■互選高点句(第1回ネット(合同)句会/10月1日)最終結果
19名の方々から91句の投句があり、互選締め切りまでに18名が互選に参加されました。以下は、<第1回ネット(合同)句会/10月1日>の互選最終結果です。すべて1点として集計しています。同点は投句者名五十音順となっています。
【最高点/6点】
◎命継ぐ遡上の鮭に水澄める/志賀たいじ
【次点/4点/同点4句】
○赤とんぼここより先は真田郷/大山 凉
○幹すがる蝉の余命とわが余生/おくだみのる
○単線の電車すすき野分けて行く/黒谷光子
○研ぎ上げし鎌の切れ味天高し/宮本和美
(集計/臼井愛代)
■好きな句(互選)5句を下の<コメント>にお書き込みください。
①下記の<清記/19名91句>の中から選んでください。
②好きな句(互選)を5句選び、それらの番号をお書きください。もっとも好きな句1句は、コメントを付けて書き込んでください。
③互選集計の対象は、10月3日(水)午後6時までの選句です。早めに互選を済ませてください。
④投句者以外の選句は、ご遠慮ください。
■清記/19名91句(高橋信之抽出)
[柳 あき]
01.式部の実雨の雫をむらさきに
02.名月に地球の青を問いかけり
03.子の描くコスモス紙をはみ出せり
04.保育カー乗る子押す子に秋の風
05.子の未来地球の未来蚯蚓鳴く
[笠間淳子]
06.群雲の遥か高みに月光る
07.深き森ただ啄木鳥の聞こえくる
08.一瞬のライトの帯に花野あり
09.鬼やんま飛び入り来る我が住まい
10.歩を止めて樹々のざわめく秋を聴く
[滑川けい子]
11.照り返し髪の張りつく運動会
12.子のポケット形崩してどんぐりが
13.水際の弁財天の秋麗
14.路地裏の小さき祠に秋茜
15.夕闇の迫り強まる虫時雨
[甲斐ひさこ]
16.月のあと追いて恵那越ゆ高速道
17.稲刈って晒す地肌に風のあり
18.遠く来て伊那は美し稲の秋
19.旅の荷の一つを背負い帰路の月
20.冬瓜もごろりと載せて引越せり
[小口泰與]
21.道はたと消えて川あり沢桔梗
22.往合の一面の早稲空青し
23.秋薔薇のはつはつに咲き空青し
24.激しけれ里名物の稲光
25.コスモスやさわだつ波の山中湖
[國武光雄]
26秋高し組体操の決まりけり
27.たらちねの車椅子押す秋彼岸
28.金色の棚田画すや彼岸花
29.幼子も花を手向ける秋彼岸
30.筑後路は山裾までの稲の秋
[黒沼風鈴子]
31.あきつ飛ぶそれぞれの平面の中
32.人の首切る気配していぼむしり
33.また一つ白き石増え秋の川
34.墓石に名残りの熱さこぼれ萩
35.さびさびと一本の白彼岸花
[澤井 渥]
36.光る江を挟み花野の広がれり
37.古墳塚覆い尽くして葛咲けり
38.秋天を突き上げている幟柱
39.刈田中程よき距離に鷺のいて
40.花に穂を持ちし野の草風を呼ぶ
[まえかわをとじ]
41.秋耕や田の一枚を高畝に
42.田を囲む尺余の水路澄みにけり
43.小鳥来るあくまで碧き朝ならば
44.身にしむや札所の長き石階段
45.小鳥来る一木一草起伏せり
[志賀たいじ]
46.命継ぐ遡上の鮭に水澄める
47.深呼吸朝の秋雲流れだす
48.強歩子にゴ-ルは近し荻の風
49.十六夜の月膨らんで昇りくる
50.雲走る間を満月の午前二時
[宮本和美]
51.研ぎ上げし鎌の切れ味天高し
52.さゆらぎもなきアドバルーン天高し
53.十六夜母に教はるわらべ唄
