■4月13日(日)~4月19日(土)
□高橋正子選
【最優秀】
★桜咲く島へと長き水脈を曳き/柳原美知子
島に桜が咲くこと自体に抒情がある。その島まで船が長い水脈を曳いて、穏やかなみどり深き海が想像できる。島へゆくのは生活の船であろう。一景の画だ。(高橋正子)
【特選5句】
★起こされし田に次々と水の音/池田多津子
素人目にはごつごつと掘り返された田んぼに水が通され、行きわたる。その背後には堰からの力強い水音が聞こえてくるのでしょう。晩春の広々とした田園の風景が目に浮かびます。(小西 宏)
★春愁や紅茶のレモン厚く切り/宮本和美
春愁を感じる夜は、レモンを厚く切って少しすっぱい紅茶をいただきたくなる心境ですね。多くの人に身近な共感を呼びそうな句と思いました。(竹内よよぎ)
★花筏組み直しては橋くぐる/黒谷光子
「組み直しては」がいいですね。花びらが寄ったり離れたりししながら流れていくさまを見事に表現されています。(多田有花)
★野遊びをする子一日すぐ暮れる/高橋秀之
元気なこどもたちの遊ぶ時間は短く感じもっと遊びたいのにすぐ一日は暮れるのでしょうね。(大給圭泉)
★影もたず白蝶光のみを撒く/かわな ますみ
美しく可憐な白蝶でありながらも、自ら発する光のありように、力強い生命力を感じます。鮮やかで眩しいほどの存在感です。(藤田洋子)
【入選Ⅰ/10句】
★囀りの影行き交いて朝眩し/丸山草子
すばやく往き来する鳥の影と、その高らかな囀り、眼に耳にまばゆい朝ですね。明るい春の一日が始まりそうです。(かわな ますみ)
★土筆ん坊ヨーヨーつく子ら草原に/飯島治蝶
土筆が出てきて、蒲公英も,ヨーヨーも等々春の野原で楽しく遊ぶ子供達の姿が目に見えるようです。絵本の一ぺージのようにも思えます。「つくしん坊」とするところ素晴らしいです。(小河原 宏子)
★園児らの青いベレーに花の舞う/小河原宏子
桜の花も終わりかけ、いよいよ入園式が始まり新しい生活が始まりますね、男の子も女の子も青いベレー帽の制服に、桜の花びらが舞い散り祝っているようです。(かつらたろう)
★蓬摘み話のとどくほどにいて/大給圭泉
うららかな野の光と風の中で、蓬の香をまといながらの楽しいひと時。話相手との良き関係もしのばれて、心温まる句です。(柳原美知子)
★蓮華咲く一行詩書く明け暮れに/おおにしひろし
蓮華畑を見かけることも少なくなりました。しかし、一面の蓮華畑は詩情を誘うものです。野にある花の代表である蓮華草だからでしょうか。「一行詩」との呼応が見事です。(多田有花)
★抜きん出て茎立揺れを大きくす/臼井愛代
何の菜でしょうか。家の近所では葉牡丹が立ち上がっています。野菜では味が落ちてしまうため食べられなくなりますが、菜自身としては強い生命力の現れです。抜きん出るその力強さを愛でられているさまが浮かびます。(多田有花)
★校庭に太き影ある八重桜/小西 宏
八重桜は桜と名がついても、ソメイヨシノや山桜とは全く異なる印象の花です。「太き影」はまさにその印象を伝えられる言葉で、少し暑ささえ感じるようになったころにぼってりと重そうな花をつける八重桜の雰囲気を的確にとらえられています。(多田有花)
★永き日をお疲れさまと声交わす/藤田裕子
お互いに掛け合う一日のねぎらいの言葉。あたたかな心の交流に、永き日のほのぼのとした情感が漂っているようです。 (藤田洋子)
★山吹の黄金色まで坂登る/多田有花
坂登るほどに、山吹の華やかな色彩が目に入ってくるようです。鮮やかな黄金色が春まっ盛りの明るさです。(藤田洋子)
★馬酔木咲き日本庭園日のひかり/堀佐夜子
ひっそりとしていた日本庭園にも馬酔木が咲き、光を集めている様子に春らしいおだやかさがあります。(池田加代子)
