書籍購入

先々週末は父の退院準備ということで駿河台に。
その後、駿河台まできたのだからと当然のように神保町に行ってその手の本を渉猟。
以下、戦利品。

バルト諸族
~琥珀の海の人々~


マリヤ・ジンビュタス
2004年 223ページ

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ユカギールと
ユカギール化したツングース


ウラジーミル・ヨヘリソン
2005年 670ページ

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西シベリアの諸民族
ハンティ、マンシ、セリクープ、ネネツ、エネツ、ンガナサン、ケット


「民族と文化」シリーズ
2005年 805ページ

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◆バルト諸族:
2004年と最近の刊行に、「あれ?Gimbutas先生ってまだご存命なのか?」と
思ったりもしましたが、図版の充実振りと価格の安さ(1800円位)で買い。

バルト海東南岸地方は先史時代から琥珀の一大産地。
紀元前2000年紀には既に地中海方面をはじめ、周辺各地との交易ネットワークが
成立していたと考えられています。ローマとの間の琥珀交易は有名ですね。

バルト諸族というと、今もバルト海沿岸地帯に住んでいるリトアニアやラトビアが
有名ですが、ドイツの東方植民で呑み込まれてしまったプロシア人等の西バルト族、
ルーシの北方進出に呑み込まれてしまった東バルト諸族等、東西に広く分布する
大集団でした。
今でもバルト系の地名が数多く分布しているようです>ロシア

◆ユカギールとユカギール化したツングース
一瞬逆じゃないかと思いましたが・・・>ユカギール化したツングース
ツングース化したユカギールの方が多いような気が。

◆西シベリアの諸民族
西シベリアだけで800ページ超という、この圧倒的なボリューム。
半世紀前に発行されたシベリア民族本の決定版といえる「シベリアの諸民族」を
質・量ともに凌駕することを目指しているのではないかと気迫さえ感じられる本です。
21世紀の定本になるのでしょうか。
多分、このシリーズで東シベリアとかウラル以西の本も出てくるか、
既に出ていると思われますので要調査です。
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