■4月6日(日)~4月12日(土)
□高橋正子選
【最優秀】
★穏やかに潮の満ちきて入学式/池田多津子
入学式の句としては、めずらしい。海辺の学校の入学式。穏やかに潮が満ちてきて、いよいよに入学式が始まる。入学をする子らを迎えるゆたかな高揚感と緊張が伝わる。多津子さんは、今年度より校長となられた。(高橋正子)
【特選5句】
★花冷えの青梅ここより単線に/大給圭泉
複線から単線に変わりますと、景色も鄙びて、豊かな自然の景色が楽しめます、{ここより単線に}花冷えのひの旅の楽しさがよく伝わってきて好きな句です。(吉川豊子)
★茣蓙の上いろんな摘み草並べられ/祝恵子
子供達が積み草をして遊んでいるのでしょうか。小さな花を付けた草を摘んでは茣蓙の上に並べている可愛らしい様子、その子供達を見ている優しい眼差しの作者をも思います。(小河原 宏子)
★春の田の傍に積まれしもの多し/かわな ますみ
私の最近見た田んぼは、まだ何も植えられず、荒れた風情でした。しかし、所によっては、もう、少しずつ田植えの準備にかかっているところもあるのかもしれませんね。 そんなところでは田を整え、水を張り、あるいは田植えのために必要な機材や道具が傍に積まれているのかもしれません。(小西 宏)
★チューリップひとつ開いて今朝の色/臼井愛代
ひとつ・今朝・色と焦点化、限定化することで季語が、十分に効いています。春らしい夢のある句です。(飯島治蝶)
★春泥のバケツを覗く子見知らぬ子/飯島治蝶
掬い上げた泥の中に何がいるのかな、と見知らぬ子どもたちが寄ってくる。自然と子どもとの触れ合いが感じられて好きな句です。小さいころはごく当たり前のようににあった光景ですが、最近の都会では見かけなくなりました。(高橋秀之)
【入選Ⅰ/10句】
★落ちてくる雲雀にひろき野のみどり/おおにしひろし
鳴くのを止め、雲雀が降りてくる。そこは緑溢れる広い野原。なんという春の自然でしようか。牧歌的雰囲気が好きです。(宮本和美)
★三日月は桜の中に沈みけり/多田有花
見上げた桜の花の中に見え隠れする三日月が花の中に沈んでいる様にみえてきます。夜桜の景が美しく思い浮かびます。(甲斐ひさこ)
★花吹雪両手でうける子らの声/おくだみのる
柔らかな風に誘われて飛び散る花びらに歓声を上げて両手で花びらを追いかける子等の姿を見事に捉えていると思います。(小口泰與)
★囀りの日ごと膨らむ大樹より/小西 宏
大樹なれば集まってくる鳥も多いことでしょう。日ごとに増える鳥の声がにぎやかに聞こえてくるようです。(池田多津子)
★花韮のうすむらさきや庭に立つ/河野啓一
庭の片隅に咲くひそやかな花でありがら、際立つ六枚の花弁に、はっとするような「うすむらさき」の色。さりげない描写に花韮の魅力を言い切った、すてきな御句と感じます。(かわなますみ)
★正直に咲いて明るきチューリップ/大山 凉
チューリップの、見る人の心を和ませる佇まい、雰囲気が、「正直に咲いて明るき」に的確に表現されていると感じました。かわいらしく、皆に愛される明るさをまとった花ですね。(臼井愛代)
★花冷えの朝のこーひー香り立つ/吉川豊子
花冷えの朝の凛とした空気が、コーヒーの香をよりいっそう豊かなものとして伝えているようです。(臼井愛代)
★榛名湖へ道真っ直ぐやつくつくし/小口泰與
風光明媚な榛名湖へと続く真っ直ぐな道が清々しい限りです。その道々に見つけたつくつくし、湖畔の春の到来を告げてくれる嬉しい明るさです。 (藤田洋子)
★青麦を添えて花束子に作る/柳原美知子
青麦の添えられた花束、豊かな春の色彩と明るい季節感が溢れています。素敵な花束を貰った子どもたちの明るい笑顔も目に浮かぶようです。 (藤田洋子)
★届かぬと知りつつ草矢を打ちにけり/宮本和美(信之添削)