【入選Ⅱ/17句】
★ふうわりと暮らし和ませ花みずき/大山涼
やさしいいろの花みずきと日々の暮らしを大切に楽しまれておられる作者の気持ちが伝わって優しい気持ちになりました。(丸山草子)
★たんぽぽや牧を揺るがす牛の声/小口泰與
たんぽぽの咲く草原に、放牧された牛。静かな牧場に、牛の声が牧場を揺るがすかのような大きな鳴き声。昼前の静かな春の牧場の様子を想像します。(飯島治蝶)
★お絵かきはチューリップから始まるよ/竹内よよぎ
「始まるよ」と、誰かに話しかけたいような嬉しさ・・・子供の国にいるような無邪気さが、楽しく感じられます。 (おおにしひろし)
★花の風来ているホーム深呼吸/吉田晃
のどかな駅のホームに立ち、自然の空気で胸いっぱいにしたくなる。そんな雰囲気がよく伝わってきます。(高橋秀之)
★棘かくしカラタチの花咲き誇る/古田けいじ
刺を隠して可憐な花を見せているからたちの花の姿を、うまく表現してると思います。(小河原宏子)
★げんげ田の一枚なれど天を突く/あみもとひろこ
周りに広がる田畑のなかに、げんげ(蓮華草)田はたった一枚だけ。たが、紅紫色の蝶の形の花をつけたげんげ(蓮華草)が咲いている田は、ひと際目立って存在する。下五の強調が、作者の感動の様を伝えています。(飯島治蝶)
★ひこばえや身に余りたるランドセル/かつらたろう
ランドセルが歩いているような一年生の颯爽とした、少しユーモアのある姿を見かけると声をかけたくなります。季語がとても似合います。(大山 凉)
★春の海揺れ桟橋に船を待つ/岩本康子
船が着く先に何か楽しいことが待っている予感をさせる句。 (古田けいじ)
★ランドセル背中隠れる一年生/國武光雄
我が家にも1年生がいますが、ランドセルを背中に余らせています。かわわいい盛りをうまく映し出しています。(高橋秀之)
★久しぶりミットを手にし花菜晴れ/祝恵子
お孫さんとキャッチボールをされたのでしょうか。すてきですね。 気持ちのいい春の日のひととき、楽しそうな様子が目に浮かび、読み手まで心うきうきしてきます。(池田多津子)
★こいのぼり自由に泳ぐ風となり/篠木 睦
桜の花から葉桜となり、早いもので山々にも新緑が見え始めるころとなりました。風の変化を「こいのぼりが自由に泳ぐ風」ととらえられたことに心惹かれます。 (池田多津子)
★花冷の筑波の旅籠(やど)に泊まりけり/おくだみのる
「旅籠」から風情のある建物と部屋を想像し、きっとゆったりとすてきな時間を過ごされたのだろうと思いました。筑波でのしっとりとした夜を思わせる「花冷」の季語が生きていると感じました。 (池田多津子)
★真っ直ぐに伸び筍の若さかな/河野啓一
すくすくと真直ぐに伸び続ける筍に、若さのもつ力、清々しさを実感された作者の感動が伝わってきます。(臼井愛代)
★この町を忘れず戻り燕鳴く/甲斐ひさこ
今年も姿を見かけるようになった燕の声を、この町を忘れずに戻って来てくれたのかと、親しい思いで聞いておられる作者のうれしさ、燕への温かい眼差しがあります。(臼井愛代)
★奥揖斐や桜吹雪の中に立つ/吉川豊子
うつくしい桜吹雪の中に立つという感動に、奥揖斐という土地への感慨も重ねられて、思い出深い春の一日を得られた作者の印象が強く伝わってきます。(臼井愛代)
★どっと揺れ菜の花一面黄の世界/小川美和
風が吹いて、群れ咲く菜の花がどっと揺れたとき、個々の花が渾然となってみせてくれる一面の黄の世界。花の香と相まって圧倒されるようです。(池田加代子)
★ひらひらと都の真中蚊喰鳥/まえかわをとじ
