整えられるし、スピードも上げられる!そして、確実に先行させて、逃げ切る仕組みにする!」僕の頭の中には、次々とプランが浮かんで来た。「Y、“覚醒”したね!休み明けから、忙しくなるよ!」みーちゃんも嬉しそうだ。「忘れない内にメモを残して置かなきゃ!今は、概略だけが浮かんだに過ぎない。詳細は、みんなと詰めてから実行に移すよ!」僕は、いつも持ち歩いているメモ帳にアイディアを書き込んだ。実際に“どう言う体制に持っていくか?”はまだ未知数だが、“策”が浮かんだのは1歩前進だ。そうこうしている内に、洗濯が終わった。そのころには、具体的な青写真は、見え出していた。

その日の午後、みーちゃんのアパートに恭子から電話が入った。「どう?“新婚生活”を満喫してる?」「恭子!謀ったな!」「まあまあ、目くじらを立てないでよ!みーちゃんが出した“条件”なんだからさ!それより、あたしも帰って来たんだけど、寮に実家からの“救援物資”が届いてるわよ!運ぶから、中身見せてよ!」「やっと届いたか。運ぶってこれから来るのか?」「ええ、お邪魔させてもらうわ!彼女にもそう言っといてね!1時間後に行くから宜しく!」要件だけを喋ると、恭子は勝手に電話を切った。「恭子が“救援物資”を持って来るって言ってた!この格好だとヤバイよ!」「そうね、服を着なきゃ!」アパート内で服を着るのは、数日ぶりだ。閉め切ってあったカーテンも開けて、換気をする。久しぶりに外の景色を見た。きっかり1時間後に、恭子は現れた。「Y、ダンボール持つの手伝って!」箱は2つあった。「もう1つは余りにも重すぎて持てなかったから、管理人さんが預かってるわ。超弩級の重さだったけど、あれは何なの?」「多分、味噌と醤油の塊だな。ミニサイズだけど、人数分取り寄せたから、超弩級になっちまったんだろうよ」「この2つは比較的軽いけど、何を送ってもらった訳?」「恐らく、数ヶ月ぶりに味わえるモノだろうよ。試食するかい?」「何の試食なの?」みーちゃんも興味を引かれたらしい。「久々の“ご対面”だな。“醤油ラーメン”の袋だよ。インスタントだけどね」「これが、“醤油ラーメン”の袋麺かー!」2人は手に取ると珍しそうに眺めた。5食入りのパックが4つ。しばらくは、懐かしい味を堪能出来るはずだ。「ねえ、Y-、試食させてよー!」2人が合唱する。「みーちゃん、鍋貸してくれる?2食まとめて作りましょう!」僕が自ら袋を開けて、ラーメンを作り出す。「どんな感じなんだろう?」「スープの味が気になるね!」2人はウキウキしながら待っていた。待つ事約5分。丼2つに盛り付けが完了した。「うわー、茶色のスープ!」「お醤油の匂いがする!」と言う2人に「食べてみて!」と勧めた。スープを含んでから、麺をすする。「あっ!意外としょっぱくない!」「見た目以上にコクがあるのね!」2人は夢中で食べ続けた。隙を縫って蓮華でスープをすくって、久々に醤油味を味わう。美味い!懐かしい!僕は欠かせない味だ!2人共に完食した感想は?「あっさりとしながらも、味わい深いわね!」「トッピングがあれば、もっと愉しめそう!ベースは鶏ガラなの?」と意外に好評だった。「勿論、チャーシューとかメンマ、ネギもあれば、もっと美味しくはなるよ。でも、基本はこれなんだ!うどんのつゆにしても、茶色が“当たり前”の世界だからな」「地域毎にも“違い”はあるでしょう?バリエーション考えたら、それこそ無限にありはしない?」恭子がいいところに目を付けた。「それは、当然だよ。背油を乗せるところも、鰹節をベースに入れる地域もある。バリエーションを数える方が大変だよ」と答えた。「でも、これがYを育てた味なのね」みーちゃんが言った。「そう、すべてはここから始まってると言っても過言では無いよ。幼いころから“ラーメンは醤油か味噌か塩”が基本だったからね」「Yを育てた味かー。