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前回の続き。
二時間の担ぎを終えようやく目指す尾根上に到着。とりあえず写真を撮ったりしつつ一休み。ここで昼食かと期待したが我がリーダーの判断は「山頂でヒルメシ」とのこと。もちろん景色のいい山頂での食事は最高だが行動食の分量が少なかった私はすでに腹ペコペコ、最後の力を振り絞ってそこから二十分ほどの山頂を目指す。
しかし広い防火帯の尾根道を歩き始めると次第に南風が強くなり、ガスが出てきた。やはりここは標高1700米、下界は晴れていても天気は変わりやすい。
山頂は風を遮る植物がないので防火帯脇の平らな場所で食事を摂る事になった。ラッキー!
![山岳サイクリング 山岳サイクリング](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/a0/4dd2d480e4a92de58798cffaf4eee8e4.png)
メニューはいつものマルタイラーメン+おにぎり。風は冷たいぐらいなので熱いスープが美味しい。展望はないものの山でのメシは一味も二味も違うなぁ。
重い腰を上げ出発。
ゆっくりと休憩した後なので足取りもやや軽く無事登頂。
![山岳サイクリング 山岳サイクリング](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/ad/f85c52e17a32fae8507e7fc443e4c04d.png)
晴れていれば奥多摩~奥秩父の山並みを見渡せるはずの山頂もガスで展望はあまりなし。しかし開けた山頂では多くの登山客が昼食を楽しんでいた。
記念撮影を済ませ、登山の方々が下りる前にと出発。いよいよ待望の下りだ。ここまで担ぎ上げた苦労が一気に報われる。
![山岳サイクリング 山岳サイクリング](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/96/385d7c7e31dcaafeb8565a236323dd8a.png)
開けた尾根をゆっくりと下り始める。ずっと走りたいと思っていた絶景の尾根。はるか遠くまで山々が見渡せるはずだったがガスった風景もこの標高ならではのもの。丁寧に丁寧に路面のデコボコを感じながら走る。
そしてこの山域のメインの尾根から逸れて森の中の尾根へ。テクニカルなつづら折れと広くなだらかな尾根道。
![山岳サイクリング 山岳サイクリング](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/9a/193d6e5338d7ccb8cccd866db24640d8.png)
一時間ほど下っただろうか、少し長めの上り返しの先には小さなピークが。一休みしようと自転車を降りるとこんな貼紙が…。
![山岳サイクリング 山岳サイクリング](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/96/75cb03145ad4cc08bf402b27175daae4.png)
そう、この山付近で昨年熊が出たという話は聞いていた。熊除け用の笛をここまでも時々鳴らしていたが、この看板を見た途端に笛を吹く回数五割り増し、二人が笛を持っていたのでピーピーピーピー賑やかな山岳サイクリングとなった。
その後一度トラバース気味の急斜面で倒木を乗り越える時に前輪がすべり転倒。更に慎重になりつつもトレイルライドを楽しみ20分ほどで熊に出会うこともなく下山。
今回も山岳サイクリングの醍醐味を味わうことが出来たことに感謝しつつ奥多摩湖畔の道をゆっくり走りデポ地へ。
晴れた空の下、戻った駐車場で飲んだ冷たいコーラがやたらとウマかった。
「次こそ行こう」と思いつつ、いつの間にかマムシが顔を見せる気候に…
orz
実はこのサイクリングで虫に刺され、今もふくらはぎがすごいことになってます。
でも担ぎは大変そう。
熊に出会わなくて良かったですね!!
そして熊に怯えながらのサイクリング、スリル満点でした。
時は過ぎ、俺もどちらかと言うと”ビールだな”と思える年頃になった。
...とそれだけの話です。
しかしその先生って、国語の先生でしたよね。