コウモリは一日に何百匹も蚊を食べてくれるそうですね。ひらひらと都の真中にあらわれた蚊喰鳥に物語性があって、興味がそそられます。(池田加代子)
■互選高点句
□集計/臼井愛代
【最高点/6点】
★蓬摘み話のとどくほどにいて/大給圭泉
(をとじ・ひろこ・光子・たろう・美知子・和美選)
お天気の良い日中の楽しい蓬を摘む情景がよく伝わってきます。「話のとどくほど」の表現が面白く楽しい句。(まえかわをとじ)
おしゃべりも楽しい、野に出ての蓬摘みに、春のあたたかい日ざしを感じました。(あみもとひろこ)
二三人での蓬摘みでしょうか、つかず離れずに話しながらの蓬摘み、春の野の長閑な懐かしい情景です。(黒谷光子)
小さい頃春休みに田の畦に、蓬摘みやせり摘みに行った懐かしい想い出があります。大人になってからでもやはり話相手がいて、世間話をしながらなのでしょうね。「話のとどくほど」との距離感に長閑さを感じて素敵です。(かつらたろう)
うららかな野の光と風の中で、蓬の香をまといながらの楽しいひと時。話相手との良き関係もしのばれて、心温まる句です。(柳原美知子)
余り距離が離れるとお喋りが出来ず、又、近いと窮屈、いずれにしても、ほどほどがよい。春の野の長閑な情景です。「ほどにいて」が抜群。(宮本和美)
【次点/4点2句】 (作者名五十音順)
★花筏組み直しては橋くぐる/黒谷光子
(康子・宏子・有花・草子選)
★球体の海ある空に春の虹/篠木 睦
(有花・宏・治蝶・凉選)
※「好きな句のコメントは1日1句」」という、デイリー句会のルールに則っていない選は割愛しました。
□高橋正子選
【最優秀】
★桜咲く島へと長き水脈を曳き/柳原美知子
島に桜が咲くこと自体に抒情がある。その島まで船が長い水脈を曳いて、穏やかなみどり深き海が想像できる。島へゆくのは生活の船であろう。一景の画だ。(高橋正子)
【特選5句】
★起こされし田に次々と水の音/池田多津子
素人目にはごつごつと掘り返された田んぼに水が通され、行きわたる。その背後には堰からの力強い水音が聞こえてくるのでしょう。晩春の広々とした田園の風景が目に浮かびます。(小西 宏)
★春愁や紅茶のレモン厚く切り/宮本和美
春愁を感じる夜は、レモンを厚く切って少しすっぱい紅茶をいただきたくなる心境ですね。多くの人に身近な共感を呼びそうな句と思いました。(竹内よよぎ)
★花筏組み直しては橋くぐる/黒谷光子
「組み直しては」がいいですね。花びらが寄ったり離れたりししながら流れていくさまを見事に表現されています。(多田有花)
★野遊びをする子一日すぐ暮れる/高橋秀之
元気なこどもたちの遊ぶ時間は短く感じもっと遊びたいのにすぐ一日は暮れるのでしょうね。(大給圭泉)
★影もたず白蝶光のみを撒く/かわな ますみ
美しく可憐な白蝶でありながらも、自ら発する光のありように、力強い生命力を感じます。鮮やかで眩しいほどの存在感です。(藤田洋子)
【入選Ⅰ/10句】
★囀りの影行き交いて朝眩し/丸山草子
すばやく往き来する鳥の影と、その高らかな囀り、眼に耳にまばゆい朝ですね。明るい春の一日が始まりそうです。(かわな ますみ)
★土筆ん坊ヨーヨーつく子ら草原に/飯島治蝶
土筆が出てきて、蒲公英も,ヨーヨーも等々春の野原で楽しく遊ぶ子供達の姿が目に見えるようです。絵本の一ぺージのようにも思えます。「つくしん坊」とするところ素晴らしいです。(小河原 宏子)
★園児らの青いベレーに花の舞う/小河原宏子
桜の花も終わりかけ、いよいよ入園式が始まり新しい生活が始まりますね、男の子も女の子も青いベレー帽の制服に、桜の花びらが舞い散り祝っているようです。(かつらたろう)
★蓬摘み話のとどくほどにいて/大給圭泉