別世界のモノだよねー!」恭子も残ったスープを飲みつつ言う。「ところで、この瓶の塊は何?」みーちゃんが見つけたのは、清酒の“ワン・カップ”だった。「迂闊に飲まないでよ!日本酒の塊だからな!」「“清酒”か。原料は?」恭子が聞く。「お米さ。米と麹と清らかな水。秋になれば一斉に新酒の仕込みが始まる」「こっちの焼酎とは、違うわよね?」「アルコール度数が全然違うさ。半分以下だろうよ。高くても16度程度さ」「お酒じゃ無いじゃない!」と恭子が笑うが「芋の匂いはしないからな!米麹の香りがするだけさ。原料の米の“研ぎ具合”に寄っても、また違う。純米酒ともなれば、味も違うから日本酒も奥が深いぜ!」「Yは、“高級品”に囲まれて育ってるのね。ここでは、お米は“貴重品”だもの。それをお酒にしちゃうなんて、贅沢よ!まあ、向こうでは“普通”なんだろうけどさ」「でも、お酒に弱いあたしならいいかも!」みーちゃんが言い出した。「今晩、2人で飲んだら?みーちゃん、今日で“新婚生活”はおしまいだからさ!」「そうね、明日の午後には送って行くから。それまでは、自由にさせてもらう!」いつの間にやら、“協定”が結ばれて、その期限が“明日の昼”だと言う。恭子達はどうやって“密約”を結び、実行に移したのか?どうやら聞かない方がいいらしい。実家から送られて来た、その他の物品の1部を持って、恭子は寮に戻ると言う。「Y、明日の午後、“作戦会議”からよ!画期的なシステムの構築には、それなりの下準備が必要よ!先に骨格は決めて置かないと、9月は目の前。時間は余り無いわよ!それと、あたしも餓えてるから宜しくね!」微笑みながら恭子は戻って行った。「さて、元に戻そう!Y、脱がせてくれる?」みーちゃんが、カーテンを閉め切ると言う。ワンピースは意図も簡単に脱がせられる。ブラのホックを外すと、僕のシャツを剥ぎ取りにかかる。「ねえ、もう直ぐお別れなのよ。今夜は寝かさないから!」と言うみーちゃん。唇が重なり舌も絡みつく。トランクスの中に手を入れて、盛んに刺激を与え始める。「今日は、みーが始めるから」と言うとトランクスを剥ぎ取って、息子に吸い付いた。みーちゃんらしくない“積極的”な行為だ。元気をもらって、上を向いた息子を触りながらタンクトップを脱ぎ捨てた。「ベッドへ行こう」手を引かれて行くとあお向けになって脚を開いた。パンティには、既にシミが付いている。ゆっくりとバンティを脱がせると、指を2本入れてやりゆっくりと前後に動かす。か細い喘ぎ声が漏れだすと、徐々に速度を上げて力を入れて行く。「あー・・・、出ちゃうー!」と叫んだ瞬間、多量の愛液が泉の様に噴出した。「いじわるしないで・・・、この子を下さい」と半泣きで訴える。中へと入れるとゆっくりと腰を動かす。みーちゃんの中が、ギュっと締め付けられて感触が変わった。今までは無かった事だ。腰を振って突きをガンガンと入れると、快楽の沼へと沈んで行く。長い脚を腰の当たりでクロスさせて、抜かない様に用心も欠かさない。「もっと!・・・もっと!・・・もっと!」みーちゃんの声に誘わるかのように、僕も沼へと落ちて行く。「中よ!・・・中に・・・出して!」荒い息遣いをしながら彼女はねだる。喘ぎ声が一段と高まると同時に、液が中に注がれる。「大好き・・・、いっばい・・・出たね」しばらくはそのまま抱き合っていた。長い脚は背でクロスされたままで、頬には涙が伝っていた。こうして、みーちゃんとの“新婚生活”が終わった。

