limited express NANKI-1号の独り言

折々の話題や国内外の出来事・自身の過去について、語り綴ります。
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マツダ地獄

2018年04月13日 13時45分04秒 | 日記
CX-8が馬鹿売れしているマツダ。購買層が若年世代にまで広がって「嬉しい悲鳴」の様だが、国外に目を向けると「新たな地獄スパイラル」に陥っているのが分かる。キーワードは「北米販売」である。悲惨な事に北米市場でマツダ車は「全く売れていない」のである。最大の「稼ぎ場」での惨敗は、目を背けたくなるほどの悲惨さで、販売奨励金が雪達磨式に膨らむと言う「新たなマツダ地獄」を呈していると言う。何故、これ程までに売れないのか?最大の敗因は「ブランドイメージが皆無」と言う事に尽きる。ロータリーエンジンは無い。ピックアップは無い。SUVはあるが北米では小さい。ハイブリッドも無い。無い無い尽くしの上に「高級ブランド」すら無いのだから敗北は当然である。生産の殆どが国内工場と言うのも敗因の一つだろう。メキシコに初の生産拠点を置いたものの、米帝ジョーカー総統の「NAFTA見直し」に引っかかってしまい、今後の成り行き次第では「開店休業」になりかねない。アテンザやアクセラを売る度にべらぼうな「コスト」がかかるのだから、マツダとしては頭痛を通り越して「息も絶え絶え」なのだ。ダンピングを繰り返せば中古車相場は下がり、永久にマツダ車に乗る羽目になる「マツダ地獄」が待っている。北米で「マツダブランド」がどの程度の認知度なのかは分からないが、下手をすれば「韓国車以下」かも知れない。「ロータリーエンジンさえ有れば」と言う声は聞こえないのだろうか?
対象的なのがスバルである。水平対向エンジン、アイサイト、AWDを前面に押し出した戦略は、好調な販売をキープしている。スバルも生産の殆どが国内工場だが、AWDを「金看板」にしたマーケティングが当たり、販売は堅調に推移しているそうだ。スバルには「スバリスト」が世界的に必ず居て、販売を支えている。極限状況下での信頼性や走破性能では、スバルに軍配が上がる。デザインもスバルとマツダでは「天地」ほどの差が目につく。評論家や専門誌ではマツダのデザインは「好評」だが、ロードスターの「醜悪極まる外観」を見るにつけ「デザインしたの?」と聞いて見たくなる。光岡の卑弥呼のベースとは考えられない酷さは「イメージダウン」にしか見えない。スバルのデザインの方が数段どころか、遥か彼方に進んで見えるのは私だけだろうか。
マツダ車の運転の楽しさは「ユーザー」には分かるだろうが、本質的に「暗い車」と言うレッテルが貼り付けている以上、正直「乗りたい」とは思わない。他にいくらでも選択肢はあるからだ。スズキのハスラーの様に「底ぬけに明るい」車はマツダ車には無い。過去にも現在にも。マツダ車の良さは「実用性重視」であり、ロータリーと言う「唯一無二のエンジンありき」であったはずだが、今のラインナップにはそれが無い。だから売れないのである。北米だけでもロータリーを復活させるなどの「荒療治」をしない限りは、販売は上向きにはならないだろう。後は「暗い車」のレッテルを一刻も早く剥がすべきだ。デザインの立て直しは急務である。為替の変動により、利益が出にくい状況下になりつつある今、決断しないとお家芸の「経営危機」がまたまたマツダを地獄へ導くだろう。


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