「届かぬと知りつつ」も飛ばす草矢の軽さ。子どもの心を持ちつつも、大人の余裕のようなものを感じさせてくれます。(池田加代子)
【入選Ⅱ/14句】
★鈴鹿嶺の風切って来るつばくらめ/古田けいじ
鈴鹿嶺の風が、この句を大きく清々しい想いに、句のリズムが好きです。(篠木 睦)
★紙風船空へ撞く子の声弾む/藤田裕子
春の日の中で紙風船をポンポンと撞いて遊ぶ子ども達の景が、楽しそうに軽やかに伝わってくる好きな句です。(小川美和)
★一村はダム湖の底や山つつじ/まえかわをとじ
ダム建設により水没の憂き目にあつたのは何年前か。今年も山つつじが咲く季節になつた。詠者の思いがこもった佳き作品。(宮本和美)
★紅椿ときおり見ては玻璃を拭く/黒谷光子
毎年咲くお庭の椿を愛でながら玻璃を拭かれる作者の生活の中に季節を楽しまれる様子がみえ好きな句です。(丸山草子)
★花吹雪遊ぶ子供らは風になる/篠木 睦
子供たちの元気に走り回る様子と花吹雪が幸せな気持ちにしてくれます。(丸山草子)
★鋤洗う川にひとひら桜ゆく/竹内よよぎ
農作業の仕舞いに流れてゆく花びらが目にとまった。良い景であり、農作業の喜びの伝わる句。(まえかわをとじ)
★青空を舞い来て川瀬の花筏/甲斐ひさこ
青空を舞い降りてきて集まった花筏、川瀬の花々に触れそうな身近さにかんじます。(祝恵子)
★花の香を包みて風の走りゆく/小河原宏子
花の中を吹いて来る風も花の香を包んでいるようで、お花見の豊かな気持ちが伝わります。(黒谷光子)
★横切りし潮目の白き瀬戸の春/吉田 晃
季節の変わり目にはよく潮流が行き会うのでしょうか。内海を白く横切る広い潮目に、春のゆったりとした気分が伝わってきます。(小西 宏)
★花びらをつれて落ち行く春の雨/上島笑子
春の雨のなかを花びらが散る様子を、雨がつれて落ちて行くと詠まれたところに、作者の感動があります。(臼井愛代)
★街路樹の芽吹き確かに浅みどり/小川美和
目に映る街路樹の生命感溢れる芽吹きです。木の芽立ちの美しさ、確かな春の到来の喜びを「浅みどり」に込められているようです。(藤田洋子)
★一本の桜見上げる人多く/高橋秀之
一本の桜は、特に見事なのだろう。通る人はみな見上げ、感嘆して通る。花の時季の桜の堂々とした存在感とそれを楽しむ多くの人の心。(高橋正子)
★れんぎょうの眩しき朝の厨かな/丸山草子
厨に生けられているのか、窓の外に咲いているのか。連翹が眩しい厨には、朝の活力が生まれてくるようです。(池田加代子)
★雨ふりて車窓目で追う散る桜/堀佐夜子
車窓のガラスを斜めに流れる雨の水玉と、薄紅色に散る桜とが重なり合って、雨の日の美しい景を成しています。車内に深く座り、窓から目で追う作者の心の静かけさが感じられます。(池田加代子)
■互選高点句
□集計/臼井愛代
【最高点/6点2句】 (作者名五十音順)
★穏やかに潮の満ちきて入学式/池田多津子
(けいじ・宏子・ますみ・有花・啓一・豊子選)
感情が満ちてきたのは、子供の心へ、それを見守る親の心へ、子供たちを迎える先生たちの心へであろう。この穏やかさがいつまでも続いて欲しいと思う。(古田けいじ)
穏やかに潮が満ちて来るとゆう自然現象を上手く句に取り入れ、素晴らしい式が行われた事が良く表現されている句と思い選びました。(小河原宏子)
海辺の大らかな学校が浮かびます。自然からも祝福され、希望に満ちた入学の日。これから海とともに学んでゆくのでしょう。心強いですね。(かわなますみ)
海のそばにある学校なのでしょうね。すぐそこに海が見え、潮騒の音も聞こえるのでしょう。満ちくる潮が新入生の明日を象徴しているようでもあり、気持ちのよいおおらかな句です。(多田有花)
上5中7が健やかに成長してきた子供たちを思わせ、入学式との取り合わせが素晴らしいと感じました。(河野啓一)