翌日の夕刻、「あん!気持ち・・・良かった・・・」恭子に液を注いでやって、汗を拭う。“餓えた狼”さながらの激しさに、少し足元がふらつく。みーちゃんや他の子達の逢瀬もそうだが、僕がフラフラになるのは、恭子との逢瀬だけだ。悔しいが、何故かやっと分かった様な気分になる。恭子の身体は僕に“合わせて設計されてる”様なのだ。少し小柄で細身、やや不釣り合いな豊満な乳房。どれも好みの形なのだ。千絵とは、また違う意味で“フィト”するのだ。ソファーに座り込むと、タバコに火を点じる。「ちょっと、ちょうだい」恭子が“後始末”を終えてタバコを横取りして膝に転がり込んで来る。「ねえ、まだがんばれそう?あたし、ずっと我慢してたから、待ち切れないのよ!」豊満な乳房を擦り付けての“おねだり”が始まった。「狼さんには、敵わないな」と言ってホールに手を伸ばす。指を入れてゆっくりとかき回してやると、甲高い喘ぎ声が出て、愛液が滴る。「ダメー、この子を入れてくれなきゃ・・・あー、漏れちゃうー!」息子を掴んだまま、恭子は多量の愛液を噴出し、垂れ流して行く。ソファーは、大洪水でびしょ濡れだ。「いじわる。早く、この子で突いてよ!」唇を塞ぐと舌を入れて盛んにねだった。理性のリミッターを解除してから、猛然と腰を入れて突いてやると、恭子は歓喜の声を上げて、快楽の世界へ入って行った。彼女は溺れる事は無い。ただ、快楽に浸りたいのと“懐妊”したいだけなのだ。そのために、懸命に営みを繰り返して来た。結果が出ないのが残念だが、それは運にも恵まれなくてはならない。僕がしてやれる事は、液を注いでやるのと、快楽の世界に連れて行くことぐらいしか無い。この日、3戦目もしっかりと注いでフィニッシュした。恭子は、荒い息をしながらソファーに身を横たえた。「気持ち・・・いい。やっばり・・・あなたが・・・一番よ」と言うとフラフラとしながらも起き上がる。乱れた髪を手櫛で直すと、背中から抱き付いて来た。「どうして、“懐妊”しないのかしら?こんなに頑張ってるのに?」「運も必要だよ。そろそろじゃないか?」「だと、いいけど。シャワーを浴びに行こうか?」バスルームで一頻り遊ぶと、バスタオルを巻いてから、別のソファーへ座る。「Y-、O工場の方はどうなの?」「2度電話が来たが、“モグラ叩き”に苦労してる。細かい問題を叩いて量産に繋げるのに必死だな。まあ、もうしばらくは、様子見に徹していた方が無難だろう。帰って来た連中の報告も聞いてみなきゃならないけど」「でも、何か変じゃない?国分側から“砲撃”してるのに“応戦”して来る気配が無いなんて」「多分だけど、田納さんが押さえてるんだろう。“応戦はするな!頭を下げろ!”ってさ。あの方も、侮れない強敵だ。“どうすれば和解に持ち込めるか?”知恵を絞ってる最中だろうよ。次の手は、8月の末ぐらいだろうな。副本部長当たりを送り込んで来るかもな」「それでも、“安さん”が揺らぐ事は無いわよ。多少の“譲歩”つまり、9名の内の何人かは帰すかも知れないけど、Yはあくまでも“死守”するでしょうよ!」「そうで無くては困るんだよ。実は、ある“構想”を思い付いてね。休み明けから、手を付けたいと考えてるんだよ!」「今度は何をやるの?」僕は“閃いた構想”を話した。ヒントはみーちゃんの言葉だった事も含めて。「うーん、実現したら物凄い事が起こるわよ!でも、みんなどう思うかな?」「それが心配の種。乗ってくれるなら、最高なんだがね!」「いいえ、何としても乗せるのよ!9月からは、Yの“構想”をやらないと回らないわよ!明日、主要メンバーを集めるわ!下打ちを急がないとね!」恭子は計算を始めた。今回の“構想”に何人のメンバーを集めるか?それ如何に寄って、事の成否が決まる。僕等は遅くまで打ち合わせを続けた。