うららかな野の光と風の中で、蓬の香をまといながらの楽しいひと時。話相手との良き関係もしのばれて、心温まる句です。(柳原美知子)
★蓮華咲く一行詩書く明け暮れに/おおにしひろし
蓮華畑を見かけることも少なくなりました。しかし、一面の蓮華畑は詩情を誘うものです。野にある花の代表である蓮華草だからでしょうか。「一行詩」との呼応が見事です。(多田有花)
★抜きん出て茎立揺れを大きくす/臼井愛代
何の菜でしょうか。家の近所では葉牡丹が立ち上がっています。野菜では味が落ちてしまうため食べられなくなりますが、菜自身としては強い生命力の現れです。抜きん出るその力強さを愛でられているさまが浮かびます。(多田有花)
★校庭に太き影ある八重桜/小西 宏
八重桜は桜と名がついても、ソメイヨシノや山桜とは全く異なる印象の花です。「太き影」はまさにその印象を伝えられる言葉で、少し暑ささえ感じるようになったころにぼってりと重そうな花をつける八重桜の雰囲気を的確にとらえられています。(多田有花)
★永き日をお疲れさまと声交わす/藤田裕子
お互いに掛け合う一日のねぎらいの言葉。あたたかな心の交流に、永き日のほのぼのとした情感が漂っているようです。 (藤田洋子)
★山吹の黄金色まで坂登る/多田有花
坂登るほどに、山吹の華やかな色彩が目に入ってくるようです。鮮やかな黄金色が春まっ盛りの明るさです。(藤田洋子)
★馬酔木咲き日本庭園日のひかり/堀佐夜子
ひっそりとしていた日本庭園にも馬酔木が咲き、光を集めている様子に春らしいおだやかさがあります。(池田加代子)
【入選Ⅱ/17句】
★ふうわりと暮らし和ませ花みずき/大山涼
やさしいいろの花みずきと日々の暮らしを大切に楽しまれておられる作者の気持ちが伝わって優しい気持ちになりました。(丸山草子)
★たんぽぽや牧を揺るがす牛の声/小口泰與
たんぽぽの咲く草原に、放牧された牛。静かな牧場に、牛の声が牧場を揺るがすかのような大きな鳴き声。昼前の静かな春の牧場の様子を想像します。(飯島治蝶)
★お絵かきはチューリップから始まるよ/竹内よよぎ
「始まるよ」と、誰かに話しかけたいような嬉しさ・・・子供の国にいるような無邪気さが、楽しく感じられます。 (おおにしひろし)
★花の風来ているホーム深呼吸/吉田晃
のどかな駅のホームに立ち、自然の空気で胸いっぱいにしたくなる。そんな雰囲気がよく伝わってきます。(高橋秀之)
★棘かくしカラタチの花咲き誇る/古田けいじ
刺を隠して可憐な花を見せているからたちの花の姿を、うまく表現してると思います。(小河原宏子)
★げんげ田の一枚なれど天を突く/あみもとひろこ
周りに広がる田畑のなかに、げんげ(蓮華草)田はたった一枚だけ。たが、紅紫色の蝶の形の花をつけたげんげ(蓮華草)が咲いている田は、ひと際目立って存在する。下五の強調が、作者の感動の様を伝えています。(飯島治蝶)
★ひこばえや身に余りたるランドセル/かつらたろう
ランドセルが歩いているような一年生の颯爽とした、少しユーモアのある姿を見かけると声をかけたくなります。季語がとても似合います。(大山 凉)
★春の海揺れ桟橋に船を待つ/岩本康子
船が着く先に何か楽しいことが待っている予感をさせる句。 (古田けいじ)
★ランドセル背中隠れる一年生/國武光雄
我が家にも1年生がいますが、ランドセルを背中に余らせています。かわわいい盛りをうまく映し出しています。(高橋秀之)
★久しぶりミットを手にし花菜晴れ/祝恵子
お孫さんとキャッチボールをされたのでしょうか。すてきですね。 気持ちのいい春の日のひととき、楽しそうな様子が目に浮かび、読み手まで心うきうきしてきます。(池田多津子)
