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「ほっかいどう」に関わる政治・行政・経済からスポーツまでさまざまなネタをそれなりに語ります。(^―^)

函館学を受講してきました。

2006-10-07 23:49:18 | 地域づくりのセミナー

★今日は、雨の中、函館市立図書館で、「函館学」を受講してきました。この講座は、平成18年2月、函館市内の8高等教育機関が函館市における高等教育の充実・発展のため、「函館市高等教育機関連携推進協議会」を設立したことから、高等教育機関関連連携事業として、実施しているものです。

★8高等教育機関とは、北海道教育大学函館校、北海道大学水産学部、公立はこだて未来大学、函館大学、函館大谷短期大学、函館短期大学、函館工業高等専門学校、ロシア極東国立総合大学函館校となっています。

★今日の講座は、9月23日に行われた演題「箱館戦争~戊辰戦争最終戦」が満員だったため、追加で同じ講座が行われたものです。

★講師は、函館市総務部市史編さん室の紺野参事です。14:00から1時間半じっくり話してくれました。函館に転勤してきて、野外劇に参加したりしていますが、箱館戦争や榎本軍のこと、土方歳三のことは実はあまりしらなかったので、結構おもしろかったですね。

★特に、開陽丸沈没のくだりは興味深かったですね。陸軍に比べなかなか軍功を上げられない榎本海軍が江差に軽い気持で、開陽丸を陸軍援護のため行かせたところ、突然の暴風雨(と言っても11月のこの時期にはありがちのことらしく、江差の気候をよく知らないで遭遇してしまったらしい。)であえなく沈没。これで、官軍に比べ圧倒的な海軍力で維持していた制海権を失う大きなきっかけを作ってしまったということですね。その当時、官軍は海軍力が弱かったようで、榎本軍には対抗できない状況だったようです。講師の話では、どの文献をみても、「開陽丸沈没」の報は、榎本軍の士気を著しく低下させたようです。官軍は、翌年(明治2年)、アメリカから軍艦甲鉄を買いやっと海で戦う体制が整ったようです。

★そう考えると、開陽丸が明治2年まで無事であれば、官軍もなかなか北海道には上陸できず戊辰戦争の結末は少し違ったものになっていたかもしれませんね。

★基礎の基礎程度の知識を得て少し関心がわいたので、もう少し詳しい歴史を勉強してみようと思いました。やはり話を聞くと、しっかり頭の中に残るので、同じ事実が違って見えてくるような気がします。

★函館学の前期は今日で終わり。函館のケーブルテレビNCVで講座を夜放映しているので、聞き逃したのはそれで観てみようと思っています。また、後期が11月から始まりますので、その中で関心のありそうな演題を聞いてみようと思います。

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