釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

一足早いアンズの花見&今年はどこの花を見るか(その3)

2008年03月25日 23時51分52秒 | お散歩日記/東京地名の話
土曜日、とうとう東京に桜の開花宣言が出ました。
そんななか一足早い花見を楽しんできました。

花見といっても桜ではありません。アンズの花見です。
ご存知の通り、アンズ(杏)は桜と同じバラ科サクラ属の植物です。
ご覧のように、梅のような桜のような花が咲きます。でもどちらかというと梅に近いのでしょうか。
みなさんは梅の種類に『豊後』というのがあるのをご存知でしょうか。豊後は梅の中でも遅咲きで、梅のみが大きいことでも知られています。この豊後は、梅と杏の中間種ともいわれている品種です。
豊後のような雑種が生まれるということは、梅と杏がごく近い関係にあることをうかがわせます。
そのようなわけで、豊後は、梅よりも遅く咲き、杏より早く咲くのでしょう。

二年前、たまたま読んで新聞記事に杏の木がたくさん植わっている公園があることを知りました。亀戸中央公園です。
早速出かけたのですが、折から桜が満開の時期でした。広い公園の中にどこに杏の林があるのかわからなかったので、公園事務所の方にお伺いすると、『杏はもう散ってしまいました。桜より一週間ほど早いので。』という答えをいただいたのです。
その場所に行ってみると、数輪だけ花が残っていました。それから一度満開の状態を見てみたいものだとずっと思っていたのです。

そして、桜開花のニュースで杏のことを思い出しました。桜の満開は開花から一週間ということは、桜満開の一週間前ということで、たぶん杏は満開だなと思った次第です。

公園に着くとちょうど梅の豊後が散り始めていました。遠くに目指す杏の林が見えています。遠くから見ると梅のようでもあり、桜のようでもあり、近くにいた家族連れも『桜?梅?』って不思議そうでした。
近くまで行くとそれはどちらかというと梅に近い花でしたが、梅よりは花びらが大きく花の量も多いようです。
さらに花色は少し濃いものと薄いものの二色ありました。









長年の思いを堪能した杏の花見でした。

さて二年前、杏は見ることができませんでしたが、桜はしっかり見ることができました。

下の画像はそのときの亀戸中央公園の桜です。下町には桜の名所が数多くあります。第一に上野公園、そして隅田川を思い出します。どちらもさすがに誰でも知っている場所で、その人出もものすごいものです。ここ亀戸中央公園は人でもそこそこ枝振りの美しい桜が多くてお勧めです。



広場の周囲に桜がたっぷり


人出はありますが広いので・・・。


姿のいい桜もあります。

下町では、ほかには京成立石駅のそばの桜並木なんかも好きです。


立石の桜並木

さらに、猿江恩賜公園や都営新宿線東大島駅そばの荒川沿いの小松川千本桜などにも多くの桜があります。


さて私の今年の花見の予定は、国会前庭・新宿御苑・木場公園のそばにある横十間川・国立博物館の日本庭園あたりに狙いを定めています。
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