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縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

うま~くいく!・・・インド映画「3Idiots」

2015年11月02日 21時40分40秒 | ぬなかわヒスイ工房

6年前のUターン帰郷寸前に、三ケ月の海外旅行をした。

東南アジアを中心に、大好きなインドも五回目だった。

当時のインドで、どこに行っても流れていたのが、学園コメディ映画「3Idiots」のテーマソング。

私は筋金入りの映画好きだから、海外旅行に出ると現地の映画館には必ず行くし、ヒット映画は見逃さないのだ。

映画館で「3Idiots」って、どんな意味だ?と聞くと、インド人が「3人のバカという意味の英語だぜい!」と教えてくれた。

つまり「そこぬけ三人組」のインドの大学生版ですな。

主役は当時44歳のインドの大スター、アミール・カーン。

18歳の大学生から、32歳まで見事に演じきっていたのは流石だし、脇役陣の人間的リアリティが凄い。

昨今の日本映画の若い俳優の存在感の薄っぺらな事といったら・・・今や映画は日本よりインドが上だと実感。

 

エリートだけが進学を許される工科大学での出来事・・・格差社会や貧困問題、学歴偏重問題が重層的に描かれて見事。

それでも若者は青春を謳歌し、理想を求める。

インドで観た時は、英語字幕のヒンドウ語バージョンだったにも関わらず、テーマが普遍的であるので大まかには理解できて面白かったが、なんと近所のBooks Sakaiさんという本屋さんのレンタルコーナーに並んでいたので、6年ぶりにアミールさんに再会!

6年前のインドの空気感が蘇った。

邦題「きっと、うまーくいく」は、主人公が劇中で困った時に唱える「Aal Izz Well」という言葉の「うまーくいく!」に由来しているが、日本語字幕があったお蔭で最後のオチの意味がやっと解った。

改めて名画!

スティーブン・スピルバーグは3回も観たと賞賛したそうで、各国でリメイク版が作られたようだ。

Books Sakaiさんには、「大地の歌」という白黒時代の渋いインド映画もあり、規模は小さいなりに名画が揃っている。

地域の文化に貢献しておられます!

歌って踊るだけがインド映画じゃないぜ!