盆休みの最終日、恭子の呼び掛けで“一体運用作戦会議”が開かれた。徳さん、田尾、神崎先輩、ちーちゃんらが顔を揃えての“事前準備”を兼ねた打ち合わせである。僕の“構想”を叩き台にして、返しから出荷までをトータルで一体化する、“一元管理”が出来るか否か?奇譚の無い意見交換が行われた。徳さんと田尾は、「現状は、出すだけで手一杯なのさ。だが、事前にアクションを起こせるなら、やる価値はある!」「先が見えないのが、一番の課題だからな。予測が出来るなら余裕も生まれるし、もっと楽になるだろうよ。月末の“殺人的な忙しさ”を回避するには、これをやるしかあるまい!」と意外にも乗り気満々だった。「検査にしても、次に“何を出荷する?”って聞く手間と“飛び込み”に対する備えとしては、いいと思う。忙しい中で問いかけるのは、流石に気が引けるもの。その点、この仕組みが動けば、“次は何をすれば良いか?”一目瞭然だもの!事前に備えて動いて置けば、もっと回転率も上がるはず。やる価値は高いと思うな!」と神崎先輩も乗り気だった。「しかし、実際問題、運用上の“要”を誰がやる?“調整作業”だけでも、かなりのボリュームがある!返しは、僕が責任を持てるが、前との調整や全体的に俯瞰して見る役をどうする?」僕が核心を突くと「Yなら前にも、2階にも顔が効くから、“総司令”であるお前さんが見なくてどうするんだ?」と田尾が言い出した。「整列から塗布、返しの回しまではYで無くては、務まらないと思うし、的確な判断力を見込むなら、あなたが率いるのが“筋”じゃなくて?」と神崎先輩も言う。「そもそもの始まりは、Yの“構想”からなのよ!上手く転がすなら、Yの手腕に期待しなきゃ!」と恭子もちーちゃんも同意見だった。「OK!やれるだけやってみるか?!」僕は腹を括って“前面”に立つ事にした。「だが、“サブ”は、出してくれよな!日々の進捗をそれぞれに反映させる“家老職”は、必須項目だ!検査は、神崎先輩以下、恭子にちーちゃんに宮崎さん。出荷は、田尾が役を担ってくれ!」「新たに必要になる“物品”はどうする?それと、デスクの設置場所は?」徳さんが早くも先を見始めた。「“物品”は、僕が交渉しつ揃えてもらう。デスクは、返しの作業室の隅にしたい。基本的には、返しに腰を据えなきゃならないからな!」と言って決めを取るが、「検査の一番奥に、誰も使って無いデスクがあるから、Yの席にしちゃえば?内線だって置いてあるし、“総司令”の席が作業室の隅なんて、カッコ付かないじゃない!」ちーちゃんが、主張して来る。「日中は、作業室、夕方は“総司令席”。使い分けりゃ済むじゃねぇか?」と田尾も言う。「それに、“安さん”が黙って無いわよ!徳永さんの業務内容の“1部移転”も、視野に入るはず!まずは、“勤怠管理”や“消耗品の取りまとめ”から来るでしょう!それも踏まえて、置く事よ!」恭子も賛成した。「分かった。二重にデスクは置かれるが、業務内容に寄って切り替えるとしましょう。まずは、現行体制から徐々に切り替えなきゃならない。8月中に目処を付けよう!その都度、修正は入るだろうが、ともかくやってみますか?」「やるに決まってるだろう?“武田の騎馬軍団”の真の力を示すんだ!何としても、“軌道”に乗せてやるさ!」徳さんは早る気持ちを抑え切れずに、先を見据えた。とにかく、“新体制”に移行するのは、決した。明日からは、大車輪で取り掛からねばならない。まずは、“安さん”を落とさねばならなかった。

盆休みが明けると、再び慌ただしい日々が始まった。長い朝礼をやり過ごして、自らの作業の準備を終えると「Y,打ち合わせに入るか?」徳さんと田尾が現れる。まず、手始めにやらなくてはならないのは、直近の出荷に対する“マーク”だった。営業からの出荷指示は、出荷当日の3〜4日前には出る。それを受けて、徳さんと田尾は動くのだが、当月の生産予定と品目は、予め分かっている。故に、先行出来るモノは、経管の“使用高倉庫”へ積み上げをしているのだ。目下の課題は、これから流れて来るGEやその他の主要品+来月分である。「8月分は、大方目途が付いてる。GEぐらいだろう?急ぎになるのは?問題はそれ以外の“飛び込み”と来月分の区分けと進め方だな。さて、どうする?」徳さんが腕を組んだ。「何分、新しい体制を1から組立てるんだ。出来る範囲から手を付けよう。