limited express NANKI-1号の独り言

折々の話題や国内外の出来事・自身の過去について、語り綴ります。
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今年も暴走高齢者か!!

2017年02月08日 11時46分34秒 | 日記
2月7日午後0時25分頃、さいたま市で自営業の男性が運転するワゴン車と、81歳の男性高齢者が運転する軽自動車が接触事故を起した。ここまでならよくあるパターンだが、悲劇はこの後に襲いかかった。警察が現場に駆けつけ、Y字路の中央付近に止まっていた軽自動車を道路脇へ移動するように、事故を起した男性高齢者に促したところ、車が突然猛スピードでバックし、ワゴン車を運転していた男性と警察官を跳ね飛ばした。男性は搬送先の病院で死亡が確認され、警察官も右肩に打撲を負ったと言う。男性高齢者は、現行犯逮捕されたが「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と供述していると言う。

今年もこうした「暴走高齢者」が悲劇を続発させるのか?!否とは言い切れないのが、今の交通事情・事故現場の実情だ。「アクセルとブレーキを踏み間違えた」何度聞いたか知れない唖然とするアホな供述。81歳にもなって「免許返上」をしないとは、どういう神経をしているのか?アクセルとブレーキのペダルの区別もつかないなら「運転そのものを止めるべき」ではないのか?亡くなった男性の無念と、家族の怒りのやり場の無さをどうすればいいのか?こうした「やり切れない思い」を今年も抱え続けることになるか!「安心して歩道も歩けない」と言う現実を今年もイヤでも思い知らされるのか!「暴走高齢者」の事故の度に、こうした思いが渦巻き怒りを禁じ得ない。警察も手を拱いている訳ではない。免許更新の際や高齢者講習を通じて「如何に自分の運転が危険か」を認識させる努力を続けている。過剰なまでの「自己過信」に凝り固まっている高齢者に「こんなに危険なんですよ!」と引導を渡すのは、容易ならざる作業ではあるが、1人でも多くの高齢者に「免許の自主返納」を促さなくては、今次「高齢者交通戦争」は終結すら覚束ない。また、高齢者の運転の特徴として「制限速度を守っていさえすれば安全」と言う妙な思い込みがある。40キロ制限の道路を30キロ以下でノロノロ走る高齢者は、全国津々浦々に存在すると思うが、一般道で起きる事故の多くは「制限速度内」で発生していると言う事実を高齢者達は理解しているのだろうか?しかも、自分は事故を起さなくてもノロノロ運転が「他者の事故の原因になっている」と言う恐ろしい現実までは、まったく理解してもいないだろう。「車の自然な流れ」を乱せば事故のリスクは倍になる。自然な流れとは「制限速度+αの速度」であり、「亀さん走行」ではない。勝手な理屈で運転をするだけで「事故を誘発している」こうしたリスクについても警察は高齢者に認識させる必要がある。そして何よりも重要なのは「体調が優れなければハンドルを握らない」と言う「自主回避」を徹底する・させることだ。運転中に容態が悪化し、歩道に乗り上げた揚句、店舗の外壁に激突した現場に偶然TVクルーが居合わせ、一部始終をカメラが追った映像も見たが、意識が混濁していた高齢男性の姿を見た衝撃は今でも忘れられない。幸い他者に怪我人などはなかったが「こんな状態でハンドルを握るとは・・・」と暫し絶句するしかなかった。自分自身もやがては高齢者になるのは避けられないし、後数十年で当該年齢に達する運命は変えられない。「自動運転」の技術が確立しつつあるのならば「緊急停止」の技術も確立させることは可能では無いだろうか?手っ取り早い策としては、ドライブレコーダーを反転させて「運転者を監視し、緊急事態を感知したら車両を強制的に停止させる」ぐらいの手は打てるのではないだろうか?また、事故の当事者が高齢者の場合に限り、必要に応じて警察官や第三者が車両を動かして、二次事故を防ぐ方策を考えなくてはなるまい。そうでもしなくては、悲惨な事故は減らないし「暴走高齢者」の脅威に対抗する事は不可能だ。事故を起した高齢者にその場でハンドルを握らせるのは「悪魔を呼ぶに等しい」とさいたま市の事故は告げている。今年も様々な「暴走高齢者」による事故は起こり続けるだろう。その全てを防ぐことは不可能だし、手立ても限られている。平穏な日常がたった1人の1台の車の高齢者の暴走運転で奪われる。こんな理不尽な事は許されないし、あってはならない。国政レベルでも今次「高齢者交通戦争」について議論されるべきだし、国を挙げて「高齢者の暴走」に歯止めを掛けなくてはならない。政府も国民も「交通事故撲滅」は悲願だし、至上命題だ。今年で「高齢者交通戦争」を終わらせなくては、安心して街を歩くことすら不可能になる。

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