54.澄み渡る一枚の空ピクニツク
55.大輪へ朝顔と書き種封ず
[黒谷光子]
56.銀杏の落ちしばかりのきららかに
57.単線の電車すすき野分けて行く
58.芋の葉の大きが伊吹の風を呼ぶ
59.すすき野を抜ければダムの深き青
60.門口を開け満月の真正面
[河野渓太]
61.鍬音も高く甘藷を掘り当てぬ
62.限りなき天の高さやいもの蔓
63.親潮に乗りて秋刀魚の現れる
64.豊漁の秋刀魚水揚げ海の人
65.渡り来て水面に騒ぐ鳥の影
[下地 鉄]
66.秋風や集団自決の壕の跡
67.真夜の月村を沈めて声もなし
68.秋風や片方欠けし夫婦碗
69.喫茶店書をよむ吾に秋日かな
70.宵月の家路をいそぐ異邦の娘
[おくだみのる]
71.暗黒の空切りとりし今日の月
72.十五夜やお伽噺の月がでた
73.灯を消して寝ころんでみる今日の月
74.幹すがる蝉の余命とわが余生
75.わが窓をたたきし火蛾の落ちてあり
[平田 弘]
76.大空にただ月という秋の夜
77.育ちゆく広がる尾花は輝きを
78.秋出水実りし稲に水なかば
79.枝豆の香りで知らす茹で上がり
80.焦げ目には玉蜀黍の懐かしさ
[大山 凉]
81.秋の空ひたすら青く青く染む
82.赤とんぼここより先は真田郷
83.秋色に少し染まりぬ山河かな
84.晴れ渡る信濃の山の鰯雲
85.爽やかな深き緑の詩碑に立つ
[松本千恵子]
86.風呂上り四肢伸ばし月見かな
87.木々の陰ほのめく光り十六夜や
88.名月やワイン並べて宴かな
89.行く秋の岩風呂に背をもたせおり
[高瀬哲朗]
90.沛然と打つ秋時雨の戒壇院
91.遠花火終幕らしき音となり
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19名の方々から91句の投句があり、互選締め切りまでに18名が互選に参加されました。以下は、<第1回ネット(合同)句会/10月1日>の互選最終結果です。すべて1点として集計しています。同点は投句者名五十音順となっています。
【最高点/6点】
◎命継ぐ遡上の鮭に水澄める/志賀たいじ
【次点/4点/同点4句】
○赤とんぼここより先は真田郷/大山 凉
○幹すがる蝉の余命とわが余生/おくだみのる
○単線の電車すすき野分けて行く/黒谷光子
○研ぎ上げし鎌の切れ味天高し/宮本和美
(集計/臼井愛代)
■好きな句(互選)5句を下の<コメント>にお書き込みください。
①下記の<清記/19名91句>の中から選んでください。
②好きな句(互選)を5句選び、それらの番号をお書きください。もっとも好きな句1句は、コメントを付けて書き込んでください。
③互選集計の対象は、10月3日(水)午後6時までの選句です。早めに互選を済ませてください。
④投句者以外の選句は、ご遠慮ください。
■清記/19名91句(高橋信之抽出)
[柳 あき]
01.式部の実雨の雫をむらさきに
02.名月に地球の青を問いかけり
03.子の描くコスモス紙をはみ出せり
04.保育カー乗る子押す子に秋の風
05.子の未来地球の未来蚯蚓鳴く
[笠間淳子]
06.群雲の遥か高みに月光る
07.深き森ただ啄木鳥の聞こえくる
08.一瞬のライトの帯に花野あり
09.鬼やんま飛び入り来る我が住まい
10.歩を止めて樹々のざわめく秋を聴く
[滑川けい子]
11.照り返し髪の張りつく運動会
12.子のポケット形崩してどんぐりが
13.水際の弁財天の秋麗