海が近い学校でしょうか、{穏やかに潮の満ちきて}素晴らしい入学式、おめでとうございます。健やかに成長されますように、明るい明日を連想しまして、好きな一句です。(吉川豊子)
★花冷えの青梅ここより単線に/大給圭泉
(秀之・宏・よよぎ・凉・裕子・豊子選)
複線から単線への明快な分岐点が花冷えと春の暖かさの境目と重なって、スッキリとした感じがしました。(高橋秀之)
青梅とは、古い宿場町が少しずつ山間へと移り変わっていく、といった響きを感じさせるところです。そんな響きに「花冷え」と「単線に」がゆったりとした取り合わせを与えています。(小西 宏)
複線から単線への風景と青梅という地名が一体になって、花冷えを特別な花冷えにして、多くの人が心惹かれる句となっていると思います。(竹内よよぎ)
複線から単線に変わると周りの景色の鄙びた、豊かな自然の景色はさわやかですね。花冷えの小さな旅の楽しさを思います。(大山 凉)
地名の青梅が、花冷えの頃によく合っています。そして「ここより単線に」で素朴な趣きが深まっていくように感じました。(藤田裕子)
複線から単線に変わりますと、景色も鄙びて、豊かな自然の景色が楽しめます、{ここより単線に}花冷えの日の旅の楽しさがよく伝わってきて好きな句です。(吉川豊子)
□高橋正子選
【最優秀】
★穏やかに潮の満ちきて入学式/池田多津子
入学式の句としては、めずらしい。海辺の学校の入学式。穏やかに潮が満ちてきて、いよいよに入学式が始まる。入学をする子らを迎えるゆたかな高揚感と緊張が伝わる。多津子さんは、今年度より校長となられた。(高橋正子)
【特選5句】
★花冷えの青梅ここより単線に/大給圭泉
複線から単線に変わりますと、景色も鄙びて、豊かな自然の景色が楽しめます、{ここより単線に}花冷えのひの旅の楽しさがよく伝わってきて好きな句です。(吉川豊子)
★茣蓙の上いろんな摘み草並べられ/祝恵子
子供達が積み草をして遊んでいるのでしょうか。小さな花を付けた草を摘んでは茣蓙の上に並べている可愛らしい様子、その子供達を見ている優しい眼差しの作者をも思います。(小河原 宏子)
★春の田の傍に積まれしもの多し/かわな ますみ
私の最近見た田んぼは、まだ何も植えられず、荒れた風情でした。しかし、所によっては、もう、少しずつ田植えの準備にかかっているところもあるのかもしれませんね。 そんなところでは田を整え、水を張り、あるいは田植えのために必要な機材や道具が傍に積まれているのかもしれません。(小西 宏)
★チューリップひとつ開いて今朝の色/臼井愛代
ひとつ・今朝・色と焦点化、限定化することで季語が、十分に効いています。春らしい夢のある句です。(飯島治蝶)
★春泥のバケツを覗く子見知らぬ子/飯島治蝶
掬い上げた泥の中に何がいるのかな、と見知らぬ子どもたちが寄ってくる。自然と子どもとの触れ合いが感じられて好きな句です。小さいころはごく当たり前のようににあった光景ですが、最近の都会では見かけなくなりました。(高橋秀之)
【入選Ⅰ/10句】
★落ちてくる雲雀にひろき野のみどり/おおにしひろし
鳴くのを止め、雲雀が降りてくる。そこは緑溢れる広い野原。なんという春の自然でしようか。牧歌的雰囲気が好きです。(宮本和美)
★三日月は桜の中に沈みけり/多田有花
見上げた桜の花の中に見え隠れする三日月が花の中に沈んでいる様にみえてきます。夜桜の景が美しく思い浮かびます。(甲斐ひさこ)
★花吹雪両手でうける子らの声/おくだみのる
柔らかな風に誘われて飛び散る花びらに歓声を上げて両手で花びらを追いかける子等の姿を見事に捉えていると思います。(小口泰與)
★囀りの日ごと膨らむ大樹より/小西 宏