当面は、磁器の納入日程は分かってるから、これから流れて来るはずの来月分を“マーク”する事。後は、GEを始めとする“飛び込み”の“マーク”。この2点に絞ろう!データーをまとめて、検査室へ掲示して、こっちにも回してくれ。まだ、掲示板も何も無いが、追っかけで用意させる。ともかく、やって見てからその都度“修正”して行くしかない」「かなり荒っぽいが、やるしかねぇよ!自分の首をもう絞めたくはねぇからな!じゃあ、順次追っかけで行こうぜ!情報は直ぐもまとめて流す。返しの順番をミスるなよ!」田尾が豪快に笑う。「夕方に進捗確認のミーティングをセットしよう!そうすれば、落ちも無くなるだろう?」「その線で行こう!毎日“修正”してけば、慌てる事も無いだろうから。パート朝礼を終えたら、“物品”の購入依頼をかけに行く!」「捕まるなよ!そうで無くても、Yは狙われてる節があるぜ!“この機会に・・・”なんて振られたら、覚悟するんだな!」田尾が茶目っ気たっぷりに言ってから、引き上げて行った。パートさんの朝礼を終えて、“お土産”も配布し終わった(20数個の“お土産”は、個別にレジ袋に入れて、みんなに手伝ってもらって何とか運び入れた)ところで、僕は2階の管理室へ向かった。徳永さんのデスクに歩み寄ると“物品”の購入を依頼した。「Y、何を企んでおる?」徳永さんは、怪訝そうな顔をした。僕は、みんなが合意した“一体化構想”を説明して「次月に向けての準備のためです。急で申し訳ありませんが、ご許可願います!」と頭を下げた。「ふむ、更に効率を上げるのか?だが、下山田と橋元・今村が付いて来れるかな?」と首を捻った。「徳永!Yの思う通りにやらせて見ろ!面白いモノと結果が見られそうだ!」“安さん”が同意した。「しかし、足元は黒字ですが、何分取り返したばかりですよ?」と言うと「今月に多少、色を付ければ事足りる。“総合的な一体運用”がどれだけの威力を見せるか?お手並み拝見だ!それとだな、“勤怠管理”と“消耗品管理”もYに付与して置け!“下”はYの領国だ。国主として領国を管理するのは当然の義務になる!切り離せるモノは、任せてしまえ!」と“安さん”が言った。予想された通りの展開だ。「Y、デスクがいるだろう?検査室の奥を使って構わんし、返しの作業室の分は、ここから降ろしてやる!存分に暴れて見せろ!貴様が今日、言いに来なくてもそのつもりで居た。俺としては予定の行動だ!驚くには及ばん。これで、徳永の負担も少しは減るだろうよ!ははははは!」豪快に笑った“安さん”は返って不気味だった。しかし、“物品”の調達は承認され、デスクの件も含めた“権限の付与”も実行に移される事になった。万事、予定通りになったのである。その日の内に、2階からデスクや必要な機器が降ろされ、返しの作業室と検査室のデスクに据えられた。“安さんが”決めると事は早い。償却済で廃棄される予定だったコピー機までもが、持ち込まれた。「まだ、充分に使えるから、好きな様にしろとさ!」ワープロも含むOA機器がズラリと用意された。それらを何処に設置するか?配置をどうするか?夕方に散々もめたが、どうにかして収まりを付けられたのは奇跡だった。「やっばり“降って来た”わね。Yが言わなくてもいずれはこうなったんだろうな」恭子が言う。「これで、結果が出なけりゃ、蜂の巣を突いた様な騒ぎになるぜ!」田尾も先を見て言う。「上手く行けば“ご喝采”だな。勿論、失敗するつもりは更々無いけど、どこまで食らいつけるか?」「お前さんなら、やるさ!」田尾が平然と言った。初めは半信半疑だったが、この先は予想外の展開が待っていた。僕はまだ気づいていなかったが、これが僕を“引き止める理由”の1つになろうとしていた。

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