14.路地裏の小さき祠に秋茜
15.夕闇の迫り強まる虫時雨
[甲斐ひさこ]
16.月のあと追いて恵那越ゆ高速道
17.稲刈って晒す地肌に風のあり
18.遠く来て伊那は美し稲の秋
19.旅の荷の一つを背負い帰路の月
20.冬瓜もごろりと載せて引越せり
[小口泰與]
21.道はたと消えて川あり沢桔梗
22.往合の一面の早稲空青し
23.秋薔薇のはつはつに咲き空青し
24.激しけれ里名物の稲光
25.コスモスやさわだつ波の山中湖
[國武光雄]
26秋高し組体操の決まりけり
27.たらちねの車椅子押す秋彼岸
28.金色の棚田画すや彼岸花
29.幼子も花を手向ける秋彼岸
30.筑後路は山裾までの稲の秋
[黒沼風鈴子]
31.あきつ飛ぶそれぞれの平面の中
32.人の首切る気配していぼむしり
33.また一つ白き石増え秋の川
34.墓石に名残りの熱さこぼれ萩
35.さびさびと一本の白彼岸花
[澤井 渥]
36.光る江を挟み花野の広がれり
37.古墳塚覆い尽くして葛咲けり
38.秋天を突き上げている幟柱
39.刈田中程よき距離に鷺のいて
40.花に穂を持ちし野の草風を呼ぶ
[まえかわをとじ]
41.秋耕や田の一枚を高畝に
42.田を囲む尺余の水路澄みにけり
43.小鳥来るあくまで碧き朝ならば
44.身にしむや札所の長き石階段
45.小鳥来る一木一草起伏せり
[志賀たいじ]
46.命継ぐ遡上の鮭に水澄める
47.深呼吸朝の秋雲流れだす
48.強歩子にゴ-ルは近し荻の風
49.十六夜の月膨らんで昇りくる
50.雲走る間を満月の午前二時
[宮本和美]
51.研ぎ上げし鎌の切れ味天高し
52.さゆらぎもなきアドバルーン天高し
53.十六夜母に教はるわらべ唄
54.澄み渡る一枚の空ピクニツク
55.大輪へ朝顔と書き種封ず
[黒谷光子]
56.銀杏の落ちしばかりのきららかに
57.単線の電車すすき野分けて行く
58.芋の葉の大きが伊吹の風を呼ぶ
59.すすき野を抜ければダムの深き青
60.門口を開け満月の真正面
[河野渓太]
61.鍬音も高く甘藷を掘り当てぬ
62.限りなき天の高さやいもの蔓
63.親潮に乗りて秋刀魚の現れる
64.豊漁の秋刀魚水揚げ海の人
65.渡り来て水面に騒ぐ鳥の影
[下地 鉄]
66.秋風や集団自決の壕の跡
67.真夜の月村を沈めて声もなし
68.秋風や片方欠けし夫婦碗
69.喫茶店書をよむ吾に秋日かな
70.宵月の家路をいそぐ異邦の娘
[おくだみのる]
71.暗黒の空切りとりし今日の月
72.十五夜やお伽噺の月がでた
73.灯を消して寝ころんでみる今日の月
74.幹すがる蝉の余命とわが余生
75.わが窓をたたきし火蛾の落ちてあり
[平田 弘]
76.大空にただ月という秋の夜
77.育ちゆく広がる尾花は輝きを
78.秋出水実りし稲に水なかば
79.枝豆の香りで知らす茹で上がり
80.焦げ目には玉蜀黍の懐かしさ
[大山 凉]
81.秋の空ひたすら青く青く染む
82.赤とんぼここより先は真田郷
83.秋色に少し染まりぬ山河かな
84.晴れ渡る信濃の山の鰯雲
85.爽やかな深き緑の詩碑に立つ
[松本千恵子]
86.風呂上り四肢伸ばし月見かな
87.木々の陰ほのめく光り十六夜や
88.名月やワイン並べて宴かな
89.行く秋の岩風呂に背をもたせおり
[高瀬哲朗]
90.沛然と打つ秋時雨の戒壇院
91.遠花火終幕らしき音となり
▼好きな句(互選)を下の<コメント>の数字をクリックし、お書き込みください。