國學院大學の内川教授が大首飾り監修で、ぬなかわヒスイ工房に来訪。
内川先生も見事な勾玉を作っておられ、来訪の機会に現代工具を使って大首飾りに含まれる古墳時代の巨大なヒスイ勾玉作りをして頂いた。
考古学者には土器作りや石器作りを実際に体験して考察を深めようという方々もいて、皆さんお上手なのは実物を沢山観察されて眼が肥えておられるからではないだろうか。
超音波穿孔機で孔開けした後に、実測図通りにリューターで孔を広げている所。
研磨している所だが、左上の紙は内川先生が作図した実測図で、レプリカ作りに必須なアイテム。
釣り雑誌の表紙を飾る、釣りあげた鯛を誇らしげに持つ女性モデルみたいに、完成した勾玉を持って自然に笑ってください!という畏れ多い注文に応えてくれて記念撮影(笑)気さくな方なのだ。
頭部に縦の溝があるあまり類例のない勾玉で、この形状について想う処があるが、SNSでは公表できない(笑)
実物は黄ばんだ淡い黄緑なので、独自開発のエイジング加工をしてみたら、読みがズバリと当たって僅か2日間でいい感じに育ってきた。
1週間ほど寝かせれば実物そっくりな発色になってくれそうだ。