大樹なれば集まってくる鳥も多いことでしょう。日ごとに増える鳥の声がにぎやかに聞こえてくるようです。(池田多津子)
★花韮のうすむらさきや庭に立つ/河野啓一
庭の片隅に咲くひそやかな花でありがら、際立つ六枚の花弁に、はっとするような「うすむらさき」の色。さりげない描写に花韮の魅力を言い切った、すてきな御句と感じます。(かわなますみ)
★正直に咲いて明るきチューリップ/大山 凉
チューリップの、見る人の心を和ませる佇まい、雰囲気が、「正直に咲いて明るき」に的確に表現されていると感じました。かわいらしく、皆に愛される明るさをまとった花ですね。(臼井愛代)
★花冷えの朝のこーひー香り立つ/吉川豊子
花冷えの朝の凛とした空気が、コーヒーの香をよりいっそう豊かなものとして伝えているようです。(臼井愛代)
★榛名湖へ道真っ直ぐやつくつくし/小口泰與
風光明媚な榛名湖へと続く真っ直ぐな道が清々しい限りです。その道々に見つけたつくつくし、湖畔の春の到来を告げてくれる嬉しい明るさです。 (藤田洋子)
★青麦を添えて花束子に作る/柳原美知子
青麦の添えられた花束、豊かな春の色彩と明るい季節感が溢れています。素敵な花束を貰った子どもたちの明るい笑顔も目に浮かぶようです。 (藤田洋子)
★届かぬと知りつつ草矢を打ちにけり/宮本和美(信之添削)
「届かぬと知りつつ」も飛ばす草矢の軽さ。子どもの心を持ちつつも、大人の余裕のようなものを感じさせてくれます。(池田加代子)
【入選Ⅱ/14句】
★鈴鹿嶺の風切って来るつばくらめ/古田けいじ
鈴鹿嶺の風が、この句を大きく清々しい想いに、句のリズムが好きです。(篠木 睦)
★紙風船空へ撞く子の声弾む/藤田裕子
春の日の中で紙風船をポンポンと撞いて遊ぶ子ども達の景が、楽しそうに軽やかに伝わってくる好きな句です。(小川美和)
★一村はダム湖の底や山つつじ/まえかわをとじ
ダム建設により水没の憂き目にあつたのは何年前か。今年も山つつじが咲く季節になつた。詠者の思いがこもった佳き作品。(宮本和美)
★紅椿ときおり見ては玻璃を拭く/黒谷光子
毎年咲くお庭の椿を愛でながら玻璃を拭かれる作者の生活の中に季節を楽しまれる様子がみえ好きな句です。(丸山草子)
★花吹雪遊ぶ子供らは風になる/篠木 睦
子供たちの元気に走り回る様子と花吹雪が幸せな気持ちにしてくれます。(丸山草子)
★鋤洗う川にひとひら桜ゆく/竹内よよぎ
農作業の仕舞いに流れてゆく花びらが目にとまった。良い景であり、農作業の喜びの伝わる句。(まえかわをとじ)
★青空を舞い来て川瀬の花筏/甲斐ひさこ
青空を舞い降りてきて集まった花筏、川瀬の花々に触れそうな身近さにかんじます。(祝恵子)
★花の香を包みて風の走りゆく/小河原宏子
花の中を吹いて来る風も花の香を包んでいるようで、お花見の豊かな気持ちが伝わります。(黒谷光子)
★横切りし潮目の白き瀬戸の春/吉田 晃
季節の変わり目にはよく潮流が行き会うのでしょうか。内海を白く横切る広い潮目に、春のゆったりとした気分が伝わってきます。(小西 宏)
★花びらをつれて落ち行く春の雨/上島笑子
春の雨のなかを花びらが散る様子を、雨がつれて落ちて行くと詠まれたところに、作者の感動があります。(臼井愛代)
★街路樹の芽吹き確かに浅みどり/小川美和
目に映る街路樹の生命感溢れる芽吹きです。木の芽立ちの美しさ、確かな春の到来の喜びを「浅みどり」に込められているようです。(藤田洋子)
★一本の桜見上げる人多く/高橋秀之
一本の桜は、特に見事なのだろう。通る人はみな見上げ、感嘆して通る。花の時季の桜の堂々とした存在感とそれを楽しむ多くの人の心。(高橋正子)
★れんぎょうの眩しき朝の厨かな/丸山草子
厨に生けられているのか、窓の外に咲いているのか。連翹が眩しい厨には、朝の活力が生まれてくるようです。(池田加代子)
