6月20日午後1時よりBSNHK「プレミアムシネマ」で、映画史に残る名画「小さな巨人」が放送されるので、人種差別と帝国主義に興味ある人はぜひとも視聴を!

著作権の問題なのか、中学二年の時にテレビの映画番組で観ただけで、その後はレンタルビデオも見当たらなかったから、観たくても観られなかった映画。20日は縄文キャンプのコーディネーターを頼まれているので録画予約!

「奴隷解放の父」と称賛されるリンカーンは、ネイティブアメリカンには情け容赦はなく、博愛主義者などではなかった。
その時代に先住民虐殺した黒歴史が、若き日のダスティン・ホフマン演じるネイティブアメリカンに育てられた白人の目線で描かれています。
1970年に公開されたベトナム戦争反対を暗喩した西部劇だけど、現在のイスラエルやロシア、そしてアメリカがやっていることは、19世紀の帝国主義と変わることはありません。

奇しくも同年に同じテーマで公開された「ソルジャー・ブルー」も優れた映画で、どちらも中学生の時にテレビの映画番組で視聴して衝撃をうけ、歴史とは正史を裏読みして補完する必要を痛感するようになりました。

これらが公開される前の西部劇では騎兵隊は野蛮なインデアンから守る正義の味方として描かれていた。女をレイプして、頭の皮を剥いで見世物にしたのは騎兵隊だったし、殺したネイティブアメリカンの睾丸でポーチをつくったのも騎兵隊。ネイティブアメリカンはその報復をしたのだが、白人たちは野蛮人が頭の皮を剥いで、女は凌辱されている!と主張して既成事実のようになった訳です。
今にの時代に多くの人に観てほしい映画。
イスラエルの戦争を、ハマスがテロをおこしたから当然の報い!イランが核開発してるから当然!・・・なんでイスラエルが戦争ばかりしているのか、逆の立場からも考えてあげてくださいよ。イスラエルも核保有国なんだけどねぇ・・・。