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男爵資料館は意外とおもしろい!?

2006-10-03 22:55:06 | 道南Info

■この前、北斗市にある男爵資料館に行ってきました。ジャガイモの代表的品種「男爵」生みの親である川田龍吉男爵(1856―1951)ゆかりの施設。川田男爵の父は、土佐藩出身。父は、岩崎弥太郎の片腕で、後に日銀総裁を務めたとのこと。

 

■龍吉氏は、21歳のときに、イギリス留学。7年の留学を経て、その後、横浜ドック初代社長、函館どつく社長を歴任。その傍らで旧上磯町当別に農場を作り、アメリカから様々な大型農機具を導入して近代農業を実践。七飯の農場ではじゃがいもの試験栽倍をしました。この中のアイリッシュコブラーが「男爵いも」と呼ばれ全国に広まったとのこと。

■資料館の入場料は、大人500円。ぐるりんマップのクーポン券を使うと400円になります。入り口で、入場料を払うと、受付の女性が、「説明しましょうか。」との一声。それではということで、じっくり説明してもらいました。 

■本館1階には、このような大型農機具が展示されています。

■さらに、これは、風力発電用の羽根だそうです。

■この方が川田龍吉男爵。15歳のときに、大阪で、岩崎邸内で開かれた英語学校で英語を学び、慶応義塾に入りましたが、自主退学。グラスゴーで船舶機械技術を学び、明治11年から翌春まで、グラスゴー大学技芸科で勉学。28歳のとき帰国し、三菱製鉄所機械士となりました。この当時としては、驚異的な英語力だったんでしょうね。

■これはなんでしょうね?実は芝刈り機です。二枚重ねの歯が左右に動いて、芝を刈る仕組みです。

■本館の2階には、家庭用品が並んでいます。

■この渡り廊下を渡ると新館です。

■新館1階には、ロコモビルの蒸気自動車があります。川田男爵は、この蒸気自動車で横浜ドックに通勤したとのことで、日本初の車通勤者だったとのことです。 

  

■新館2階は、様々な実験器具が展示されています。

■新館3階は、様々な分野の道具が展示されていました。 

■とにかく明治の時代にどうやってこんなものを集めたのかと思う程、様々な物がありました。じっくり説明を聞きながら見るとかなりの時間がかかりそうです。

■ところで、私は小樽・札幌出身であまり知らなかったのですが、「男爵イモ」を導入した功績や函館どつくの繁栄の礎を築いたことを考えると、はっきり言って、「偉人」と言えるでしょうが、道南出身の方は結構知っているものなのでしょうか・・・。(~ ~;)

 

 

 

 

 

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