★こいのぼり自由に泳ぐ風となり/篠木 睦
桜の花から葉桜となり、早いもので山々にも新緑が見え始めるころとなりました。風の変化を「こいのぼりが自由に泳ぐ風」ととらえられたことに心惹かれます。 (池田多津子)
★花冷の筑波の旅籠(やど)に泊まりけり/おくだみのる
「旅籠」から風情のある建物と部屋を想像し、きっとゆったりとすてきな時間を過ごされたのだろうと思いました。筑波でのしっとりとした夜を思わせる「花冷」の季語が生きていると感じました。 (池田多津子)
★真っ直ぐに伸び筍の若さかな/河野啓一
すくすくと真直ぐに伸び続ける筍に、若さのもつ力、清々しさを実感された作者の感動が伝わってきます。(臼井愛代)
★この町を忘れず戻り燕鳴く/甲斐ひさこ
今年も姿を見かけるようになった燕の声を、この町を忘れずに戻って来てくれたのかと、親しい思いで聞いておられる作者のうれしさ、燕への温かい眼差しがあります。(臼井愛代)
★奥揖斐や桜吹雪の中に立つ/吉川豊子
うつくしい桜吹雪の中に立つという感動に、奥揖斐という土地への感慨も重ねられて、思い出深い春の一日を得られた作者の印象が強く伝わってきます。(臼井愛代)
★どっと揺れ菜の花一面黄の世界/小川美和
風が吹いて、群れ咲く菜の花がどっと揺れたとき、個々の花が渾然となってみせてくれる一面の黄の世界。花の香と相まって圧倒されるようです。(池田加代子)
★ひらひらと都の真中蚊喰鳥/まえかわをとじ
コウモリは一日に何百匹も蚊を食べてくれるそうですね。ひらひらと都の真中にあらわれた蚊喰鳥に物語性があって、興味がそそられます。(池田加代子)
■互選高点句
□集計/臼井愛代
【最高点/6点】
★蓬摘み話のとどくほどにいて/大給圭泉
(をとじ・ひろこ・光子・たろう・美知子・和美選)
お天気の良い日中の楽しい蓬を摘む情景がよく伝わってきます。「話のとどくほど」の表現が面白く楽しい句。(まえかわをとじ)
おしゃべりも楽しい、野に出ての蓬摘みに、春のあたたかい日ざしを感じました。(あみもとひろこ)
二三人での蓬摘みでしょうか、つかず離れずに話しながらの蓬摘み、春の野の長閑な懐かしい情景です。(黒谷光子)
小さい頃春休みに田の畦に、蓬摘みやせり摘みに行った懐かしい想い出があります。大人になってからでもやはり話相手がいて、世間話をしながらなのでしょうね。「話のとどくほど」との距離感に長閑さを感じて素敵です。(かつらたろう)
うららかな野の光と風の中で、蓬の香をまといながらの楽しいひと時。話相手との良き関係もしのばれて、心温まる句です。(柳原美知子)
余り距離が離れるとお喋りが出来ず、又、近いと窮屈、いずれにしても、ほどほどがよい。春の野の長閑な情景です。「ほどにいて」が抜群。(宮本和美)
【次点/4点2句】 (作者名五十音順)
★花筏組み直しては橋くぐる/黒谷光子
(康子・宏子・有花・草子選)
★球体の海ある空に春の虹/篠木 睦
(有花・宏・治蝶・凉選)
※「好きな句のコメントは1日1句」」という、デイリー句会のルールに則っていない選は割愛しました。
「蚊喰鳥」の句を「入選Ⅱ」にお選び下さいまして有り難うございました。厚く御礼申し上げます。
に行きます。好きな場所を詠んだ句で、最優秀をいただき、とてもうれしく思います。これを励みといたします。
まえかわをとじ様、あみもとひろこ様、黒谷光子様、かつらたろう様、柳原美知子様、宮本和美様。
皆様嬉しく暖かいコメントを添えてくださり有難うございました。
「たんぽぽ」の句を入選Ⅱにお選びいただき有難う御座います。今後ともよろしくご指導願います。
飯島治蝶様
「たんぽぽ」の句に素敵なコメント有難う御座います。