釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

町屋お笑い寄席~四合わせ二ツ目会~

2013年05月22日 23時19分29秒 | 演劇・演芸
四合わせ二ツ目会が町屋に会場を移して第二回目。

今回から「町屋お笑い寄席」という名前が前に来たらしい。

最初の噛み合えわない四人のトークで町屋に根を張るというような話があったけど、地元密着型はいいですよね。

私はもちろん町屋は地元じゃないんだけど、千代田線で一本だから行きやすいんです。

そして、噛み合わなかったけど四人のトークは親近感が持てて良しです。(急に決まったらしい。)

次回もやってくださいね。

地元志向が功を奏したのか、前回の倍以上のお客さんで地元の方も多いようで、よかったよかった。

演題

初天神 春風亭 昇々

岸柳島 古今亭 志ん吉

中入

七段目 林家 はな平

抜け雀 鈴々舎 八ゑ馬



「初天神」

昇々さんの力いっぱいの落語、こっちも力が入っちゃって。

連れが「気持ち悪い。」を連発。

子供が怖いのというより気持ち悪かった。

そうそう、楳図かずおのまことちゃんの世界。

「岸柳島」

あとで調べるまで題名が分からなかったのに、上方落語で聞いたことある噺だったのにその題名が出てこない。

・・・・「なんとか船」まではわかるんだけど。

帰って調べたら、上方落語の「兵庫船」がもとでそれが「桑名船」になったって書いてあったけど、「兵庫船」に煙管の雁首の話なんってないし・・・・。

そして上方落語でも「桑名船」を聞いたことあるけど、それって「兵庫船」と同じじゃないし。

よくよく調べると私が聞いたのは、桂文太師匠の改作「桑名船煙管遣取」という噺だったようです。

「兵庫船」と「岸柳島」の合体ものだったようです。

志ん吉さんの落語は正統派だからこの四人の中ではちょっと影が薄くなって不利な感じがします。

周りが個性的すぎるよね。

「七段目」

はな平さんの今度独演会の演目で発表されていた噺を先行で聞いてしまった。

枕で歌舞伎をよく見に行くと話していたので、研究熱心なんですね。

「湯屋番」でも芝居のところ良かったんで、ちょっと期待。

女形のところも違和感ないですね。

ちょっと、平右衛門とお軽の長いセリフのやり取りがだれるけど、楽しく聞きました。

私はどっちかというと歌舞伎を知っている方だから楽しめたのかなと思ったのですが、歌舞伎を知らない連れも、面白かったっていってたから良かったんじゃないでしょうか。

「抜け雀」

八ゑ馬さんのまたまたネガティブなまくらで始まりました。

ちょっと自虐的過ぎると思うんだけど・・・・カメムシは面白かったけど、長いんじゃない。

なぜか八ゑ馬さんの上方落語が全然違和感なくなっているのが不思議。

私の耳が、上方落語と江戸落語の区別がつかなくなっているのか、流石にネイティヴ大阪弁は耳障りがいいのか。

丁寧な抜け雀でもう少し八ゑ馬的素っ頓狂な落語でもいいのではないかと思いました。

九雀師匠に習ったそうですが、米朝師匠のがベースだということで楷書なのね。

やっていくうちに崩れていくのかな・・・自然に。(悪い意味ではなくて)


四人四様楽しませていただきました。

二回目にしてお客さん雰囲気もいいし、居心地もいいし、いい落語会だと思います。




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