★雨ふりて車窓目で追う散る桜/堀佐夜子
車窓のガラスを斜めに流れる雨の水玉と、薄紅色に散る桜とが重なり合って、雨の日の美しい景を成しています。車内に深く座り、窓から目で追う作者の心の静かけさが感じられます。(池田加代子)
■互選高点句
□集計/臼井愛代
【最高点/6点2句】 (作者名五十音順)
★穏やかに潮の満ちきて入学式/池田多津子
(けいじ・宏子・ますみ・有花・啓一・豊子選)
感情が満ちてきたのは、子供の心へ、それを見守る親の心へ、子供たちを迎える先生たちの心へであろう。この穏やかさがいつまでも続いて欲しいと思う。(古田けいじ)
穏やかに潮が満ちて来るとゆう自然現象を上手く句に取り入れ、素晴らしい式が行われた事が良く表現されている句と思い選びました。(小河原宏子)
海辺の大らかな学校が浮かびます。自然からも祝福され、希望に満ちた入学の日。これから海とともに学んでゆくのでしょう。心強いですね。(かわなますみ)
海のそばにある学校なのでしょうね。すぐそこに海が見え、潮騒の音も聞こえるのでしょう。満ちくる潮が新入生の明日を象徴しているようでもあり、気持ちのよいおおらかな句です。(多田有花)
上5中7が健やかに成長してきた子供たちを思わせ、入学式との取り合わせが素晴らしいと感じました。(河野啓一)
海が近い学校でしょうか、{穏やかに潮の満ちきて}素晴らしい入学式、おめでとうございます。健やかに成長されますように、明るい明日を連想しまして、好きな一句です。(吉川豊子)
★花冷えの青梅ここより単線に/大給圭泉
(秀之・宏・よよぎ・凉・裕子・豊子選)
複線から単線への明快な分岐点が花冷えと春の暖かさの境目と重なって、スッキリとした感じがしました。(高橋秀之)
青梅とは、古い宿場町が少しずつ山間へと移り変わっていく、といった響きを感じさせるところです。そんな響きに「花冷え」と「単線に」がゆったりとした取り合わせを与えています。(小西 宏)
複線から単線への風景と青梅という地名が一体になって、花冷えを特別な花冷えにして、多くの人が心惹かれる句となっていると思います。(竹内よよぎ)
複線から単線に変わると周りの景色の鄙びた、豊かな自然の景色はさわやかですね。花冷えの小さな旅の楽しさを思います。(大山 凉)
地名の青梅が、花冷えの頃によく合っています。そして「ここより単線に」で素朴な趣きが深まっていくように感じました。(藤田裕子)
複線から単線に変わりますと、景色も鄙びて、豊かな自然の景色が楽しめます、{ここより単線に}花冷えの日の旅の楽しさがよく伝わってきて好きな句です。(吉川豊子)
花冷え を、入選Ⅰにお加えいただきまして、有り難う
ございました。
元気をいただきまして感謝いたしおります。
「花冷え」の句を特選にお選びいただき有難うございました。
吉川豊子様 素敵なコメントをいただき有難うございます。自然はほんとうにいいですね。
ひさこさま、素敵なコメントをありがとうございます。花と月を楽しむぜいたくなひとときでした。
愛代さま、集計お世話になり、ありがとうございます。
「落ちてくる雲雀」の句を入選Ⅰに御選び戴き有難う御座います。雲雀は朝明けが始まりますと、真っ先に囀る鳥だということが最近わかりました。又、「落ちる」そっくりの状態で降りてきますが、よく見ますと、「く」の字、くの字を繋いだような落ち方でした。
小河原宏子様、素敵なコメントを頂きましてありがとうございます。
「一本の桜見上げる人多く」の句に
線を賜り、また素敵なコメントを
添えていただき、ありがとうございました。
「山つつじ」の句を入選Ⅱにお選びいただきまして有難うございます。
宮本和美様、うれしいコメントをいただきまして有難うございます。