土曜の深夜に落とされた、爆弾。
「渋谷すばる、ソロでデビュー」のお知らせ。
思ってもみなかった。
映画の中で歌っているから。
サントラ盤にでも、その歌たちが、すばるの声が入ればいいなって。
それくらいは思ってた。
というか、それは切望してた。
まさか。
シングルカットしてCD発売して、
それをもって全国ツアーをするなんてことまでは。
思ってもみなかった。
しかも。
その会場となるのは。
各地のライブハウス。
そんな大きなハコじゃない。
「渋谷すばる」の名を持ってしたら小さすぎるハコだけど。
すばるの声が直に届く距離の、
ハコの最後列に立ってでさえ、
すぐそこにすばるを感じられる大きさのハコ。
すばるが。
一人でステージに立つ。
すばるが、
一人で歌う。
そんな日が来るなんてこと。
遠い日に夢見て。
願うまでもなく諦めた夢だった。
それがたとえ。
「映画」ありきの現実でも。
「ソロデビュー」の道は現れた。
ここから先。
どこへどう繋がっていくかは分からない。
あの「映画」だから叶ったことかもしれない。
「俺に歌わせろ」と言った彼の。
その真意はどこにあるのだろう。
「おめでとう」よりも前に。
いろんな思いで涙があふれて。
本当に「おめでとう」なのかが分からなかった。
「今」なのかな。
「今」でいいのかな。
このタイミングは、間違ってはいないけど。
正解でもないような気もしてる。
あの頃と。
決定的に違うのは。
彼が、彼自身の居場所を見失っていない、ということ。
あの頃だって。
居場所はあったし。
比重はどうあれ。
その居場所があるからこそ、
他で音楽がやれるんだってことくらいは。
分かっていた彼。
ただ。
楽しいと思えることを、純粋に楽しんでる姿を。
誤解した人は少なくなくて。
それがまた彼を追いつめることにもなっていったけれど。
あの頃よりも強く。明確に。
自分は「関ジャニ∞の渋谷すばる」だと。
彼は言い続けてる。
「関ジャニ∞」の中だけでは、おさまりきらないものを。
「ソロ」という場で解放できたら。
もっともっと。
彼の歌が進化する。
「関ジャニ∞」というフィルターのかからない場で。
彼の歌が、もっとたくさんの人に届けばいい。と思う。
ドリフェスで、
彼を全く知らなかった人たちを驚かせたように。
「生」のすばるの声が、どれほどのものか。
何度聞いても。
また聞きたい、もっと聞きたいを思わせるのが何故なのか。
もっともっと。
いろんな人の耳に届けばいいのに。
ツアーチケットがFC申し込みだったことに感謝するけれど。
それは心底感謝するけれど。
それでさえ、取れる気は全くしないのが怖いけれど。
それでも。
いろんな人に知っていてほしい。
決して、綺麗な声じゃない。
正確な音程ばかりでもない。
時には。
聴いてる人を置き去りにするような歌い方だってする人だけど。
愛してやまない、
ひとりの「歌い手」。
渋谷すばる。
やっと。
ひとつの扉が開きました。