いよいよ花と葉の見分け方をお話しましょう。
1、菖蒲(アヤメ)
花の付け根に文目(アヤメ)といわれる網目があります。
内側の花が直立します。
乾燥地を好みます。
葉の幅が狭く、葉の中央に葉脈が目立ちません。
2、杜若(カキツバタ)
花の根元からまっすぐに白い筋が伸びます。
内側の花はやはり直立します。
水辺を好み、場合によっては水中より生えている場合があります。
葉の幅が広く、葉の中央に葉脈が見えません。
3、花菖蒲(ハナショウウブ)
内側の花が外側にめくれていることが多くあります。
湿地を好みます。ただし、カキツバタほど水には強くありません。
葉の中央に葉脈が見えます。
4、菖蒲(ショウブ)サトイモ科ショウブ属
中央に見えるのは花です。
アヤメ科の植物と違って、写真に見えるような花が咲きます。
以上が基本的な見分け方です。